双子(多胎児)が戦後の2倍に
増えている今。昔と違って、
・核家族が増えました。
・地域との交流が減りました。
・共働きの家庭が増えました。
昔よりも孤独感のある育児・・・。
色々な理由があって、双子ちゃんたちを
保育園に入れたい家庭は多くなりました。
でも、
「うちの保育園は双子は入園できません」
こんなことを言われてしまうケースがあります。
他にも、
産前休暇の間、上の子を保育園に入れたいとき
(多胎児の場合1ヶ月半くらい休暇が前倒し)
(産前休暇は12~14週間前が多い)
(そのくらいになると母体はかなりきつい状態)
「上の子どもは前倒し期間であろうとも
受け入れられません」
(一般的な産前休暇:8週間前から受け入れる)
世の中、無知だからか、
厳しくないですか??
よりによって、
命の危険、
リスクを背負った
ママに対して。
肉体的にも、精神的にもきついです。
まだ分かりやすい肉体的なことで言えば、
双子ちゃんなら、2人合わせて4000gくらいまで
大きくなる場合が多いです。
とんでもない大きさです。
やせ形の小柄な女性でも
お腹周りは100cmをこえます。
お腹が張り、痛いです。
お腹だけではありません。
腰や背中、
足、・・・
どう考えても、
どこかでリンパが圧迫されて
遮断されているような・・・
しかも、マッサージもできません。
私も試みましたが、
軽くさするだけでも
お腹の張りにある意味刺激が行ってしまう。
だから、良くないんじゃないか・・・と、
和らげてあげることができない痛み。
寝るときは、できて仰向けのみ。
寝返りできません。常に痛くて。
中には、座ったままで寝ていた人もいました。
クッションなどで座ったまま・・・。
呼吸は苦しいです。
内臓は圧迫されて、
食事もたくさん食べるのは苦しいです。
お手洗いの回数も増えます。
でも、なるべく歩かない。安静です。
動くのは呼吸が乱れます。
ゴロゴロもしんどいのです。
なにしろ寝返りできないですから。
階段ならば一歩一歩、
息を整えながら登ります。
(旦那さんにも理解が得られない方がいました)
「わざわざ一歩ずつため息つくのやめてくれない?」って
数年経っても涙が出るくらいに
とても悲しかったと、お話する方がいました。
入院の2ヶ月間、ならば
絶対安静で、トイレ以外は歩けません。
(自分で洗濯機をまわすくらい)
ちょっと、立って窓の外を眺めていれば
「何してるの!!?」なんて
看護師さんから注意を受けます
寝ているだけ、でも苦しくて。
食べるのも苦しくて。
いつ生まれてしまうか分からない怖さ。
発達が不十分だと子どもが可哀想。
子どもの将来が自分にかかっている・・・
でも、病気ではないから、
家族などからそんなに心配されることもなく
お見舞いだって頻繁に来られる人はいません。
私がお見舞いに通っていたときは
カーテンの隣で、多胎児妊婦さんが
泣いている声を聞くことがありました。
みんな肉体的にも辛いけれど、
精神的にも戦っていました。
育児って1人の子どもを育てるのだって
ものすごいプレッシャーがかかります。
周りが喜んでいるほどに。
そのプレッシャーが2倍どころか数倍。
妊婦さんから、命の危険もかかえるんです。
無事に出産して・・・寝る暇もなく育児して、
2人、3人同時に歩き出してしまえば、
ママ1人でケガをさせずに・・・とか不可能です。
みなさん、出産も、育児も必死です。
保育園問題・・・。
せめて平等に。
そして、妊婦さんには理解を。
こういう声はどこへあげればいいのでしょう。
国は、行政は、
働く女性や、出産、
子育てを応援しているはずなんだけど
2人、3人、・・(多胎児) ママのこと、
現実的に応援して欲しい。
外国でも、多胎児増えています・・・
子育てしやすい日本になって欲しい。