空手備忘録③空手大会観戦記ー10 | 極真空手守山支部長のブログ

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名古屋市守山区の空手道場
名古屋市守山区向台2-1605 天子田コミュニティセンター 土曜日18時~20時 21時まで開放
幼児から壮年まで男女、親子、兄弟が仲良く稽古しています 無料稽古体験してみませんか
極真会館尾張名古屋松田道場(松田伸雄総師範) 電話(0568)85-5533

最終回の今回は空手以外の番外編もあります


Kー1DREAM97

🔘Kー1DREAM97

フランシスコ・フィリォ×アンディ・フグ

全世界ウエイト制大会チャンピオンのフィリオと、全世界大会準優勝で前年の96Kー1グランプリ・チャンピオンのアンディのKー1での夢の一戦。地元のナゴヤドームでの開催とあっては行くしかありません。

Kー1デビュー戦の相手がチャンピオンとあって、戦前の予想は誰もがアンディの勝ちと普通に考えます。私もそう思いながらも何かを期待し試合を見守りました。試合がはじまりお互いに技を出し合うも相手の様子を見るような展開。そしてアンディがパンチで前に出たとき、フィリオの右フックが顎をとらえノックアウト。まさに奇跡が起きたと思いました!

「ゴッドハンド大山総裁が降臨した!」(格闘技マスコミ)「大山総裁の回し打ちです!」(空手関係者※明らかにフック=鉤突きです)「まさに一撃です!」(セコンドのTシャツの背中の一撃の文字を見てテレビ局アナウンサー)
フィリォ×アンディ

フィリオはその後、極真の全世界大会で優勝、Kー1グランプリ準優勝、アンディに加え、アーツ、ホースト、ボンヤスキーと歴代Kー1チャンピオンに勝利と大活躍。後輩のグラウベもKー1グランプリ準優勝と活躍しました。Kー1はナゴヤドームやレインボーホールの興行は欠かさず観戦しました。


88格闘技の祭典        USA大山vs正道空手
格闘技の祭典パンフレットの1ページ

🔘梶原一騎追悼88格闘技の祭典

1988年の格闘技の祭典において、極真以外の団体の参加で「88空手リアルチャンピオン決定トーナメント」が開催されました。正道会館、士道館、佐藤塾、真樹道場(いずれも極真会館より派生)白蓮会館(少林寺拳法より派生)の選手がリングの上で競い合いました。

決勝戦は佐竹雅昭×柳澤聡行の正道会館同門対決。正道全日本大会で何度も優勝している先輩の佐竹が勝つと誰もが予想するなか、お互いに正道スタイルのレバーなど急所に効かせる攻撃を展開。やや佐竹が有利かと思われた試合の終盤、柳澤の上段膝蹴りが佐竹の顎をとらえ柳澤の勝利。大舞台で下克上を果たしました。
佐竹×柳澤

格闘技の祭典は、プロレス、女子プロレス、ボクシング、キックボクシング、シュートボクシング、シューティング、ムエタイ、そしてフルコンタクト空手の試合が行われ、梶原一騎ワールド全開の盛り沢山の興行でした。ジャイアント馬場、アブドラ・ザ・ブッチャー、佐山聡(タイガーマスク)、キューティー鈴木等の試合を見ることができました。

🔘USA大山空手VS正道空手5対5マッチ

1991年のUSA大山空手・正道空手対抗戦は、極真の全世界大会で活躍した往年のウイリー・ウイリアムス、チャック・チズム、ギャリー・クルセビッツ等と正道会館のトップ選手がワンマッチで戦いました。

はじめに補欠選手同士が戦うこととなり、ブライアン・マーチン×玉城厚志が引き分け、ホゼ・コットン×後川聡之、ジェリー・ハリス×川地雅樹の2試合が引き分けの後、39歳ギャリー×角田信朗はギャリーが怒濤の攻めで勝ちとなるが、協議の上で延長戦となり角田が飛び膝蹴りで技あり、43歳チャック×柳澤はチャックの動きが若々しく技の応酬となり引分けとなりました。

大将戦は佐竹雅昭×ウイリー・ウイリアムス。熊殺しウイリーも40歳になりましたが、積極的に突きを中心に攻めていきます。15歳若い現役の佐竹の下段回し蹴りに苦戦しましたが、最後まで倒れることなく試合を終えました。
佐竹×ウイリー

ギャリー、チャック、ウイリーは、日本で完全燃焼の試合ができて良かったと思いました。それにしてもUSAの皆さん40才くらいの壮年部ながら、日本の若い現役の選手と互角に戦い素晴らしかったです。再び彼らの勇姿をこの目で見ることができ嬉しかったです。



