前回の続きです。
①のポイントに引き続き・・・②です。
基本姿勢は抱きしめてあげながら。
子どもが泣きやむ接し方ポイント
②様子をみながら声をかけます。
=気が治まる言葉をかけるしかない。
ここで大事なのは、あくまでも
①のスタンスを崩さずに・・・
様子を見ながらというのは
泣き声が明らかに小さくなって
落ち着き始めてから。それまで待つ!
①のスタンスで声をかけたいなら、
「泣いているのね、そうなのね。
かわいそうに・・・。
泣いているのね。
あらあらあら・・・。
どうしたのかしら・・・。
きっと辛いのね。
そうなんだね。」
こうした声をかけて待ちます。
小さい泣き声になるまで。
ただただ共感して待ちます。
接する大人としては 精神力が大事です。
頑張るところです。
なにせ
「悲しさ+しゃべれない辛さ」
これを持ち合わせている子どもです。
どんな感情を抱いているか・・・
・納得いかない辛さ、
・思い通りにいかない悔しさ、
・痛さ
・怖さ
・不快
・怒り
・眠さ(眠いのに寝られない)
・お腹が空いた
・なぜかは自分でも分からない辛さ
(例えば具合が悪い。だるい)
年齢が上がるにつれて、
感情はとても豊かになっていきます。
その悲しさを言葉にしてあげて、
「そういう気持ちが悲しかったんだ」と
子どもに共感できたら、
分かってあげられたら
かなり収束していきます。
ほぼほぼ終わります。
で、どういう言葉をかけるかというと、
子どもの性格にもよりますが。
できるだけ丁寧に話します。
丁寧にというのは
一文ごとに反応をうかがうことです。
子どもはしゃべれないけれど、
大人の話を聞くことは
おそらくかなりできます。
丁寧に話す・・・というか
子どもがどう思っているかを
子どもに確認する、ということです。
次のことを話しかけるのは
ギャン泣きが終わって、
①も終わって、
だいぶ落ち着いてきているタイミングからです。
もし、話し始めて泣き声が大きくなってしまうなら
もっと時間を置いてから。ということになります。
「○○ちゃんが泣いて辛かったことは
よ~く分かったよ。辛かったね。」
子どもの様子を見ながら、
泣き声がひどくならない様子ならば続けます。
「ママ・パパも○○ちゃんが悲しい思いをすると
悲しいよ~。かわいそうに・・・ってね。」
子どもの様子を見ながら・・・
<原因が分かっている場合>
「○○ちゃん本当は靴を履きたいんだね」
「自分でエプロン外したかったんだね」
「それは嫌だったね~」
図星だった場合、
思い出してまた泣くかもしれませんが、
落ち着いてはきているはずです。
とにかく共感してあげること。
「それは辛かったね~かわいそうに」
「ママもそれは泣くと思う。」とか
「こうなればいいのにね~」
「嫌になっちゃうね。困ったよね~。」
「だから~しようとしたんだね~」
子どもの気持ちを
大人が言葉にしてあげる。
解決策は必ずしも言わなくてもOKです。
解決できないことも多々ありますし。
事実と、子どもの気持ちを確認します。
<原因が分からない場合>
「○○ちゃんが泣いて辛かったことは
よ~く分かったよ。辛かったね。」
子どもの様子を見ながら、
泣き声がひどくならない様子ならば続けます。
「ママ・パパも○○ちゃんが悲しい思いをすると
悲しいよ~。かわいそうに・・・ってね。」
子どもの様子を見ながら・・・
「どうして泣いているのか分からないと
心配になるんだよ~。」
子どもの様子を見ながら・・・
「困ったときは、ママ・パパを呼びに来て欲しいな。」
「呼んで教えてくれたらすぐ来るからね。」
子どもの反応を見て、聞きます。
「ね?」 (一文字)
→「うん」とうなずかせたい。
どの言葉で「うん」をもらうかは
その子によります。
もらいやすいタイミング、言葉でもらいます。
「ママ・パパのお話しっかり聞いてくれて嬉しいな~」
「大きくなってきたね~」
「ねぇ??」→「うん」
ほめられれば「うん」と言うかもしれません。
これで終わらせてOkですが、
もし加えるなら
様子を見ながら、子どもに合わせて・・・
「ちょっと分からないんだけど、
何があったのか気になるから、
ちょっと聞いても大丈夫?いい?」
子どもの反応を見ながら・・・
「うん、とか、違う、とか教えてくれると助かるよ~」
「どぉ?教えられそう?」
子どもの反応を見ながら・・・
聞きたいことを聞いてみます。
(聞かなくてもOKです。)
(正直とても面倒くさいです!)
「もしかして~だったのが辛かったの?」とか
「もしかして~だったんじゃない?」とか
「痛かったの?」とか
質問は1つくらいがいいです。
立て続けにいくつもすると違ったとき悲しまれます。
だいたい、子どもの気持ちは、最終的に
「子どもの辛さを分かりたい」と
思ってくれる親の振る舞いで満たされます。
原因を必ずしもハッキリさせなくても大丈夫です。
泣き終わって、涙顔でもなくなったら
「そんなときは~するといいよ~」などと
解決策を教えてあげるのはOKです。
急いでしまうと、また泣いてしまいます。
治まっていれば、聞いてくれるはずです。
泣き終わったら
別のことで気を紛らわせて、
しばらく遊んであげるというフォローを
してあげたいところですね
結構大変ですが・・・
泣くことで経験を重ねるものなので
避けて通ることはできません。
泣きやんだら、一歩前進した証拠です!
ファイトです!!!
子も親も。