【二日目はいざ自分のレースへ】

スタート前に招待選手の紹介があったようですが、朝スマホを確認してなかった上に、直前までトイレに並んでました。申し訳ありません…。


朝6時。日光東照宮の表参道を貸切でスタート!贅沢

「ロストしたらごめんなさい!」

かろ君、壮大な前振りを回収するかのようにスタート直後にロスト!笑


並走する小原さんが「去年とコース変わったのかな〜。去年はさっきのところ右だったんだよ。でも誰もいなかったよね〜」と話すので時計を確認すると思いっきり外れてる!


大きく迂回する形でコースに復帰し、見える範囲の選手に正規コースを伝えるも、どうやら全員ロストする形で進行した模様…。途中のチェーンが危ないと思ったけど大丈夫だったかな…。

(ロストした距離は600m、止まってた時間と合わせて5分くらいかと)

復帰が早かったであろう先行する選手を追う形で、かろ君と山口大河君が前へ。ロード後半から最初のトレイルにかけて、紅葉残る渓谷沿い(稲荷川砂防堤群)の景観が素晴らしい。その後岩がゴロゴロしたトレイルへ。

「捻挫しました」とかろ君。

そういえば自分も足首が少し痛い。捻挫した訳ではないけどマラソン後で可動域が狭くなっていたかも。でも温まれば治りそうだ。

キンキンに冷えた渡渉を過ぎると霧降高原のキャンプ場。ここでの家族の応援がありがたい。なお自分が一番塩対応だった模様…。


嫁曰く小原さんは神対応。前の選手もバネの効いた走りで速かった…。


霧降牧場から息を飲むような絶景。写真で何度も見た場所はまさにその通り。「ここをコースにするなんてすごいな」と思わず声がこぼれる。



大会オフィシャルより。牧草地からの絶景は吸い込まれるよう。



この辺りで先行していた大河君をパス。全く予想してなかったトップに立ってしまったが気持ちは変わらず、いつも通り。欲が出てくることもなく、ハセツネの時と変わらず、自分の内側に深く入っている感覚。普段1人で走っている時と同じ、心地良い感覚。



1445段の天空回廊の手前で再び家族からの応援。帰りに遊ぶ約束してるから怪我なくゴールしないとね。


余裕の対応だぜ。多分…。




かろ君もさすがの対応だなぁ。
 

天空回廊には観光で歩いている方が多くて驚いた。走ってても寒いのに…。皆さん声をかけてくれて嬉しかった。

階段もそうだが、登りは基本的に歩く。いかに効率良く進むかがテーマで、傾斜にもよるが走っている自分に酔ってはいけない。歩きと走るの繋ぎを特に効率良く。


大会オフィシャルより。今度はプライベートで来てみたい。



コース最高点の丸山が近付くにつれて、霜柱が大きくなる。今季初。雪も少しだけ期待したが、冷えた空気と共に冬を感じられて嬉しい。しかし一番乗りと思った霜柱は既に踏まれている。なるほど。進むと山頂には沢山のスタッフが。寒い中頭が下がります。


下りは自分にしては中々良い感じ。エイドを過ぎると噂のひゃっほー?ひゃっほい?トレイル(それはひゃっほい太郎さんか)。このレースのために広く整備したのだろうか。後ろからエイドの皆さんの「ひゃっほー(ひゃっほい)」が聞こえて、僕も思わず「ひゃっほー(ひゃっほい)」と叫ぶ。すみません、もはや感覚。しかし楽しげな名前の割に急坂で難しかったぜ。


霧降高原キャンプ場まで戻ると後続の選手とスライド。沢山声を掛け合って元気をもらう、オレ。
しかし追い越しの時の声かけが十分でなかったなと反省。疲れは関係ないぞ、オレ。


ところでスタートからここまで、分岐で迷いそうになることが何度かありました。矢印はなく正しい方向を見るとマーキングがある。最初のロスト箇所も同じく。この辺りはハセツネでも経験済みなので焦らず立ち止まって確認できたが、単独走や集団についていくだけの場合は特に気をつけないといけない。大会サイドの視点で言えば、どこにでも矢印を設置をできる訳ではないのです。おそらく。


あれ、なぜか右足が痛い。
まあ残り僅かだし大丈夫でしょう。


残り5キロくらいというところで飛田さんに「ただいま!」。動画撮影しながら激下りをこなす。相変わらず凄すぎる。ちょっと置いていかれそうになる自分はまだまだ伸び代だらけと思いたい。




急坂ながら落ち葉のサクサクが気持ち良いセクション。

後でインスタに動画上げます!



