コールが鳴らない4畳半の部屋で
ゴロンと横になった。

あの日、
カルチャーセンターの
タロット教室の体験に行った。

ただ好きで自己流だったけど、
“先生”と呼ばれる人は、
どんなふうにカードを読むのか知りたかった。

そこの先生が言った。

普段は電話占い師をしていること。
そして——
自分のペースで仕事ができるということ。

『電話占い師』

初めて聞いた言葉だった。

帰宅して、すぐに調べた。
こんな世界もあるんだな……
その程度の感想だった。

でも——

「自分のペースでできる」

この言葉だけは、
なぜか頭の片隅に残り続けていた。

結局、体験だけで通うことはなかった。

そして、転機が来る。

今いる部署がなくなると告げられた。
気がつけば、5年もいた。

また一から覚え直し。
正直、しんどいと思った。

その日の夜——

ふと、思った。

「だったら、電話占い師になる!」

あのときの言葉が、
ここでつながった気がした💡

4社応募した。

返事が来たのは2社。
残りの2社は、音沙汰なし。

未経験だし、
まぁ、仕方ないか。

1社目の面接は、
緊張でうまく話せなかった。

「もう少しお勉強して下さいね」

やんわりと、不採用。

だよね〜