今日も叔母の老人ホームへ。
ヘアブラシがないと言うので、叔母の家から持って行った。何年も前に失くなったご主人の写真も。1枚は持って行っていたのだけど、もう1枚。写真立てで電池式のお線香をお供えして。
100円ショップでちょっとした収納用品も買って。
それから叔母が同じホームに入居している親友に会いたいというので、部屋へお誘いに行った。
叔母は食事の時間は車いすに移乗させてもらって食堂に行くけれど、それ以外の時間はほぼベッドの上なので、こちらの部屋へ来てもらった。
ご親友はゆっくりなら歩ける。ちゃんと部屋に鍵もかけているし、認知症があるとはいえ結構しっかりしてる。
で、本人に会ってもらったのだけど。
痩せたし、入れ歯を失くしたせいで言葉もはっきりしない様子に驚いたよう。
「あら寝たままなの?前はこの人も元気だったのよ~年を取るって嫌ね~」
ずいぶん長いお付き合いのようで、叔母のたくさんの写真に一緒に写っているご親友。何度も何度も旅行してる人。
でも長い話しにはならず、5分ほどでじゃあ帰るわね、となった。
帰るのは何階?ここは何階?と不安そうなご親友。もちろん私が部屋まで送って行った。
認知症もあるし自分のことで精一杯だというのは理解できる。
でも...叔母はこの人を一番頼りにしていたんだ。えっどうして帰っちゃうの?みたいな叔母。ちょっとかわいそうだった。
でも同じホームにいるんだからもう少し叔母の体調が回復したら、また以前のようにお付き合いが戻るかも。今は急がない方がいいのかも。
お友達の多い社交的な叔母。
でもまだ誰も面会に来てくれていないみたい。まあ高齢者ばかり、というのもあると思う。94歳の叔母のお友達じゃあ、生きているとしても動きまわれる人は多くないだろう。
叔母の携帯電話の電話帳に登録されている人、3人私の知らない人だったので叔母の携帯から電話してみた。
1人は若い女性で、よく家のリフォームをお願いしていた人だった。叔母の家は大きくないけどトイレはセンサーで電気がつくし便座の蓋も開くし水も流れる。床暖房も入れている。面会行く、って言ってくれたけど来てくれるかな?
もう1人は電話番号が違ったみたい。
で、もう1人はワンコールで切られた。
時間少し置いて再度かけても切られた。
電車に乗車中?仕事中?それとも電話に出たくない?どちらにしてもこれ以上かけてはいけないだろう。
家族がいないと寂しいかも。
本人はしっかりしているつもりでも骨折して入院するまでは、足が弱くなって認知症になっての一人暮らしだったのだから。
誰もが年を取る。年を取らない人なんていないんだから。