子どもって色々と癖をもっていて

親としては卒業させたいのに・・・

と思っていることがあったりします。

 

指のおしゃぶりとか、爪噛みとか

耳たぶを触らないと寝られないとか、

細かいことを言えば卒乳とか

オムツ卒業とか

いろいろありそうですが。

 

世に出ている

卒乳アイディア、トイトレは

色々ありますよね。

 

大人になっても

卒乳、オムツ終わらないなんて人は

いないので、なんとかなると

思われる気がします。

 

でも、それ以外の癖で、

大人になってもいつまでもしていたら

どうしよう・・・

と悩まれる方もいらっしゃると思います。

 

 

今日紹介するのは、

赤ちゃんからしていた

指のおしゃぶりを、

6才のある日、ある出来事で

その時かぎりで卒業した

女の子のお話です。

 

 

その女の子は

常日頃、指をしゃぶっていました。

いつも右手の親指です。

 

遊んでいる時も、

寝る時も、気がつくと

いつも指をしゃぶっていました。

 

指しゃぶりには

アイテムもオプションでついていて、

タオル生地ハンカチのタグ部分

そこを人差し指にはめていました。

 

指を動かして

タグや、タオル生地の感触を

楽しみながら?

指をしゃぶるスタイルでした。

 

タオル生地のハンカチは

どんどん古くなりますし

洗濯もするので、

タオルは更新されることもありましたが

 

指しゃぶりは継続でした。

タオルがない時は

おしゃぶりだけしていました。

 

※指しゃぶりとは・・・コトバンク検索

 

 

ある時、3、4才の時

鎖骨を骨折(ひび)して

ギブスをしたときには、

上半身+右腕をまるっと

覆われて、固められてしまい

右手は絶対しゃぶれない

状況になりました。

 

卒業のタイミング・・・!?

 

とはいきませんでした。

女の子は

しゃぶったことのない

左指しゃぶりをし始めました。

 

女の子に聞いたところ、

当時の記憶は残っていて

まずかった」と

いうことでした(笑)

 

毎日しゃぶる指の味が

出来上がっていたのか・・・

 

開拓されていない

左指の味とは、仕上がり?が

違ったようでした。

 

苦くて、おいしくなかった・・・

 

 

 

Qでも卒業しようとは思わなかった?

 

A不味くておいしくなくて

 不満はあったけど

 ないよりマシだと思った。

 仕方がないと思った。

 

笑い泣き笑い泣き笑い泣き笑。

 

 

タオル生地のハンカチは・・

というと、それも一応

使ったそうです。

 

どうだったかというと

とても難しかったと。

 

右手のようには動かないから

ピラピラ(タオルの名前)

ピラピラを上手く使えなくて

ちょっとストレスがあった。と

 

不味い上に、

ピラピラの感触も

上手くいかないのでは

確かに、ストレスはあったかも

しれませんね。

 

 

そんな経験もして・・・

 

女の子は6才。

小学校に入学する前の

年長さんになりました。

 

ある時

その子が行った先は

歯医者さんキラキラハッ

 

お母さんに連れられて。

 

 

どうも、指しゃぶりを

とってくれるという名医?

評判の話を聞いたということでした。

 

女の子は、

その時を境に、

もう二度と指をしゃぶることはなくなりました!!

 

毎日何度も何度も

気づくと常にしゃぶっていた

指しゃぶりがパタリ。

 

寝る時も。

 

1週間くらいは

いつもの癖で、

指が口までくるのですが

 

その度、自分で

手を下ろしましたハッ

 

 

どういうことがあったのか

お母さんにも

分かりませんでした。

 

というのも、

歯医者さんでは、

お母さんは、席を外すように

言われました。

 

だから、歯医者さんと

その女の子が

話をしたのだそうです。

 

どんな話をしたのか?

