先日、
こんな悩み事を聞きました。
3日に一度くらい、
「叱る」を通り越して、
「怒鳴りつけちゃう」と。
(本当はよくないのに・・・)
そりゃそうですよ
子どもって
言うこと聞けないし。
我慢の限界。お母さんだって
にんげんだもの
約束したのに、
(覚えてるくせに)
後になってから
約束など全く撤回して
「イヤ!!!!」
って威張りますし。
聞いてるのに、
どれも却下してくれて
何を言っても
納得しなくて。
泣くし、汚すし、怒るし、
とにかく王様。王女様。
勝手ですから
大人のルールや都合など
子どもにはないんです。
それしたら、またこぼすでしょ?
お菓子たべたいなら
エプロンする約束でしょ?
もうこれで最後って
言ったでしょ?
これ着ないと寒いんだから
外行きたいなら着てよね?
これって、
子どもたち、納得できないんです。
だって、未来を想像できないから。
発達段階として。
どんなに過去に失敗していても
今の自分なら
大人と同じ事ができると
自信満々、過信していますし。
3~5歳くらいの子どもは
自分の欲求と社会のわくとの
矛盾に悩まされます。
自分のできることと
大人が求める社会のわくを
すり寄せて
未来の約束が出来るのって
その後くらいなんです。
知能的に高度なんです。
どうしたら良いかといえば、
生活の中で3つか4つくらいの
決まり事だけに絞って
「これだけは」ということだけ
守れるようにするんです。
大人の常識社会ルールが
10も20も守れなくても
3つ4つの約束に絞って
守れれば大丈夫です。
例えば、3つに絞って
食事の前には
手を洗うとか。
欲しいお菓子があっても
約束の日以外は買わないとか。
遠くない未来に
約束が果たされる
という経験、我慢を
覚えること。
それ以外は、手間でも
遊び半分、
一緒になってやってあげること。
他の約束はできたら最高、
守れなくても叱らない。
失敗したら、「失敗したね」
「どうしたらいいのかな~?」
失敗しないと覚えません
「じゅうたんが汚れちゃって
泣いてる。かわいそう。
えーーーん。えーーーん。」
子どもの大好きな人形があるなら
その人形が喋っているようにして
「拭いてくれたら嬉しいな~」
などと失敗後のことを教える。
やらないなら、
お母さんがやって、
「お母さんありがとうギュー」
などと虚しい心を人形に
癒してもらうこと
半分冗談で半分本気です。
(失敗の後、挽回する行動を
とることができたのなら)
できたときには
人形にもお母さんにも
褒めてもらえる未来を見せる。
本来はこぼした人が拭くのが
当たり前!やって当たり前。
だけど、子どもの世界には
そんな概念思いもよらず
知れない世界。
失敗して挽回した子どもは
やって当たり前に思えるから
誉めることは違う気もするかも
しれないけれど、
子どもの世界では誉めどころ。
褒めるのがしゃくにさわれば
「あ~気持ちよくなった」
って感想を言えばOKです。
面倒だけど
「~しなさい」などの指図は
聞く耳もたないことを忘れずに!
ストレス限界ラインまで
妥協と忍耐
そして、これならどうだ!!
って言い方や方法、作戦で
子どもの知恵に勝つ!
分からず屋の
子どもが納得したら
達成感ありますよね~!
色々覚えさせたいし、
期待を込めて
「くつがぴったり『気をつけ』
できたらかっこいいな~」とか
お話ししたりもしますが、
悲しいかな、いちいち
毎日のお母さんの話など
耳を向けません。
でも、よその人の前では
格好つけてするかもしれません。
(知っていれば!)
悔しいですが!!!
過剰に褒めてあげればいいのです
年齢が上がれば、
すっと、理解してくれます。
そのためにも
大人が3つ4つの
ルールをあいまいにしたり
日によって言うことを変えたり
理不尽なやりとりをしないこと。
子どもに言わせれば、
「大人は勝手」だと
言うはずです
大人としては、
「絶対失敗すると思ってた」
「ほらごらんなさい」
文句の2つや3つや5つや6つ
出したいところですが。
出してもOK、出さなくてもOK。
たくさん出した後、すっきりしたら
「きっといつかできると思って
挑戦させたんだよ」って
挑戦させてあげた自分を
褒めるようにして、
子どもにフォローするのもありですね。
子育てに
正解も不正解もありません
強いて言えば、
正解しかありません。
お母さんがやること全てが
子どものためになってます
全てが正解です!!!
(虐待はまた別問題。)