
東寺は平安時代から京都の街のシンボルだったそうです。高さ約55メートルと木造の建築物では日本一の高さを誇る国宝の五重塔が印象的なお寺です。五重塔の真下に行き圧倒的な高さを体感してきました。講堂の中のずらりと並んだ弘法大師作の仏像、大日如来を中心に如来、菩薩、明王、天部といった21体による立体曼荼羅は圧巻でした。また庭園も素晴らしく五重塔とのロケーションは見事でした。

八坂神社



八坂神社は全国の祗園社の総本社です。日本三大祭のひとつ祗園祭は京都の代表的な行事でこの神社の祭礼として有名です。朱色の目にも鮮やかな西楼門は華やかな祗園の町のシンボルといえます。ご神水「美容水」が大人気で肌につければ美人になれるかもと、海外の団体さんが列を作ってみえたのが印象的でした。
【8月】
嵐山 渡月橋


渡月橋は景勝地・嵐山の中央を流れる桂川に架かるシンボル的存在の橋です。嵐山をバックに渡月橋と緩やかな桂川の流れを座ってのんびりと見ていると、時間を忘れてしまうほどくつろぐ事ができました。人気スポットの嵐山の中でも誰もが訪れる人気スポットで、桜と紅葉の時期は別格の賑わいとなるそうです。

天龍寺(世界遺産)


天龍寺は臨済宗天龍寺派の大本山。天井画の迫力ある八方睨みの龍の雲龍図が有名で、確かにどこからでも睨まれている気がしました。また、大きな屋根と白と黒のコントラストが特徴的な庫裏の入口にある、大胆な構図の達磨図もインパクトが強く印象的でした。そして見るものの目を奪う美しさの曹源地庭園は、いつまでも眺めていたい気持ちにさせてくれ、本当にのんびりと眺めていました。

嵯峨野 竹林の小径

竹林の小径をのんびりと歩けば平安時代の趣を肌で感じることが出来ると思います。幻想的な嵯峨野らしい風景です。この日は夏の暑い日でしたが、ここだけは別世界のように涼しく過ごす事ができました。そよ風が優しく頬を撫でるとは正にここの事ではないでしょうか。

祇王寺
祇王寺は竹林と楓に囲まれた静かな草庵で美しい苔庭が有名です。「平家物語」にも伝わるしっとりとした雰囲気の尼寺です。小さなお寺ですが、一面の緑の苔庭を眺めていると不思議と心が落ち着いてきました。
【10月】
南禅寺


南禅寺は日本三大門のひとつ、高さ22メートルのダイナミックな三門があります。天下の大泥棒、石川五右衛門が三門の上から「絶景かな、絶景かな」と言ったそうですが、実際に急な階段を登ることができ、本当に京都の街が一望できて素晴らしい眺めで絶景でした。

水路閣


水路閣は南禅寺境内の中にある琵琶湖疏水の分流が流れる水道橋です。階段を昇ると実際の水路を見ることができ、結構なな早さで水が流れていました。赤レンガ造りの見事なアーチが美しい橋脚はレトロな雰囲気で、映画やドラマの撮影にもよく使われるそうです。

知恩院



知恩院は浄土宗の総本山で国宝の三門は日本最大の二重門で、その姿は圧倒的な存在感がありました。また重さ約70トンの大鐘楼は大晦日には17人で除夜の鐘を突くことで有名で、重量感があり本当に大きく、鐘を突くと「ゴーーーン!」と大きな音がするんだろうと想像できました。

三十三間堂


三十三間堂は内陣の柱間が33あるため、こう呼ばれるそうです。千手観音坐像、1001体の千手観音立像、風神雷神像など多数の国宝を有しています。本堂に整然と並ぶそれらの像は素晴らしく圧巻でした。江戸時代に各藩が弓術の腕を競いあった通し矢にちなむ「大的大会」が有名で、弓道の聖地でもあるようです。

仁和寺(世界遺産)


平野神社は平安時代より植樹された、約60種400本の桜が咲き誇る、京都でも有数のお花見スポットです。「東の祇園、西の平野」と並び称される桜の名所で、境内には紅白の幕の花見席が設けられ屋台もたくさん立ち並び、夜桜見物では多くの花見客が宴会を楽しむようです。