アジア大平洋        正道全日本        白蓮全日本

🔘第5回アジア・大平洋空手道選手権大会

1983年11月、入場料を払う試合で初めて見に行った空手の大会です。愛知県体育館で開催された、全日本空手道連盟主管の伝統空手の国際大会です。当時大学三年生で試合にも出ており、世界のトップ選手の桁違いのスピード、駆け引きなど大変参考になりました。全日本大会優勝の村瀬一三雄、来年の東京オリンピック組手代表の西村拳の父である西村誠司、同じく型代表の喜友名諒の師である佐久本嗣男が出場し、大活躍されたと記憶しています。
アジア・太平洋選手権大会  日本代表選手

🔘正道会館第9回全日本空手道選手権大会

極真の全日本ウエイト制大会での角田信朗、柳澤聡行、田前純三(軽量級ベスト8)らの活躍を見て、正道空手の大会が見たくなり、大阪へ大会を見に行きました。リングで試合が行われ、再延長で決まらず体重差が10キロ未満の場合、グローブをはめて顔面パンチありとなるルールでした。

当初ワンマッチの予定で一回戦で組まれた、佐竹雅昭×ピーター・スミットの試合。スミットは第4回全世界大会後にキックボクシングに転向し、キックの帝王と呼ばれたロブ・カーマンに勝利し、Jrライトヘビー級の世界チャンピオンになっていました。久しぶりの空手の試合で調子が出ないように見え、佐竹の怒濤の攻撃もあり佐竹の勝利となりました。
スミット×佐竹

その佐竹も空手中心で稽古している後輩の後川聡之に敗れ、決勝で後川が田上敬久に勝ち優勝しました。

🔘白蓮会館第8回全日本空手道選手権大会

極真の第22回全日本大会で6位に入賞し、第9回全日本ウエイト制大会では重量級の決勝に進出し、惜しくも田村悦宏に敗れて準優勝となった白蓮会館の南豪宏。白蓮会館の大会も一度見たいと思い、神戸旅行と合わせて大阪へ見に行きました。白蓮会館の組手は交流のある正道会館同様に効かせる攻撃を主としていますが、パワー、テクニック共に頭ひとつ抜けている南が井内徳次を破り優勝しました。
田村×南(極真第9回全日本ウエイト制大会より)


トーワ杯        大道塾        佐藤塾        拳道会

🔘第1回トーワ杯カラテジャパンオープン

極真会館の前身、大山道場の古参の神村栄一師範が立ち上げた新空手を中心に運営された、初の体重無差別のオープン大会。新空手はいわゆるグロープ空手でキックボクシングに近いルールです。フルコンタクト空手、新空手、キックボクシング、日本拳法等の選手が争い、決勝戦は佐竹雅昭(正道会館)×稲葉紀之(藤原道場)となり、延長の末佐竹のKO勝利となりました。
佐竹×稲葉

🔘87北斗旗空手道無差別選手権大会

極真の第9全日本大会優勝者の東孝師範が立ち上げた大道塾の北斗旗大会。頭にスーパーセーフガードという防具をつけ、顔面パンチ、頭突き、投げ、関節技、体力差の条件を満たせば金的蹴りもOKのルール。格闘空手と呼ばれ現在は「空道」として世界に広まっています。総合格闘技の先駆けです。決勝は山田利一郎×長田賢一となり、後輩の山田が常勝の長田をパンチのラッシュで攻め判定勝ちとなりました。
長田×山田(主審は東孝師範)

🔘第5回ポイント&KO全日本空手道選手権大会

極真の第1回全世界大会チャンピオンの佐藤勝昭師範が立ち上げた佐藤塾。佐藤師範の理想とする緻密な空手を具現化する大会で、フルコンタクト空手ルールに加え、上段に蹴りが的確にヒットした場合などポイントとなるポイント制を導入しています。佐藤塾は飛び後ろ回し蹴りなど華麗な技の使い手が多く、正道会館、士道館などガチンコ組手が得意な選手との試合は見ていて面白く、沼津時代には極真の大会以外で何度も観戦をしたのは佐藤塾大会のみです。この大会の準決勝、初代王者の長谷川一之(佐藤塾)×角田信朗(正道会館)では、お互いに綺麗な組手で戦うも、最後に長谷川が中段後ろ蹴りを見事に決めて一本勝ちとなりました。
角田×長谷川

しかし、決勝では玉城厚志(正道会館)が長谷川の技に付き合わず、徹底的に接近戦を仕掛け延長何度目かで玉城の粘り勝ちとなりました。

🔘空手道拳道会第4回選手権大会

拳道会は伝説の空手家・中村日出夫師範の高弟が立ち上げた空手団体です。壮絶な手足の部位鍛練で知られ、極真空手にも砂袋による鍛練法などで大きな影響を与えました。試合ルールはフルコンタクト空手ルールに、上段突きの寸止めを有効としたもの。上段突きがあるため試合の模様は伝統空手の試合に近い印象を受けました。素手の上段突きが止まらずに当たり、血を見ることもある、大変ハードな試合も多かったと記憶しています。
中村日出夫・拳道会会長


