といっても

 

想像とはちょっと違った。

 

とはいっても

事故の翌日には東海道新幹線が復旧し

奈良ホテルにもちゃんと宿泊が叶った。

 

最悪キャンセルしかないと思っていたので

それだけでもうラッキー。

 

奈良は暑かったけど

横浜と大差なかったかな。

ホテルの立地は便利で

裏側の階段から興福寺などへも近いが

この暑さであの階段を昇る気力が私にあるわけもなく

目的はすぐ下の池のそばにいる鹿。

向かいのコンビニに鹿煎餅も。

 

ラクして鹿に囲まれ煎餅をやった。

奈良の鹿はこれで三度目くらいだが

やっぱりかわいい

 

でも

 

みんなに一枚ずつやろうと思ったのに

食べるスピードが異様に速い

で、追いかけてくる。

他の鹿にやろうとする煎餅を横からとる

で、

私のお尻を齧ってひっぱる。

パンツをね。アウターのパンツね。

煎餅を撒き散らしながら逃げて道路に降りたら

鹿も道路に降りて来て焦った。

あんな細い脚で

あんな可憐な目をして

パワーあるなぁ。

 

まあ、昔は私が若かったから

パワー負けしなかっただけ?

走る人馬

 

奈良ホテルの

私が利用したプランは

本館スタンダードツインのパークサイドビュー

Dinner&Stay 夕朝食付きというプラン。

 

これまで七つのクラシックホテルを回ってきたが

なんとなく、夜の廊下が

なんとなく、不気味だったホテル。

歴史の陰影を感じる古くて薄暗くて長ーい廊下‥‥。

お部屋もそこはかとなく‥‥

時間が流れたというより堆積している感じ。

部屋のシャンデリアなども明治のまま。

こういうのは必見の価値だよね。

 

東京ステーションホテルに泊まった時とは

まるで気分がちがって

同じ辰野金吾の設計だが

和洋折衷の和の部分が重暗いのかな‥‥

それとも

今回は私の神経がちょっとバテていたからかな。

 

とはいえ

アインシュタインの弾いたピアノと

大きな柱時計はいつまでも眺めていたい感じだった。

夕方、宿泊者はコーヒーや冷たい飲み物を

飲み放題でソファも座り心地よく、有難し。

外の緑も美しい。

料理は普通。

メインダイニングのフレンチディナーで

白身魚(名前忘れた)と鰤のハイブリット魚が出てきた。

あと鱧。ソースはアプリコットなど爽やか。

でも肉料理で

私はやっぱり

フォアグラが苦手なんだなと思い知った。

 

翌日

ラウンジで食べたアップルパイはやたら美味しかった。

サマーダージリンと。

居心地もよくてずっと居たい感じだった。

 

奈良ホテルはスタッフがみな笑顔で優しい。

送迎バスが頻繁に行き来してくれていて

行き帰りだけでなく

ちょっと買い物をしたい時にも便利だった。

サイクリング用自転車もホテルですぐ借りられる。

 

というわけで

帰り際はやっぱり寂しいほてるすてい。

新幹線の件で心配してくださった方もいたので

急いで書いたので雑な文でご勘弁。

 

 

 読んでくださってありがとう赤薔薇ジュース