基本稽古の正拳中段突きを、兄弟や親子で技が当たらない位置で向かい合い、号令に反応して技のスピードを競いあって行うと良いと思います。スピードは意識しないとつかないと考えます。
道場生の皆さんは、空手をやっていないご家族の皆さんに、自分の口で技を説明してあげてください。自分がどこまで技について理解しているかわかります。
はじめはゆっくりと正確な動作を確認しながら行い、正確な動作が確認できたら、相手に負けないように最高のスピードで技を繰り出しましょう。慣れたら正拳顎打ち、正拳下突きなど他の基本技でも行ってみてください。

ミットをお持ちの方、ミットをお貸しした方へキックミットを使った稽古です。
先ずはミットの持ち方です。
中段・上段回し蹴りは基本的に手の甲が見えるようにミットを持ち、体の側面に少し下向きに構えます。蹴りが当たるときに押さえるように受けます。
下段回し蹴りは2つのミットを合わせて、上から2つの持ち手を一緒に握り、太腿の側面に付けます。膝を曲げ太腿に力を入れて負けないように受けます。
中段突き、中段膝蹴り、前蹴り、後ろ蹴りなど、中段への直線的な技に対しては、掌が見えるようにミットを握り体に付けます。足を前後に開き押し負けないように受けます。
上段への蹴りは手の甲が見えるようにミットを持ち、前蹴り、横蹴り、後ろ蹴りなどは正面に少し下向きに構え、後ろ回し蹴りなどは手を出して横に向けて構え、踵落としは手を出して上に向けて構えます。
上段への真っ直ぐな突きは、手の甲が見えるようにミットを両手で持ち、腕をたてて少し内側に向けます。左の突きは左手のミットを突き、右の突きは右手のミットを突きます。当たるときに押さえるように受けます。
次にミットに対する攻撃について。
攻撃は道場で習ったことを再確認し、正しいフォームで、正しい部位(当てる場所)で当てる事が大事だと考えます。
強い攻撃を確認しながら単発で打ち込む方法、連続した攻撃を繰りだし同時にスタミナをつける方法、持ち手が動きながらミットの位置を変えて組手に近い感覚で行う方法などがあります。
ステイホーム週間が始まりました。これまで以上にご家族でおうちでお過ごしのご家庭が多いことと思います。
今回、ご家族で楽しみながら一緒に運動ができる自主トレメニューを紹介しました。空手をやっていないお父さん、お母さん、ご兄弟など家族の皆様も、運動不足解消のために、親子、兄弟のコミュニケーションのために、おうちで運動しましょう。