** TEA・TIME ** -6ページ目
『見知らぬ他人だから』
~~~~~~~~~~~
『目立ってたよね~?』
『アレは誰なのかな?』
『アタシ、兄が居たなん
て聞いた事無かったな』
(お願い、聞かないで)
(アレは無関係だから)
(そっとしといてよ!)
耳を塞いで机に伏せるが
そんな事では小学生の時
からの友人の追及は逃れ
ることができなかった
『あのさ、滅多に帰って
来ないバカ親父がさ・・
いきなり嫁とその息子と
連れ帰ってきてさ・・・
今日から家族だよ、でも
これから彼女(義母)と婚
前旅行に行ってくるから
あとよろしくね

って』
ありえないでしょう?!
まだ籍を入れてないの!
家族になるって予定の
赤の他人と暮らせって

再婚するって聞いてない
反対する訳じゃないけど
説明くらい欲しかったよ
幸い同じ苗字だったから
今のトコは問題ないけど
・・・アレ、バカ親父と
中身がそっくりなんだ!
アレの見た目に騙されて
うっかり引っ掛かる人が
あとを断たないんだよ!
そのくせ・・・いちいち
可愛い義妹が出来て嬉し
い~~~~~O(≧∇≦)o
あぁ、ダメだよ?それは
お義兄ちゃんに任せて?
って、いちいち煩いし
家の中でも、家の外でも
煩わしい事この上ない!
だから、お願い・・・・
アレは苗字が同じだけの
赤の他人だから・・・・
関わりたくないの・・・
そんな・・他人の不幸は
蜜の味的な顔しないで!
アレで良ければ熨斗付け
て差し上げますから!!
帰り仕度のすんだ疎らな
教室で友人に話していた
きっと今日も煩いだろう
どうすれば良いかなんて
ワ カ ラ ナ イ
同情めいた視線を受けて
今日も我が家へと帰る
いっその事家を出ていき
たくてもあの義兄からは
逃れられない・・・・・
そんな気がした・・・・
『これは運命なんだよ』
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
side‐◆
『・・きて!ねぇっ!』
『起きてってばぁ!!』
ん~・・・あとちょっと
『一応、声かけたからね
遅刻は自己責任よ!!』
パタパタ・・・ガチャン
・・・・・ヤバイ!!!
今日は着任初日だった!
あぁ・・今日から仕事か
行きたくないなぁ・・・
だって、可愛い義妹がい
ないし・・・・はぁぁ
ってやってる場合じゃ!
初日から遅刻はマズイ!
俺は慌てて身仕度を整え
ると着任地へと赴いた
お決まりの入学式の挨拶
も終わりいよいよ新任の
紹介へと移っていくが
可愛い義妹が居なけりゃ
何処も同じだとばかりに
自分の名前が呼ばれるの
を待っていたのだが・・
・・アレ?新入生の中に
あの娘が・・・居る?!
・・・・・・・・?!
『あ"ぁ~~~~~!』
『同じトコだったんだ』
『我が愛しの義妹よ!』
自分の名前を呼ばれ挨拶
するハズが、出てきた言
葉は義妹へのラブコール
うん、仕方ないよね?
だって、まさか同じ学校
だったなんて知らないし
あぁ困った顔も可愛い

これから家でも学校でも
一緒に居られるなんて

一緒に学校へ行って
一緒にご飯を食べて
一緒にお家に帰って
あぁ何て幸せなんだろう
可愛い義妹といつも一緒
これから過ごす時間が自
分にとって潤いあるモノ
だと信じて疑わなかった
(それにしても・・・・
何で倒れる女生徒が多い
んだろう?貧血かな?)
※貴方のムダに輝かしい
笑顔にヤラレタんです!
『いったい何の因果で』
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
side‐◇
(誰か!嘘だと言って!

)
只今・・入学式真っ最中
なのに、どうして義兄が
壇上に居やがるのかしら
堅っ苦しい挨拶も終わり
あとは新任教師の紹介で
終了するハズだったよね
・・・・バチィィィ!!
ヤバっ!目が合っ・・・
・・・・・・③
・・・・・②
・・・・①
『あ"ぁ~~~~~!』
『同じトコだったんだ』
『我が愛しの義妹よ!』
(あぁ・・・サヨナラ)
(穏やかな高校生活が)
黙ってりゃいいものを
なんでマイク持ったまま
叫びやがるのでしょうね
・・・・・・・イヤだ!
此処から逃げ出したい!
あのバカ義兄と目があっ
た瞬間に叫ばれ周りから
私に向けられる視線は射
殺さんばかりのモノだった
だけど、次の瞬間には、
やや同情めいたモノに変わ
ったのが不愉快だった
そりゃあそうでしょうね
見た目だけは超一級!の
新任イケメン教師といったい
何処で知り合ったんだ!
と、思うよね・・・普通
なのに、発っせられた言
葉がシスコン全開なんて
入学そうそうツイてない
これから何があっても!
どんな事があっても!!
関わるまい!!!!!
アレはたまたま同じ苗字
なだけの新任教師であり
私には全く関係無いヒト
だから・・・それ以上は
口を開くんじゃ無いよ!
あの大バカモノがぁぁ!
あ・・・ヤバイ・・・
ナンか、頭痛がしてきた
すみませんが、今すぐに
転校手続きさせて下さい
家でも、学校でも一緒

だなんて浮かれてる奴と
居たくありません!!!
こうして・・私の最悪な
高校生活が幕を開けた…

