極真空手の型は創始者大山倍達総裁が学ばれた、松濤館流空手(元は沖縄の首里手)と剛柔流空手(元は沖縄の那覇手)の型が元になっています。また中国拳法・白鶴拳の型や、創作された極真空手オリジナルの型もあります。
那覇手・剛柔流系の型
近間からの曲線的で重厚な動きが多い事が特徴です。呼吸法は独特のものがあります。
剛柔流の開祖が学校教育など広く普及するために創作した型です。大と小があり、小は極真のオリジナルの度合いが高く、様々な立ち方、多くの技がバランス良く含まれており、型競技の規定型として広く行われています。
那覇手の基本型で鍛錬型でもあります。息吹呼吸を重視した剛の型です。息吹呼吸で体の締めを学び、強健な体を造り上げます。剛柔流では三戦に始まり三戦に終わるとも言われる奥の深い型です。基本稽古の三戦立ちはこの型が元となっています。
大山総裁が好まれた転掌掛けなど円の動きを重視した柔の型です。転掌掛けから始まり、孤拳受けがあり、回し受けで終わる型で、準備体操の後半は転掌の型を応用しています。第5回世界大会において大山総裁は転掌をアレンジした「円転掌」の型を生涯最後の演武として行われました。
那覇手の型で動作数は少ないですが、短い型の中に様々な特徴的な技が網羅されています。道場内の組手だけでは習得できない手首を掴まれた際の外し技など、護身術として実用性の高い大変重要な型だと思います。
那覇手の中核をなす型で、蹴り技のないどっしりとした重厚な型です。騎馬立ちが多く足腰の鍛錬に大変適しています。手刀を上段と下段に構える弓張りの構えが特徴的です。動作数も多く極真空手の型においては、剛柔流系の代表的な型です。
那覇手の型を元にしていますが大幅に改変されており、極真空手のオリジナルの型ともいえます。飛び二段蹴りや片足立ちからの連続蹴りなどバランス感覚を必要とされる動作が多くバランス感覚を向上させる訓練にも適しています。
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