07 TRICKY&TRUSTY Buyer's blog -42ページ目

コンテストの事③

で、あたしも一言言わなきゃいけない。
んだけど、このblogを読んで下さっているかたはわかると思うの。


あたしは、話を短くまとめるのが苦手!


そこに更に、10年に一度訪れるかどうかの緊張のシーン。




あー、汗かいて、手が震えたうずまきア セ

声もきっと震えてた。
えっと・・・、とか言ってしゃべっちゃった。



私はセレクトショップのバイヤーです。


お洋服を買うと言う事は、値段、着用頻度などを含め、

ライフスタイルを買う事だと思っています。

だから、私が買い付ける服は、衣食住の範疇から出ていないと思います。


でも、無理をして買ってでも、好きなお洋服を身につける事で、

その人の気持ちが変わり、笑顔になれたり、優しい気持ちになれるなら、

それもお洋服の力です。


だからどんなに不景気でも、

コレクションやコンテストは、

お洋服の夢の部分を表現出来る、大切なものだと思います。

こういった場所で、皆さんの想いが発信されつづける事を期待して待っています。


ったく何様。

どこで待ってんだよ、って自分で言いたかったうさぎあせ



けど、言いたい事、伝わったかなぁ。

ショウやコンテスト(インスタレーションとかでもいいけど)はそれがある事で、

お店に売ってる服に更に夢、意味を持たせる事が出来る。

だから、プチ プライスのお洋服もいいけど(実際あたしはGAPが大好き)、

欲しいものを、自分の目、手で感じて、

コミュニケーションをとって、ちゃんとお買い物するのも大事、と思う。


そしてデザイナーは、

自分の想いの集大成ができたなら、どこまでそれを届けたいか…、

それは、ジャーナリストなのか、バイヤーなのか、お客様なのか…を考えきって、

それを解体するなりなんなりして、

商品にして欲しいと思っています。




あ、個人的な意見です。



最後に、今井さんが総評をまとめて下さった。
今井さんは日本で初めてVivienne Westwoodヴィヴィアンを買い付けた、

元THE GINZAのバイヤーさんなのでした。

知らなかった・・・。


んで総評はというと、

セレクトショップのパイオニアであるTHE GINZAのバイヤーを勤め、

その後ベビー服以外は着物、

食べ物、メンズ…と全てやりました、とおっしゃるだけあって、

わかりやすく説得力なあるお話でした。


あたしは夢と現実のバランス的な話をしたんだけど、

今井さんは、夢の部分を現実化できるかを、

デザイン画の時点で考えきる事が大事、とおっしゃっていました。

それは、技術やコスト、全てが含まれます。


もっともっと考える、という事でした。


そしてもう1つ、

「色」と「テーマ」選び


不景気の影響か、暗い色、定番的な色が多く、

もっと工夫できたのではないか?という事。


テーマについては、

エコ、防御、コクーン、腐敗と再生など、

現実と今の環境に沿ったものが多かった、というご意見。


そういえばそうだったかも・・・。

あたしだったら、自分がかわいいと思うもの(かわいい=CUTE、ではなく、気に入っている、という事)

