以前、テレビを見ていたら、

子どものスポーツチームに

ある短期間トップアスリートが来て

指導を受けるという番組が

やっていました。

 

どうも「グータッチ」という

番組らしいです。
 

この時は、

サッカー元日本代表の石川直宏さんが
神奈川のある少年チームに

指導に来ていました。

 

優しい感じの子どもたちでおねがい

闘争心むき出しではないので

サッカーみたいなスポーツは

難しいのかな~なんて

思いながら見ていました。

 

で、この石川さんには、

初めは技術的なことを

ボールのもらい方や

シュートの仕方など

サッカーグラウンドで教えて

もらっていたのですが

 

それでも試合になると勝てなくて

あるとき、子どもたちは

サッカーグラウンドではなく

アスレチックのある公園に

連れて行かれました。

 

アスレチックを使って

遊び始めました。

 

ただし、

石川さんが、アスレチックを

指定しながら、

「この遊具でこれをするぞ!」と

ミッションを課すものでした。

 

例えば、

ロープが格子状に張られている

ところでは、(↓こういうイメージ)

全員がロープに接触しないよう

しかも、違うスペースを通って

向こう側に移動する!!とか。

 

これをするためには、

誰がどこの格子を通ればいいかとか

話をしながら、軽い友達をみんなで

わっしょい担いで通すとか、

作戦会議をしながら

ミッションをクリアしていきました!

 

いくつかミッションをクリアするごとに

チームの団結力が上がっていき、

それまでは自信がなかった子が

アイディアを出すようになったり

 

苦戦した子どもが

次のミッションでは挽回すべく

頑張ったり、

 

いろんなドラマがあって、

で最後のミッションは

「ロープを使って、

向こう側に着地する」

というものでした。遠くて難しい島へ!

 

写真がないので、

近いイメージはこうです↓

周りは水がなくて、土でしたので

何度も失敗できました!

 

で着地する側の島の面積は

ものすごく狭くて、

メンバー10人くらいがギュッと

手を繋いだりつかみ合っていないと

誰かが落ちてしまうような

感じでした。

 

着地に成功した子どもは、

友達が成功できるように

島から手を伸ばして

友達を引っ張り上げて

1人ずつ着地側に増やしていきました。

 

最初は1人成功させるのにも

一苦労だったのに、

みんなでアイディアを出して

たくさん失敗を繰り返していくうちに

最後の1人になっていき

盛り上がっていきました。

 

でも、最後の1人になったら

とても苦戦しました。

最後の1人はロープで

勢いをつけて行っても

足を伸ばしてもみんなに届かなくて

何度も何度も失敗しました。

 

身体が大きい程に難しい

感じにも見えました。

5年生か6年生だったと思います。

 

石川さんが、

あと3回にしよう。

それでできなければこれは

ミッション失敗。ということにする。と

制限をかけました。

 

最後の子は、泣くのを我慢しながら

頑張りました。

2度やってもみんなに届かず

 

最後は、着地側の

島にいる子どもたちが

軽い子を担いで、

距離をかせぐようにして

その軽い子を島から飛び出させ

最後の子を空中で

なんとか捕まえようとしました。

 

最後の子は、

すごくすごく追い詰められていて

怖い気持ちだったと思います。

 

でもみんなに励まされて

チャレンジ。

 

 

 

 

成功しましたえーんえーんキラキラ

 

 

 

 

 

なんてドラマチックな展開キラキラ

失敗にめげなかった彼。

励まして、みんなで勝ち取った

ミッション成功!!

 

チームの団結力。

なんだかスゴイものを見ました。

 

 

石川さんは

この最後の子に言いました。

 

「最後まで諦めずにがんばったのは

 すごいことなんだよ」

 

「youは1人しか経験できないこと

 経験したんだ」

 

「上手くいかないとか失敗する人の気持ち

 誰よりも分かるのはyouだろ?」

 

「だから、次にできない人がいたら

 youが声をかけてあげるんだ。

 悔しい気持ちが誰よりも分かるだろ?

    youにしかできないことなんだよ」

 

 

この子は

話を聴きながら泣いていましたぐすん

でも、こんな風に認めてくれて

その経験を今後に繋げてもらえて

きっと、すごい自信になるんだろうな・・・

 

と思いました。

子どもを育てるって、

子ども自身が未来をどうするか

そういう力をつけてあげることなんだろうと

思いました。

 

感動の場面でした。

もし失敗してしまったとしても

おそらく同じ言葉

かけられたんだと思います。

 

人より優れていることが

いいということではなくて、

むしろ、逆だと思います。

 

人よりできないことの方が

たくさんあるものです。

そういう時にどう向かい合って

どういう気持ちにするか

大人として、失敗を教えることって

大きな意味がありそうです。

 

 

ちょっと熱くなってしまうので

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