こんにちは!東北RIZE代表の須賀です。

この度は東北RIZEにご登録、またチームに興味を持っていただきありがとうございます!

 

選手としても未熟ながら、指導者としての実績のない私に期待していただき、心から感謝いたします。私が学んできたこと、経験してきたことを共有し、それぞれの「ランニング」がより楽しく、充実したものになるよう活動して参ります。どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

さて、東北RIZEのメンバーである皆さん、そしてメンバーを今後考えている皆さんにお願いしたいことがいくつかあります。目を通していただき、意識して活動していただけますと幸いです。よろしくお願いいたします!

 

 

①メンバーそれぞれにリスペクトを
有料で活動していく、東北では珍しい形の長距離ランニングチームです。モチベーションの低い選手は誰一人としていません。それでも、それぞれの環境、土台となる能力は違います。決してタイムや成績で優劣をつけることなく、メンバーの取り組み、そして成長を称え合えるチームでありましょう。世代を越え、互いに声をかけ合あえるチームでありましょう。

 

 



左)上田瑠偉選手(プロトレイルランナー)

世界チャンピオンにも輝いた日本一有名なトレイルランナーでしょう。「他者へのリスペクトを忘れない選手」として彼を紹介させてください。

彼は競技力にとらわれず、他者の取り組みや結果を讃えられる選手、自分自身に足りないことを誰からでも積極的に取り入れられる選手であり、常に他者へのリスペクトと配慮を忘れません。

 

中学まではサッカー部。その中で全国駅伝の都道府県代表に選ばれ優勝。華々しい実績の元、高校は陸上競技の名門、佐久長聖高校に進みました。しかし怪我で3年間を棒に振り、出場したレースは片手で数えるほど。中学時代よりも大きく遅れるタイムしか残せませんでした。

それで決して走ることを諦めず、一般入試で早稲田大学へ。同好会で走る中で怪我が癒えた後は、トレイルランナーとして活躍。陸上競技選手としても力を伸ばし、箱根駅伝に出る選手と肩を並べるほどになりました。

 

彼の座右の銘は「実るほど頭を垂れる稲穂かな」。

3年という長い苦難の期間が、他者を理解しリスペクトできる彼の土台を作ったのでしょう。座右の銘も実に彼らしい言葉で、心から応援したいと思える選手の一人です。

 


②東北RIZEメンバーとしての自覚と責任を
ちょっと重い言葉に感じるかもしれません。それでもこの言葉を常に念頭に置いてほしい理由は、「新しい活動」であるからです。


主な活動場所となる宮城野原総合運動公園、元気フィールド仙台はもちろん、グランディ21や様々なトレイルでも一般の利用者様がいます。当該施設とは事前に打ち合わせを行なっていますが、ランニングというスポーツの性質上、施設やコースの独占利用はできません。どんなに人数が増えても、あくまで私達は「一利用者」です。ほとんどの場合、他の方々からは好奇の目で見られることもあるでしょう。


そんな中、東北RIZEが地域に認められるチームになるために、ぜひメンバーの皆さんには日頃の挨拶や道の譲り合いなど、それがロードであっても意識して行なっていただきたいと思います。

メンバー一人ひとりがチームの「顔」です。誇れる、そして東北のランナーの憧れとなるチームになっていきましょう。

 

挨拶や譲り合いといった、「登山やトレイルランニングの精神」を持って日々のロードも走っていけたら最高ですね。

 

 



右)石川弘樹選手(プロトレイルランナー/仙台泉ヶ岳トレイルラン大会プロデューサー)

左)山田琢也選手(プロトレイルランナー/奥信濃100大会プロデューサー)

石川選手はトレイルランの160kmレースシリーズ戦で世界一、山田選手はスキーアーチェリーという競技で世界一になっています。そんなお二人も上田選手のように、元々高いレベルで取り組んでいたスポーツで大きな苦難に直面し、何年もかけて輝く舞台に戻ってきたと聞いています。共通しているのは上田選手と同じく他者への配慮とリスペクトを忘れない姿で、私もお二人の言動に大きく影響を受けてきました。

また、お二人ともイベントや大会では常に「譲り合いと他者への配慮」を伝えています。配慮とリスペクトという精神に加え、トレイルランニングがまだまだ新しいスポーツであることを自覚しているからだと思います。

 


その点で気になることが一つありまして。私自身は並行して陸上競技やマラソンを行っていますが、その中で「タイムや実績こそ正義」という考えの選手がまだ少なからずいるように感じます。

占有でもない場所で「道を空けてもらって当たり前」、また日々の練習も「サポートしてもらって当たり前」という感覚の選手がまだまだいるのではないでしょうか。

(あとは力が下の選手に怒鳴ったり否定したり…。トレイルランでもいますが…)


私も以前そうだったのですが、どうしても近い実力同士で固まるせいか閉ざされた人間関係になりがちで、他者の意見や考えを耳にする機会が少ないことが影響しているのかなと思っています。

だから最初トレイルラン界隈に入った時、すごく不思議な感覚でしたし、トレイルランナーの皆さんに沢山影響を受けてきました。

 

