しつけをしたいことの中に
相手をたたいたり
押したり
(ケガさせない)
乱暴しない
ということがあります。
双子育児でも聞きます。
(タイプの違う2人)
(特に男の子)
噛みつき
4,5才くらいまでの
自分の意志を上手く
しゃべれない段階に多いのですが・・・
<妹の扱い3ヶ条>
ある家族は、
お兄ちゃん4才、
妹1才の頃
お兄ちゃんがストレスを抱えて
乱暴をするようになりました。
お兄ちゃんにとっても
初めは可愛かった妹ですが
お兄ちゃんが大事にしている
レゴ作品やお絵かき、
色々を壊されて
妹に手をあげるようになりました
意識的にも、時に無意識的にも
妹が持っているおもちゃを
奪ってみたり
いやがることをするようになったり
そして、妹が泣くの繰り返し。
お兄ちゃんは
お母さんと話をしました。
決して叱るのではなくて。
それからは、
「妹○ちゃんのことは?」
「なんだっけ?」とたずねると
「取らない・押さない・叩かない」
核三原則ばりの合い言葉(笑)
叱るのではなくて、
「○ちゃんのこと何だっけ」
と確認するように工夫しました。
「取らない・押さない・叩かない」
と答えるお兄ちゃんに
「そうだったね~~
」と認める!
叱る前に認める!!!
双方にとって一呼吸おくことができます。
だからお母さんも
「叱る」スタートではなく
「会話」スタート(しかも認める!)から
やりとりができ、
自然と叱るトーンではなくなります。
(叱る必要はある場面に思えますが、
そうであってもまず、
ここからということ)
「そうだったね~」の会話の後は
順番からしてお兄ちゃんの番です。
すると、お兄ちゃんは
「○ちゃんこんなことしたんだ!」
「ぼくは、こうしてあげたのに」
などと説明をしてくれるようになります
(もしくはいい訳を・・・)
こうして会話からスタートすると
着地点は100%のお叱りではなく
30%くらいのトーンで済むことも多いです。
「それは可愛そうだったね~・・・」
「そんな優しいことしてあげたのにね~」
「いくらなんでもね~」
と寄り添ってからの
「そんな時どうすればいいかしら・・・」
「うーーーーーーん。」
「ねーーーーー困っちゃうねー」
「叩いたらケガをするかもしれないし、
痛くて泣いちゃうし、困ったよね~」
「どうしたらいいかな~?」
などと聞いてあげると
「お母さん呼ぶ!」とか
「やめて!!って言葉で言う」とか
何かしら出るかもしれませんし、
難しいようなら
「こうしたらどう?」と
聞いてあげるといいです。
誘導尋問にならないように、
大変ではあるけれども
なるべく慎重に。
本人に考えさせたり
納得させたらほぼ終了!!
妹が悪ければ、妹を叱って見せて
その後でお兄ちゃんが
「ごめんね」が言えたら最高です。
実際の所、
お兄ちゃんがかわいそうな場面は多いです。
大事に育ててきたお兄ちゃん。
むやみやたらに妹に攻撃するはずありません。
(ストレスがたまると・・・ですが)
お兄ちゃんをなるべく大事に扱ってあげること。
これが一番の近道です。
(素晴らしい姉弟の例があります。また後日)
お兄ちゃんと妹の関係は一生続きます。
仲良し兄妹でいて欲しいものです。
お兄ちゃんが日頃がまんしていることを
確認して、話を聞いてあげること、
「わかってるよ~
」とか
「がまんの日々が始まって
あなたも大変よね~」
「ホント嫌になっちゃうことあるよね~」
と労いの言葉をかけたいです。
乱暴であれば毎日。
様子を見ながら2,3日に一度、
ないし、週1度などと
労いの頻度は調整していきます。
幸い、この兄妹は、
大けがをさせるようなことには
ならずに、なんとかピークを
こえられていました。
ちなみに
<いつ話をするのか>
妹がいないところで、
お兄ちゃんだけを可愛がれるとき、
スキンシップをとっているとき、
「あなたが一番かわいいよ」と
お兄ちゃんを甘えさせてあげられるとき
なるべくお兄ちゃんが満たされているときに
妹のことについて話を聞いてあげると
ベストです。
叱る場面でやると、
お兄ちゃんは「押しつけられる」と感じます。
何でもないときに、3ヶ条を作るなどの
話ができるのが理想です。
<別の解決法>
特に落ち着いたのは妹が
3才ちかくになって、
だいぶ話が通じるようになり
平等に叱られるようになってから
でした。
子どもは、
自分以外の人が叱られる場面
を見てけっこう学習します。
よく叱られる方と、叱られない方と
なんとなく関係ができてしまいますが
叱られることが多い子は
必要以上に叱られることも増えていき
辛い思いをすることが多いです。
もう片方の子を叱ってあげることで
メンタルが落ち着くことがあります。
だから、
わざと子ども同士に見える所で
叱ると、色々な意味で効果的です。
<別の解決法>
お母さん一人であれこれって・・・
普段からいっぱいいっぱいで
自分が一番労われたいわ~!!
さっきからの解決法も
できたらやってるわ~って。
声が聞こえてきそうですが。
けっこう自分の精神が
神がかった域に入っていないと
優しく諭すこととか難しいです。
そんなときにはまた別の解決法が。
長くなるので続きは次回!!