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☆スカイ ブルー ノート♪

☆空色のノートに大好きな映画や音楽やetc.…について綴ってゆきます♪

11/29(日)昼公演@下北沢駅前劇場


作・演出:土屋亮一


19世紀のロンドン。
父とメイドと共にひっそり暮らす黒衣の貴婦人。
名探偵の素質を持つ彼女の許に、事件の相談が持ち込まれる。
そんな格調ある推理劇の世界が、やがて驚愕の変貌を遂げ……

初見の観客は、シリアスな前半に戸惑うかもしれないが、
全ては後半の破壊的なクレイジー・ワールドへの伏線ですから!
(個人的には、前半の設定も好きな世界なので、ゾクゾクした。
川田智美さんの貴婦人とか、小関えりかさんのメイドとか、ツボって内心ハァハァした←)

今回は美術的な大仕掛けが無い(小道具は大活躍するが)分、
“演技力”が際立って感じた。
土屋さんも演者としてイイ味を醸しておられる。

濃密な熱演炸裂のシベ少ワールドを堪能して贅沢な気分。

ちゃんと開演前に座席に着いて、しっかり観劇に“備え”て鑑賞すべし!!



2011年・アメリカ映画
脚本:ベン・リプリー
監督:ダンカン・ジョーンズ


列車爆破テロの真相を追求すべく、政府の極秘任務として特殊プログラムを用いて、爆発直前の8分間に“転送”されるコルター・スティーブンス大尉。何度も“運命の8分間”を繰り返しながら、真犯人に迫るうちに、彼自身にも変化が生じてゆき……

「月に囚われた男」に次ぐ、ダンカン・ジョーンズ監督のSFサスペンスの快作。

繰り返される時間。
散りばめられた伏線。
知的パズルを解く快感。
ヒッチコック的サスペンス世界と痛快なスピード感の魅力。

無間の極限状況で問われる尊厳。
それを乗り越えて未来を拓く物語でもある。

特定のSF的理論が前提になっているので、一度観ただけでは、理解しにくいかもしれない。

「月に囚われた男」同様に、SFならではの特殊な状況だからこそ描き出される、感動的な瞬間。
葛藤、哀しみ、そして希望。

吹替版で、ヒロイン・クリスティーナを演じるのは、宮島依里さん。
…と云えば、金子修介監督「1999年の夏休み」の悠/薫役。
“永遠に繰り返される特別な時間”というテーマは、通じているかもしれない。


2009年・イギリス映画
原案・監督:ダンカン・ジョーンズ
脚本:ネイサン・パーカー
音楽:クリント・マンセル
主演:サム・ロックウェル


近未来。月面で資源採掘に従事する男・サム。三年間の孤独な作業が終わり、二週間後の地球帰還が近づいた或る日、作業中、事故に遭遇し、意識を失うが、目醒めると……

ほぼ主人公一人だけの物語だが、緻密な脚本と演出で、静かな緊張感と力強い感銘に満ちて、全く飽きさせない。

SFだからこその特殊な状況設定。
それゆえに浮き彫りになる、人間の孤独、不安、そして哀しみが、胸に迫る。

独立系の小規模作品だが、CGとミニチュアを駆使した丹念な視覚効果が、特殊な物語世界の説得力を支えていて、素晴らしい。

「2001年宇宙の旅」(1968年)、「惑星ソラリス」(1972年)、「サイレント・ランニング」(1972年)etc.…往年の名作SF映画群へのオマージュでもある。

〈テーマ性と娯楽性が独特のバランスで融合した“大人向け”のSF映画〉の魅力を、新鮮な感性と最新の技術で見事に結実させた、SF映画史上に新たな歴史を刻む傑作。