目の前が真っ暗になった。
今まで、不採用なんて一度もなかったのに。
たかが早朝パートじゃん。
この前、朝イチでスーパーに行った時、
私より年配の人が働いていたのに。
——なんで?
収入源が絶たれた。
息子は来年、大学受験。
甥っ子も無償で預かっている。
旦那の給料だけじゃ足りない。
落ち込んでる場合じゃない。
次を探さないと。
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その日も、午前中はお客様ゼロ。
夜は3人。
7時間半待機して、たった3人。
……さすがに、こたえた。
モチベーションは、下がる一方だった。
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今度は近所のお蕎麦屋さん。
昼の4時間のパート募集。
履歴書を買おうとコンビニに行くと、売り切れ。
仕方なく本屋へ向かった。
何気なく棚を見ていると、
一冊の本が目に入った。
『魂の望みを引き寄せる』
ピンクの表紙がやけに目を引く
履歴書と、その本を買って帰宅。
まずは履歴書を書く。
そしてお蕎麦屋さんに電話。
面接は、明後日の午後2時
家事に追われて、
本を読む時間はなかった。
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2日後、面接。
家族経営か。
正直、ちょっと面倒くさそう。
でも、背に腹はかえられない。
ゼニやゼニ💰
手応えは悪くなかった。
——なのに。
不採用。