 

お母さんにも

正確には分かりません。

 

女の子が知るのみです。

 

 

女の子は、先生と話をして

自分の意思で「やめよう」と

思ったそうです。

 

 

人の原理原則です。

(詳しくは)

(メルマガで専門的なことは)

(お伝えしています)

 

「人は思い通りしか行動しない」

「人は思い通りに行動する」のです。

 

自分の意思以外では

「こうしよう」などとはなりません。

 

 

女の子が自分の意思を

持てるようにしてくれたのが

この名医でした。

 

「やめよう」と思う意思です。

 

 

そこには無理やりは存在しません。

「やめなさい」といって

やめられる子はいません。

 

このお母さんもまた賢くて、

指しゃぶりを

一度たりとも注意したことは

なかったそうです。

 

誰かがやめさせることではない。

 

生理的な欲求にも近いし、

指しゃぶりはデリケートな

問題も含まれている可能性があります。

 

※指しゃぶりとは・・・コトバンク検索

 

 

 

ですから、

指しゃぶりがいつまで続くのか

ただ観察していたそうです。

 

女の子は、大人からの

「指しゃぶりをやめてもらいたい」

意識はうっすら知っていたそうです。

 

5、6才にもなれば

親が言わなくても、

他の大人から言われることが

あります。

 

「またお指しゃぶってるの?」

 

なんてニュアンスは

何を意味しているのか

子どもにも分かります。

 

でも、お母さんには

一度たりともやめようねとは

言われなかった。

 

そして、ある日突然、

歯医者さん。

 

うっすら指しゃぶりは

どうなのかということも

感じてはいたのでしょう・・・

 

女の子は

指しゃぶりがきっと

「お口にとってどんな影響を

 及ぼすのか」

 

専門的な白衣の先生に

目を見て、一生懸命

ていねいに説明をされて、

 

どう思う?とか

 

 

どうしていきたい?

 

 

 

 

と聞かれ、自分の意思で

しっかりと決めたのでしょう。

 

私は大人になって、

この話を考える時に、

「幼児心理学」や

「聴き方の勉強」など

 

いろいろな知識が重なって

先生がどんな話をしたのかが

よく分かります。

 

想像ができます。

 

先生のノウハウに

なるほどな~と。

 

 

 

それと同時に、

子どものの思考力、判断力もまた

 

やっぱり子どもは

そのくらいの能力があるんだな~と。

最近この辺の納得感が

とても大きく、増しました。

 

 

このお母さんの話では、

実は、あの歯医者さんの後

寝ている子どもを見て

胸が痛みました。

とのことでした。

 

どういうことかというと・・

 

 

寝ているその女の子。

 

 

指をしゃぶることなく

寝るということが

その女の子にとって

どのくらい大変なことか

想像が付きます。

 

ものすごい意思の固さだと

感じたそうです。

 

寝るための儀式を

せずに寝るのですから。

例えるなら何でしょう・・・

 

いつも横になって寝る人が

立って寝るようなものでしょうか

どんなものでしょう・・・。

 

おそらく相当なストレスです。

 

 

でもそのまま寝ました。

 

 

 

そして、

驚いたのがその後です。

 

 

 

寝ているときに、

子どもは寝相もすごいです。

 

その女の子の右手が

寝ながら口までいくのです

 

 

いつもの癖で。

 

寝ながら。

 

無意識で。

 

 

 

 

そして、

 

寝ている

無意識のはずの娘が

 

 

 

 

ぐぐぐぐぐ・・・・と

 

 

 

指をおろすのだそうです。

 

 

 

 

 

 

寝ている間、何度も。

 

 

 

お母さん

泣けたそうです・・・。

 

 

子どもが頑張っている・・・

 

寝ている時も、自分の意思で。

 

 

 

 

当然、

女の子は夜中のことなど

知りもしないので、

この話を聞いて、

「ふ~ん・・・」

 

それだけか!?笑い泣き

 

 

 

「がんばったのは

 覚えてる。(昼間)」

 

 

あはははは・・・笑い泣きあせる

 

「先生と決めたんだひらめき電球

 

 

 

きっと先生から

励まされもしたのでしょう・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

ちょっとお気づきの方も

いるかもしれませんが・・・

この話。

 

この女の子。私ですてへぺろ

ちょっと恥ずかしい話でしたあせる

 

 

この写真・・・あせる

さすが海外のお医者さんは

ギブスが大胆・・・

 

 

【子どもの話の聴き方】

これも奥が深くて

でも「大変」「感動」

変わることだな~とつくづく思いますひらめき電球

 

歯医者さんのようなことが

子どもとの毎日の

お付き合いのなかで

できたらたぶん最高です!!