水袖ワークショップ ~ 天女の羽衣舞 ~ | 観劇のためのプチ備忘録

観劇のためのプチ備忘録

観劇やダンスが趣味です。
ロシアバレエから舞台芸術の世界へ。
團十郎襲名公演中は歌舞伎を集中して観ます。
舞台鑑賞で学んだことや感じたことを書きつづります。
劇場の施設管理や設備管理、アートマネジメントに興味があります。

チャン・ツィイーアンディ・ラウの映画『LOVERS(ラヴァーズ)』を観て、ずっとやりたかった水袖のダンスを人生初で習いました。


講師は中国の西安出身の先生でした。

そして、10年来の友人です。

日本語がペラペラなので助かりました。

今回は中国の天女伝説がモチーフのようです。


天女伝説は世界各国にあるのでビックリです。

イスラムにもあって、『千夜一夜物語』にも天女の物語が出てきます。


水袖は中国舞踊の小道具、というか衣装というか、長い袖です。

この水袖を飛ばしたり、体に巻きつけたり、袖使いを見せたりするのが踊りの特徴です。


私は袖使いの雰囲気が出ていたらしく、先生にほめられましたデレデレ

日舞を習っているからか、袖の使い方やリーチがなんとなくイメージできます。


シルクシフォンなど水袖に使う布によっても、表現したいものが違うようです。

なるほど、シルクは空気を含んでフワッとした雰囲気が出るし、シフォンはカッコいい動きに向いているかもです。


中国舞踊についてもレクチャーを受け、興味深かったです。

日本初のダンサーはアメノウズメですが、彼女の踊りのスタイルは大陸風で、しかも、ベリーダンスに似ているようです。


ベリーダンスの故郷は中近東、オリエントです✨

はるかなるオリエントから中国のシルクロードを通って、海路で日本に伝わったのだと思いました。


ちなみに、空海が唐に渡った船に舞生(まいしょう)が乗っていたらしく、

1200年前のダンス留学

ロマンです。


写真は志賀高原の野バラです。

花言葉は、「素朴なかわいらしさ」、「痛手からの回復」などです。