YouTuberのような企画です。笑


おはようございます。ガースーです。


そんな訳で先日下り坂でガシガシ走ってきました。舞台はここ。


蔵王エコーラインでございます。


実は近くにお泊まりに来たついでの朝練です。

さて、登りは蔵王古道を進みます。


こんな感じでふかふかのトレイル。
道幅もあります。


エコーラインに沿うような形のトレイルなので、すごく安心感がありますね。ピンクのリボンと各所に看板。決して迷わない!笑


途中何度か道路を横切るので注意。





滝見台からの景色。雪を被った蔵王も見えるビュースポット。



すみかわスノーパークあたりまで来たら道路は冬季通行止め。(もう少し経ったらもっと下から通行止め?)
ここから蔵王観光道路(という名の砂利の林道)を進みます。



標高1200m、スタートから9kmでD +860m-40mを1時間ほどで走ったところで折り返し。帰りは蔵王観光道路を抜けてからロードを走ります。



11kmでD -820m
激下りです、これは。



どのくらい下りかといえば箱根駅伝の6区。

このコースはスタート地点の標高が約730m
。しばらく平坦なのちに登って、5kmの最高地点で874m。そこから17-8kmくらいまでで標高差860m下ります。最後の3kmは少し下ってるけどほぼ平坦(むしろ上りに感じるらしい)で、20.8kmで標高10mのところまで走ります。



下りの区間約12-3kmで860mほど下っている計算なので、今回僕が走るコースと似たようなもんです。



さて、いよいよスタート。
ちなみにシューズはいわゆるジョギングシューズ。(この辺りはの説明は最後に)



ちょうど朝日が昇って最高に気持ち良い時間!
雲の上から下界に駆け下る贅沢なランニングです!



そんなテンションも相まってか身体が動く動く。
今年ようやく身につけつつある腰(骨盤)の前後の動きも脚の接地も良い感じ。


ラップを確認。
1キロ2分45秒前後。
はえぇぇぇ。


さて、10000mの日本記録は村山紘太選手の27分29秒。
これはざっくりキロ2分45秒ペースです。400mあたり66秒。はえぇぇぇ。



※正確にはトラックの10000mとロードの10kmって記録は別なんですが、その辺りは気にせず。



普段そんなペースでは走れない僕ですら、あり得ないペースで走れてしまうのが下り坂。



5kmは13分30秒少しで通過。
もはや気分は村山選手どころかキプチョゲ。



10kmは…


26分58秒!!!!


えぇぇーー
はえぇぇぇぇーーー!(3回目)
日本記録どころか26分台!



そのまま11kmまで行って29分55秒(2分43秒/km)
で蔵王エコーラインでの日本記録挑戦会は終了となりました。




無事に記録達成となりました今回の挑戦。


実は特にやろうと思っていた訳ではなく。笑



蔵王古道を走っていたら後半気持ちよくなって、折り返してからの下りも勝手に動いたって感じなんです。



下り坂を本気で走るとダメージがすごいので、
(箱根6区を走ると1ヶ月まともに走れないと聞きます)

今回も全力というよりはそのまま20km行けるくらいの努力感、余裕を持って走るというのを意識しました。心拍数的にも82%くらい。だから日本記録で下るぞー!と思ってスタートした訳ではありません。良い感じのタイトルにして申し訳ありません。
(最後の方は頑張ったけど笑)



それでもこのペースで走れてしまうのが下り坂。
そしてそのペースで走れる動きになってきたという実感が嬉しかったですね。上りで出来た動きがようやく下り坂でも出来た。あとは平坦だなと。




だがしかし喜びも束の間、終わったの後の筋肉、関節、内臓へのダメージが半端でないことに気がつく…。



正直、今期走ったどのトレイルレースよりダメージが大きい。



数日のランオフを挟んで何とか回復。そしてランニング再開。平坦でも腰の動きが出てきて、いつも練習よりビックリするくらい良いタイムで走れて「来たぞコレー!」と思った矢先、右のふくらはぎが爆発…。全く走れない状況となり今に至ります。



もちろんその日の練習での準備運動不足もありますし、ケア不足、再開時期のミスもあります。


しかし全力じゃないと言えど、ロードの下りを速いスピードで走るのは、それだけダメージが大きいということです。
そもそもいくら余裕かあっても、そのペースで走れる身体じゃないんですよね。やっても数キロがいいところ。完全にキャパオーバーでした。



トレイルランナーではメジャーな練習法の峠走。登りは心拍の強化に効きますし、下りは筋力強化。でもダメージも大きく諸刃の剣的な部分もあります。僕も過去何度かやって故障をした経験ことあり。なのでしばらく封印していたのですが、今回またやってしまいました。



そんな訳で長い下り坂をペースアップする形の峠走は正直オススメしません。リスクが大き過ぎる。やっぱり腹八分目、トレイルをゆっくり楽しむのが一番です。




ちなみに箱根6区のランナーは、激下り区間をキロ2分30秒あたりで下ります。そりゃ身体壊す訳です。



ただね、ただですよ、下り坂を全否定する訳ではないのです!


箱根6区から世界に羽ばたいたランナーも多いという事実。下りでスムーズな体重移動を身につけられるとか何とか。これは本当です。


実際、僕も今回良い感覚を得ることが出来ました。だからその後の過ごし方やケアに後悔はあれど、下り坂走をやったことに後悔はありません。



大事なのは加減ですね。



最後に。
エコーラインは交通量も多いので、やるなら早朝です。もしくは近くだと二口峠とか笹谷峠がオススメ。



そしてもちろん、
蔵王古道は最高です。笑