子どもってペラペラしゃべれない時、
自分の思い通りにならない時、
納得できない時に
手をあげたり、
がぶっと噛みついたり。
そういう子どもが時々います。
私がよく遊んだ子どもにもいました。
兄弟にも大人にも噛みつきました。
子どもには
・兄弟とおもちゃを取り合いになった時、
・自分がしたかったことをじゃまされた時、
など。
大人には
・まだ遊びたいのだろうけど、
帰る時間になって帰ろうと促された時
・卵を2つ食べたいのに1つまでと言われた時
・兄弟に噛みつくところを仲裁に入った時
・誰かに手をあげるところを止めに入った時
など。様々でした
私も2、3度、噛みつかれました
その仲裁に入ったタイミングだったか、
暴力を止めたタイミングだったか忘れましたが。
もう、反射的に噛みつくようになっていたので、
避けることは無理でした。
親は噛みつく子どもに向かって
「○○(名前)!ダメ!!」
「やめなさい!!!!」
「なんでそんなことするの!?」
「やめてって言ってるでしょ!!」
まず必ず振り払って(危険なので)
かなりきつく注意したり、
ときに、お父さんがゲンコツをしたりしました。
噛むようになったのは下の兄弟が
歩き始めてから。
その子自身が4才前後の時でした。
※どこにでもいる子どもです。
親の愛情も、しつけも、
すごくしっかりされている家庭の子どもです。
私は心理学を学んでいたので、
「やめなさい」とか「だめ」とか
相手の行動を制限しようとする言葉は
おそらく逆効果だと思いました。
かなり噛みつき癖がついていて、
他人(遊び相手として意気投合する私)にも
完全にとばっちりで
容赦なく噛んでしまう状況・・・
すぐにでも止めさせなければならない
切迫した状況ではありましたが、
それだけに、
「やめて」「だめ」は使えない。
そこで、ヒントにしたのは
子ども同士のやりとりです。
(これは後日!)
考えてまもなく、噛まれる機会があり
実践してみました。
①痛くても噛むのを払わない!
通常痛すぎて、思わず払いのけるのですが。
噛んでいる本人が、
本人の意思で噛み終えて、
自分で噛むのを止めるまで、
口を離すまでガブッとされたまま。
痛みに耐え「うぅっっ!」とは声が出ましたが。
とにかく、終えるのを
その子にゆだねました。
もう、それはそれは、二の腕に
8cm四方くらいのどでかい
青紫のアザができる本気のものです。
※アザの写真は一番下に貼り付けます。
私の本気度合いを、努力を見てくださる方は
下の方までご覧ください。
痛々しいです。痛かったです
それを機に、私には噛まなくなりました。
(厳密に言えば、その後一度だけ甘噛みはありました)
(癖で反射的に噛んでしまったけれど、すぐ気づいて止めた)
(私以外の人にも、減ったことは明らかです。)
噛まれ終わった直後に言いました。
②「いったーーーーい!!!」
そして、うずくまる。
(演技ではなく、本気の痛みと格闘)
そして私の感情を表現
③「こんなに痛い思いするならホント嫌!
もう一緒に遊びたくないから私!」
「ほんとは好きなのに○○くんのこと。
でも噛みつかれるなら遊ばない」
こんな補足も付けました。
そして、その捨て台詞をいい放って
④自分から去っていく
自分から謝らせるシチュエーションも
わざわざ作ってあげない。
(賢い子どもなので、自分で考えさせました)
(子どもはみな賢いです。信じて放っておくことです)
⑤親に報告をしない。
(この場合、親からより一層のきついダメだしをされて逆効果と判断)
(親からゲンコツをもらったら元も子もない)
体を張って、思いっきり噛まれたのだから
この貴重な機会を台無しにされては困る。
この1回に限っては報告しない。
その子と私だけの問題。とさせてもらった。
せっかく噛まれて耐えたのだから、
効果を得られる方法を選択した。
この子の親とその後、話をしているところに
その子自身が近づいたりもしますが、
親が知っているかもしれないと
ビクビクする子どもをよそに、
みな普通の態度。
(みな知らない)
⑥謝られても謝られなくてもどちらでもいい
謝らせようと誘導しようしない!
私は自分の気持ちを全面的に表現するだけ。
(嫌だった。もう遊びたくない)
↑
相手を制限させる言動ではない。「You・・・」
あくまで、私はこう!「I・・・」
⑦子どもは「ダメ」だと言われるより
自分自身で「ダメだった」と
実感することが必要。
⑧実感したならば、初めて謝る選択肢が出てくる。
この時は多くを求めず、
謝ることまでは求めませんでした。
子どもなりにショックな出来事ではあったはずです。
時間がかかるであろうことを考え、待ちました。
その後、噛まなくなり、
噛まれた甲斐があったと満足しました
どうするべきかは、
子どもが自分で決めること。
子どもが自分で変わろうと考えなければ
誘導されていては、いつまでも変われません。
(時間がかかります)
時間はかかることもありますが、
大人も子どもも頑張りどころ!
子どもに困る表れがあるならば
大人は一生懸命考えたいです
おまけに。あざの写真は
↓↓↓
ちょっとでも迷う方は
見ないでくださいね、
↓↓↓
懐かしい・・・
これは子どもや親には見せませんでした。
そういってこんなところに貼り付ける・・・