【7限目】パフォーミングアーツキュレーション概論 | まいまいの観劇のためのプチ備忘録

まいまいの観劇のためのプチ備忘録

観劇やダンス、ヨガ、旅行、食、資格取得。
ロシアバレエから舞台芸術の世界へ。
團十郎襲名公演中は歌舞伎を集中して観ます。
舞台鑑賞で学んだことや感じたことを書きつづります。
食と物語、劇場の施設管理やアートマネジメントに興味があります。

7限目の先生は、東京藝術大学の准教授、長島確先生でした。

長島先生のご専門は、上演芸術、中でもドラマツルギーであり、
演劇系ということになります。

…演劇は私の専門ではないので、ちょっと構えました。
舞台芸術は、(ザックリですが)ダンス、音楽演奏(声楽含む)、演劇などで、個別に実演されるものと、
融合して実演されるものに分かれます。

私の主戦場はダンスなので、演劇だけの現場を見たことはありません。
あくまで主役はダンスで、ストーリーの進行上、必要なので、朗読や台詞(せりふ)を表現の手段として使うイメージです。

さて、長島先生はご自身の劇場作品の作り方を話してくださいました。

舞台づくりは、大体2年前に始まるようです。
演目や演出家、主演を決めて、劇場を予約します。
集客力のあるビッグネームのスケジュールを押さえるには、これぐらいの時期になるようです。

演目が新作か、既製の古典なのかで、かかる時間が違うようです。

舞台美術や照明、音響、衣裳、映像は完全分業制だそうです。
プランナー会議で、演目のコンセプトをからめながら、皆でつめるようです。
(うう、現場を見てみたいあせる)

美術プランが決まると、図面をを起こして仕様書を作成して、見積もりをとって、発注です。
配役のオーディションが行われるときもあります。

約4~6週間前に稽古が始まり、約1、2週間前から小屋入り(会場へ搬入)・仕込みが始まります。

舞台監督は、この間、人やモノの手配に追われ、日々オペレーションを出して走り回っています。
問題が起こればシューティング。

ムードメーカーになって、現場の士気も上げないといけないし、
舞台系の方たちはクセがあるので、
人間が好き、お世話好きでないと、まあ無理、まず無理ですネガティブ

松竹や劇団四季、宝塚など常設の劇場を備えている興行はまた違うと思いました。
ドイツのレパートリー制に似ているのかな?

年間でこなす舞台の数が半端ではないので、とにかく凄まじい回転で運営されているのだと思います。
舞台全体を仕切っている方に会ったことがないのでわかりませんが
百戦錬磨の大将軍のようなイメージです。

さて、私のリアクション・ペーパーです。
    

「ドラマトゥルク」という言葉を初めて知りました。
周りの舞台関係者も認知していませんでした。
高度な専門性を持つイメージです。

「プロデューサー」
「キュレーター」
「マネージャー」
「アートディレクター」
「舞台監督」

様々な舞台管理者の名前がありますが、要は舞台全体を見て、進捗・進行を管理し、問題が起こったら解決して、少量多種の事務をこなす人なのだと思いました。

とにかく、プロジェクトを無事に完遂すれば、職のネーミングやメソッドは問われないのだと思います。
専門性も大事ですが、経験や様々な問題を解決する幅広い知識やネットワークがないと無理だと感じています。


写真はカモミールです。
カモミールティーが初めて飲んだハーブティーでした🌿
その後、ハーブの魅力にハマり、アロマテラピー検定メディカル・ハーブ検定を取りました。
思い出のハーブです✨