好きな映画の世界に行く事、

架空の世界を設定して・・・、

というテーマ選びをすると思う。

いつも何かバイイングの仕事にテーマを持たせなければいけない場合、

あたしはいつもそんな感じ。

あと、女の子の生活のある「シーン」を勝手に設定したり、とか。


例えば、

女の子同士でスキー旅行に行ってパジャマパーティ、の予定が、

そのうちの一人がこっそり抜け駆けして、

夜中にお洋服を総とっかえしてバイクに乗って彼氏に会いにいく、とか。








笑。








あんた誰っ?照あせ







話は戻って、今井さん。

お洋服がメッセージを持っている事、

それを発するのかどうするかまで考えきる事、

それに付随して、色々なものの選択肢がある事をお話され、

とても興味深かったです。



紺色に髪を染めて、

スーツにスパンコールの細いストール。

素敵なかただった・・・。

お歳を聞いて超びっくり。


自分の納得のいく様に歩んで、

じっくりと歳を重ねてこられたのだな、と思いましたが、


「仕事で満足する事なんてないと思いなさい。

与えられた事はチャンスと思い、全てやりなさい。」


ですって。

忙しくて考える時間もなく、

今自分はこれをやっていいのだろうか、

どちらを選べばいいのか迷う事がある、

なんて話を繊研新聞の中村さんと話していたら、


「40歳すぎまでは、

選んでなんかいないで全部やるのよっ。」だって。





短いけれど、いい出張でした。




行きたくて仕方なかった、

KAMISHIMA CHINAMIのアトリエ、工場にも行ったんです!


今、写真のアップが出来ないから、また改めて!




コンテストの事②

コンテストでは、

舞台前方に

モデルさん(デザイナーさんご自身だったり、お友達だったり、プロのモデルさんだったりする)が出てきて、

ポーズをとってそれをあたし達が審査員席から見る、という構成だったんだけど、

後姿もみないと、

動いているところもみたい、といろいろリクエストしました。


そうするとね、加点したり減点したり・・・。


最初のポーズの時は裾を持っていて、

ウォーキングの時も裾は持ったまま。

・・・やっぱりね。手、離せないのね、シルエットが崩れちゃうのね・・・↓


なーるーほーどー。

パーカは被るときれいだなー、でもはずした時、なんか生地余りすぎ↓


あー、やっぱ一枚脱ぐと面白いじゃんっ!そうなってたのかぁ、すごーいっ↑



控え室で、討議し、

再度見て、再審査し、各審査員の点数を合計してグランプリ、その他の賞を決めました。



全ての賞については、あたし達の意見は一致し、

授与式は終わりました。



コシノヒロコさんは今回はご欠席。

残りの4人で、簡単なコメントを壇上で言う事になりました汗

タイニーダイナソーの中村さんの緊張のしっぷりが可愛かった。

あたしも、あまり緊張はしないタイプ、と思っていたのですが、

ピアノ発表会以来のすごい緊張っぷりでした。手に汗、って感じ。



タイニーダイナソーの山本さんは、

「コンセプトやテーマはあって、それを考えずに見たとしても、

美しいと思うもの、よいと思ったものを選びました。」


そうですよね。

デザイナーさんならではの視線だと思いました。

様々な思いを込めてお洋服を作っても、

いざバイヤーさん、お店で買うお客様の手に渡る時には、

それは伝わらないかもしれない、

伝わったとしても、

お客様には関係ない事だったりします。

私も買い付けをして、デザイナーさんと色々お話をしますけど、

それって、お客様に必要なんだろうか、っていつも思っています。

「この買い付けは正しいのだろうか」

「正しい買い付け、って誰にとって正しいって事?」

「お客様は、このお洋服のどこを好きになってくれるんだろう」

そんな事をいつも考えています。


誰にとって、どう良いのか。


これは、コンテストの趣旨にも、審査員の顔ぶれによっても変わる事なんですね。




繊研新聞の中村さんは、

「出せる全てを出し切って、ひとつの作品に臨んでいるのがわかりました。

今後のご活躍が楽しみです」


この中から、東京コレクションデビューする方もいるのかも!

楽しみですね、とみんなで話しました。





PICK UP DESIGNER ,SUZUKI TAKAYUKIさん

今、神南の1階で、

SUZUKI TAKAYUKIのインスタレーションとお洋服が見られます。

http://www.suzukitakayuki.com/



生成り、黒を用いた手染めのお洋服で、

縫い合わされた生地のそれぞれの違いが引き立ちます。

こんな空間で、

こんなにたくさんのSUZUKI TAKAYUKIのお洋服が見られる事なんて、なかったでしょ。



ちょうど、渋谷PARCOにもお店が出来ました。

ノベルティのご用意もございますので、

是非一度ご来店下さいね。