マイク・タイソン          新日本プロレス

🔘WBA・WBC世界ヘビー級タイトルマッチ
    マイク・タイソンvsトニー・タップス

職場のボクシングファンに連れられて、ボクシングの大きな試合も何度か観戦しました。チャンピオン、マイク・タイソンに挑むトニー・タップスの世界戦は、2RタイソンのKO勝利で幕を閉じました。いやぁ~強かった!東京ドームで行われたスーパーイベントで、スタンド席のためリングは遥か遠くで、試合は巨大なオーロラビジョンをずっと見ていました。また、来賓のモハメド・アリを近くで見ることもできました。

ボクシングでは他に、俳優ミッキー・ロークの😹猫手パンチノックアウト😄や鬼塚勝也、ユーリ・アルバチャコフといった世界チャンピオンの世界戦も見に行きました。


🔘新日本プロレス  沼津市民体育館

職場のプロレスファンの強いお誘いで、一度だけ新日本プロレスの興行が沼津であった際に見に行きました。プロレスは詳しくないのですが、今思うとアントニオ猪木、坂口征二、藤原喜明、長州力、藤波辰巳、前田日明らが出場し、新日本プロレスの黄金期だったのでしょうか?


🔘ムエタイ    タイ国ルンピニースタジアム 

1993年に妻とタイのバンコク・アユタヤ・プーケットへ観光旅行に行った際に、念願のムエタイの試合を生で見ることができました。

ホテルからオート三輪のタクシー=トゥクトゥクでムエタイの殿堂ルンピニースタジアムを指定したのですが、タイシルクのお店に連れて行かれタイシルクを買うはめに…😵。その後、無事にルンピニースタジアムに送ってくれました😅

観光客は全て一番高いリングサイド席しか買えず…というか金網の後ろの席はタイの皆さんが賭けで殺気だっており、普通の観光客では危険です。国際式ボクシングの試合を含む興行の真ん中あたりがメインイベントで、ムエタイのチャンピオンと写真も撮れました。

本場ムエタイの試合は、やはり音楽がかかるなど独特の雰囲気も合間って、素晴らしく良い思い出となりました。ミドルの蹴り合いと首相撲からの膝蹴りが印象深かったです。もうひとつの殿堂・ラジャダムナンスタジアムの前までは行ったのですが、日程の都合で夜のムエタイの試合を見に行けなかったのは残念でした。

余談ですが…タイの有名寺院ワット・アルンにて、ムエタイ選手の顔出し看板があり写真を撮ってもらったところ、横からタイの人が出てきて「しぇんえん!しぇんえん!」と言うので、日本円で千円を渡すはめになりました。😰

(文中敬称略)


セミナーで佐竹雅昭師範と
空手リアルチャンピオン決定トーナメント
大山茂総主  真剣白羽取り演武
USA大山空手vs正道空手
佐藤塾Point&KO全日本大会
東京ドーム  マイク・タイソン世界戦
モハメド・アリ
バンコクの有名寺院ワット・アルン
ルンピニースタジアム
ムエタイのチャンピオンと
リングサイドでのムエタイの試合

大学卒業後、就職して1999年に極真会館尾張名古屋支部(現在は極真会館尾張名古屋松田道場)に入会するまでは、休日に自分なりに補強運動をして体を鍛えたり、空手の一人稽古(自主トレ)をしていました。また、たまに職場の格闘技好きの友人を捕まえて、一緒に稽古をして軽い組手をしたりしていました。職場のテニス部やバドミントン部に所属し、合間に組手をしたりしたこともありましたが、部長からはひんしゅくを買っていたようです。😓

以下、証拠写真です😅若い頃のアルバムを開いて見てみると、休みの日は本当にあちらこちら出掛けて遊んでいました😄

熱海サンビーチ
鎌倉大仏
下田・白浜
沼津・大瀬海岸
京都・嵐山
長野・蓼科高原
(おとなしい牛で、本当に突いてません😊)
山形・蔵王温泉スキー場
伊豆高原・大室山
大阪・難波八阪神社
下田・弓ヶ浜
SAIPAN
SAIPAN
(牛が恐くてこれ以上近づけませんでした😵)
職場の格闘技好きのメンバーたち

いつか極真空手の道場に入門しようと考えてはいましたが、深夜勤務を含む変則勤務の仕事の忙しさや、結婚して子供ができたりと入門できないでいました。押忍。