そんなこともあり、「自覚と責任」という言葉が表向きだけのものにならないために、「登山の挨拶や譲り合いの精神を陸上競技やマラソンでも取り入れられることができれば、周囲への影響も含めすごく良い雰囲気になるだろうな」と思えるようになったのはトレイルランニングに出会ってからです。

それを実現できるが東北RIZEの良さでもあり特徴になるのかなと思っています。

 

これからチームには様々なメンバーが入ってくると思いますが、ぜひ創設メンバーの皆さんには、今持っている挨拶や譲り合いの精神をこれから伝えていって欲しいと思っています。それが東北RIZEの「自覚と責任」の大きなピースです。

そして、それを一番に持って伝えていくのは私の役目ですね。笑

 

とはいえ決して陸上競技がマイナスだとは思っていません。トレーニング方法、自らを律する力や知識など、トレイルランナーにとってプラスになることを彼らは沢山持っています。大事なのはお互いの足りないことを吸収すること。そうすれば競技力も心の持ち方も成長もできると思っています。



東北RIZEはランニングチームです。トレイルランに特化している訳ではありません。

トラックも、マラソンも、トレイルも頑張る、楽しむ、結果が出る。

それぞれが混ざり合うからこそ成長できるし、新しい価値観にも触れられる。私自身がそれを経験してきましたし、それを皆さんも経験できる、ちょっと変わったチームかもしれません。

 




③代表はコーチであり一人のメンバー
チームの代表、指導者というと固い印象があるかもしれませんが、私は様々な顔を持つ一人のメンバーだと思ってください。活動していく上での手続き、責任者としての代表、そしてコーチングを行うコーチ、そして成長を共にするメンバーでもあります。ですので決して遠慮することなく、不安や疑問を共有してください。

 


そして私にも分からないこと、間違っていること、ここまで書いてあるのにできないことがあると思います。その時はお願いです。どうか指摘してください。皆さまから教えていただき、学び直すことが私自身も必要です。そして、この活動を通して常に成長し、皆さまに還元できる人間でありたいと思います。どうぞよろしくお願いします。


あ、呼び方はなんでも結構です。ガースー、須賀さん、コーチ、代表…は、やっぱり恥ずかしいかなぁ笑。

 

 



前列右から3番目)宮﨑喜美乃選手(プロトレイルランナー)

160kmのトレイルランニングレースでの活躍が目覚まし選手で、また「学び続ける」選手として紹介させてください。選手としてはもちろん、低酸素トレーナー、またコーチングの分野でも活躍しているのは、彼女が学び直し、学び続ける選手だからだと思っています。

イベントなどでも間違いがあれば直し、分からないことがあれば「調べてきます」と言える。それ自体も凄いのですが、それを身につけ、再び皆さんに伝えていくという姿には本当に関心させられます。

 

指導的な立場の人でも、「認める」、「調べる」、までの段階も上手くできない方もいると思います。綺麗な言葉で納得させてしまうこともできます。それでも自分の言葉と立場に最後まで責任を持ち、関係する人にしっかり還元するというのは、中々できることではないと思っています。

 

以前、仙台のマウスオントレイルさんで一緒にイベントをさせていただきましたが、彼女のそんな一面に私自身も大きく影響を受けています。

 

 


さて、次回以降は東北RIZEで行う主なトレーニングについてお知らせします。この先は別のサイトでメンバー限定公開とさせていただきますので、ご了承ください。

(こちらのブログも続けていきます)


トレーニングついてはさらに専門的な解説を行い、メンバーの疑問を解決しながら、実際の練習会を「より身のあるものに」していければと思います。

 

「なぜこの練習なのか」をぜひ理解して日々の練習に取り組みましょう!効果もモチベーションもグッと上がるはずです!

 

 

とはいえ時には頭を空っぽにして走る時間も大事ですので、バランスを取れるような練習会も行っていきます♪やっぱり楽しくないと!笑

 

小学生、中学生は考えるよりまずは楽しく!そんな練習会にしていきます!まだまだ成長期。怪我なく過ごすことが「楽しさ」と同じくらい大切です!

 

 

★今日のこぼれ話★
レースを控えるなどで「今すぐ解決したい!」ということもあるかと思います!そんなメンバーは遠慮なくLINE等で連絡ください!私自身がお伝えしたいことは一旦後回し。できるだけブログで皆さんにも見える形でお答えしていきます♪
ロゴ入りのチームTシャツの到着も待ち遠しいですね〜^_^

 



ロゴといえば、東北RIZE主催レースではこんなゲートがお出迎え!第一回大会は元気フィールドで7/27に開催です。東北RIZEの横断幕やのぼり旗の他、キッチンカーやチアリーディングチームが大会を盛り上げます!詳細発表の6月2週目までお待ちください!

 



元気フィールド仙台様と一緒に行っていく東北RIZEランニングスクール!元気フィールド様のホームページや施設内でも募集始まりました!体育館にいらした際はぜひチェックよろしくお願いします!笑