ゴロゴロした岩とトラバースのセクションを通過する際、「カムロの蒲沢コースみたいだな」と思っている自分に気がついた。そういえば最初の同セクションも、急登も、渡渉でも、同じようなことを思っていた。どうやら自分が思っている以上に、カムロは自分の支えになっていたようで嬉しかった。


最後のエイドもスルー。今日は寒いこともあって全エイドを通過してしまった。美味しそうなメニューを横目に、スタッフの皆さん「ごめんなさい」。マラソンでホタテを食べるのにトレイルで食べない男。来年は食べようと心に誓う。


難しくない下りのラップは3‘30“/kmくらい。マラソン1週間後なので今日は期待していなかった。しかしマラソンで前半余裕を持ってイーブンペースで走れたおかげか、思いの外疲労も残らなかった。


東北みやぎ復興マラソンはマイペースで走れたのが良かったね。2時間32分10秒の一応PB 。



大会2日前にベアフット系シューズで刺激、というより大きな動きを思い出す練習。2kmを5’58”。ピーキングをしたハセツネ前の厚底3km8‘42“(PB)には当然大きく及ばない状態だが、想定よりずっと良い。ハセツネでピーキングをしたので調子は落ちていましたが、積み重ねによるフィットネスの向上が想定以上だったようです。


あれ、そういえば足首も右足も痛くないな。まあそんなもんだ。


石畳にフィニッシュが近いことを感じる。
と思ったら最後に登り。思わず「登るんかーい」とツッコむ。もちろん歩く。


頂点で大会プロデューサーの由香里さんが待っていてくれた。
石川さんもだけど、プロデューサーがコース途中にいるのって嬉しい。来年のカムロも蒲沢エイドあたりに出没してみたい。


階段の最後だけ走った!笑



参道をひた走りフィニッシュへ。
高校生のボランティアの応援が嬉しい。
「練習休みになってごめんねごめんねー!」(栃木だけに)


しかしこんな観光地のど真ん中を走っている自分に一瞬酔いそうになる。我慢しなさい俺。


優勝!🥇タイムは3時間21分48秒。コースプロフィールは34km2100mD+


本当に、全く予想していなかった優勝が転がり込んできました!


「深く内側に入り込む感覚」なんて言ったが、なんてことはない。いつもの練習と同じ、いつも1人で走っているのと同じなだけ。これまで他人を意識し過ぎていたんです。


もちろん競う、一緒に走る魅力がレースにはある。ただ、それが自分の場合は過剰な負荷になっていたようです。結局はマイペース、自分との戦い。今季はそんなレースがずっとできたように思います。
 

大河くんは2分後にゴールとすぐ後ろ。正直、今日の優勝は大河くんかなと思ってた。来年も賞品の和牛をかけた争いをしよう!笑


★gear★

・コロンビアモントレイル トリニティAG

・トランスアルプス7Lベスト

・ゴンテックス足首ハッタリ&膝ハッタリ(転んで汚れた手でパワーウォークしてたら剥がれてしまった泣)

・COROS Apexpro

・インナーファクト 五本指ラミーソックス&インナー

・GU パワーリキッド×5 ロクテインドリンク

Thank you!

Photo  瑠偉君



フィニッシュまでの時間は少し観光。
帰りには2日目お目当ての恐竜迷路へ。こうやって家族で楽しめるのもお父さんとしてはありがたい。


このポーズいいね笑



歴代の錚々たる日光ミドル優勝者。自分も名前を刻むことができました!お肉が今から楽しみ…🤤



宮城勢でショートとミドル制覇!我妻さん来年もやりましょう♪



さて、今回のレースでシーズン終了となりました。

7月末まで故障で走れず、レースは9月から11月と短期間に駆け抜けた形ですが、順位に関わらず一つひとつ納得のいくレースができました。



仕事の関係で次のトレイルレースは5月頃になるでしょうか。それまでは近場のロードレースに出つつ、ゆっくりとトレイルを楽しみたいと思います。



最高の形のシーズンラストとなった日光国立公園マウンテンランニング大会。何より家族で良い思い出ができました!

由香里さん、晃宏さん、葉月さん、ご招待いただきありがとうございました!カムロも見習って様々な楽しみを盛り込んでいきたいと思います!

(杉の賞品は早速取り入れようかと…)



小原さん&瑠偉君ファミリーの皆さん、子ども達と遊んでくれてありがとうございました!

お声掛け、応援いただきました皆さんもありがとうございました!来年も笑顔でお会いできるように怪我なく過ごしましょう!


最後に

日光国立公園マウンテンランニング大会。トレイルランニングをされてる人なら、一生に一度は出るべき大会だと思います!

そのくらい貴重な経験ができる大会!

人生の大きな財産になるでしょう!

もちろん毎年出るのも最高です♪



キッズレースも来年からは人気出るだろうな…♪



おっと、


最後の最後。どんな時もカムロトレイルランPRを忘れない男。
来年はTシャツのデザイン変わります!!


Photo
Arinobu Watanabe
日光国立公園マウンテンランニング大会
t.sugmatsu
Ruy Ueda
tooobitter
Thank you.