** TEA・TIME ** -7ページ目
『今日から家族だよ』
~~~~~~~~~~~
side‐◇
いきなり知らない男性と
一緒に帰ってきたら・・
(今日から家族だと?)
『・・・・・・はぁ?!』
(何言ってんの?コイツ!)
『そ~ゆ~訳だからさ、
あとは宜しくね~~~

これから彼女(義母)と
婚前旅行に行ってくる』
『入籍は帰ってからね』
『ちょっ!!何なの?』
『この男性(ヒト)誰?』
『ふざけるなぁぁぁ!』
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
いつまでも玄関に居させ
るワケにもいかず・・・
リビングへと・・通した
初めて見る男性(ヒト)
眉目麗しく、物腰柔らか
(このヒトが義理の兄)
(騙されてるんじゃ?)
(ウチには金目の物は)
警戒心剥き出しな私に
義兄(いや、まだ違う)は
堪えきれないとばかりに
盛大に噴き出した・・・
(笑うと可愛いんだ・・
って、ソコ違うから!)
顔色をコロコロと変える
私が面白いのか・・・・
一向に笑いをおさめない
いつまでも警戒していて
も始まらないから簡単に
私の自己紹介を済ませる
名前と歳と職業を教えて
もらったけれど・・・・
職業を聞いた時に詳しく
聞かなかった自分を呪う
のは、1週間後に控えた
高校の入学式の最中・・
考えなければならない事
確認しなければダメな事
とっても問題有り有りな
家族としての1日目を
スタートさせていった
『今日から家族だよ』
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side‐◆
母親に『ちょっと来て』
そう言われ、連れられた
喫茶店で逢わされた男性
正直、俺はどうでもいい
母と息子で力を合わせて
今まで過ごしてきたが、
ようやくオンナとしての
幸せを掴み取る決心を
してくれた事に感謝する
『娘が一人居るんだ

』
『とても可愛いんだよ』
『仲良くしてくれる?』
・・・って、ヲイヲイ?
その『可愛い娘』とやら
は何処に居やがるんだ?
どう見回しても居ない?
『あの娘はシャイだから

』
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
『・・・・・・はぁ?!』
(何言ってんの?コイツ!)
そんな思いが顔に出てる
『そ~ゆ~訳だからさ、
あとは宜しくね~~~

これから彼女(義母)と
婚前旅行に行ってくる』
『入籍は帰ってからね』
爽やかに、そう言い切り
フェードアウトしていく
『ちょっ!!何なの?』
『この男性(ヒト)誰?』
『ふざけるなぁぁぁ!』
えーーっと?お義父様?
まさか・・言ってない?
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
まさか、今日から家族が
増える事を、知らされて
いなかったなんて・・・
いや、紹介された時に
居なかった事を不思議に
思わなかった自分の迂闊
さ加減を呪うべきだろう
(・・・でも、可愛い)
(あぁ、警戒されてる)
(そんな、上目遣いで)
(こんな可愛い娘が妹)
思う事は支離滅裂で・・
だけど、今日から家族で
・・・・・・・・ん?!
(入籍は帰ってから?)
・・・・・・ま、いっか
俺、こんな可愛い妹が
欲しかったんだよな~
考えなければならない事
確認しなければダメな事
とっても問題有り有りな
家族、としての1日目を
スタートさせていった
『今日から家族だよ』
~~~~~~~~~~
いつも家に居ない親父
たまに帰ってきたら・・
トンデモナイ爆弾を落とした
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
・・・あれから数ヶ月
私は義兄と暮らしている
正確には、義兄ではない
父と義母は籍を入れずに
婚前旅行と称して・・・
旅立ってくれやがった

義理の兄となったアノ人
眉目麗しく、物腰柔らか
なのに・・・・甘えん坊
何処の世界に・・・・・
付き合ってる彼女よりも
義妹の方が大事だと宣う
彼氏が居やがるのデスカ?
スーパーからの帰り道
後ろから私を呼び止める
声がして・・・・・・・
振り返った事を後悔した
そこには、綺麗な女性に
腕を絡まさせている義兄
・・・・あぁ、ヤバイ
あの彼女(ヒト)絶対に
カ ン チ ガ イ してる
だから私は言ってやるの
『お兄ちゃん今日は・・
ウチに帰らないデショ?』
そう言えば、彼女達は
一応・・安心していた
今度こそは、あの義兄を
振り向かせる事に成功し
た彼女(ヒト)である事を
願いながら私は言うの
・・・だ・け・ど!!
残念ながら今のところ
私の思惑が、成功した
試しが・・・・・無い
あの義理の兄は・・・
『オマエのメシのが美味い』
『だから夕飯には帰る』
・・・・・ちょっと!
毎回毎回!何なのよ!!
あぁ・・・彼女の綺麗な
顔が・・・引き攣ってる
きっと、今回の彼女にも
振られてしまう・・・・
私のせいじゃないっ!!
義兄が毎回振られるのは
絶対私のせいじゃない!
あぁ・・・今夜も・・・
どうして振られたのかが
解らないと泣き付かれる
このストレスを・・・・
私は何処へぶつければ!
お願い、誰か、教えて!

