『江戸っ子と助六』を読んで | 観劇のためのプチ備忘録

観劇のためのプチ備忘録

観劇やダンスが趣味です。
ロシアバレエから舞台芸術の世界へ。
團十郎襲名公演中は歌舞伎を集中して観ます。
舞台鑑賞で学んだことや感じたことを書きつづります。
劇場の施設管理や設備管理、アートマネジメントに興味があります。

赤坂治績『江戸っ子と助六』を読み終わりました。
そういや、助六も浅草っ子です。

花川戸は、今も浅草にある町名で、耳にして「おや?」と思った記憶があります。

浅草。
明歴の大火で、芝居小屋と吉原遊郭がそろって、浅草に移転してきました。
芝居町(猿若町)と吉原は「二大悪所」と言われ、ケンカも絶えなかったことでしょう。

交番も町会もなく、地域の安心安全な生活に顔役の世話が必要になり、
町奴(まちやっこ)が登場します。

町奴(男伊達)のことや浅草の猿若町と吉原のことがよくわかる本です。
男伊達の代名詞、幡随院長兵衛の名前も出てきます。

猿若町と言えば、猿若勘三郎
最近、「紅(あか)テント」の話を聞きました。

昔、中村勘三郎さんが、「紅テント」を観て、「平成中村座」のヒントを得たという記事を読んだことがあります。
「紅テント」はアングラ演劇で、新宿の花園神社などにテントを建てて興行します。
私は行ったことがなく💦

いつか「黒テント」や「紫テント」の話もできればと思います✨