** TEA・TIME ** -4ページ目

** TEA・TIME **

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ごろごろ ごろごろ
ごろごろ ごろごろ


涼を求めて転がる


ごろごろ ごろごろ
ごろごろ ごろごろ


おふとんに敷いた
【冷感敷パット】
茹だる暑さで役立たず


ごろごろ ごろごろ
ごろごろ ごろごろ


リビングに転がり
冷たさに頬が緩む


だけど、ソコでは
眠ることはできない


仕方が無いので
おふとんに戻る


お風呂でさっぱりしても
直ぐさま汗をかくから
何だか腑に落ちない


涼を求めて頃がってたら
いつの間にか仕事から
帰ってきたあの人が居た


訝しむ目とうろたえる目



『お帰りなさい』と声を
かければこめかみに小さ
く口づけをくれた



あの人がシャワーを浴び
ている間にベランダへ


もわっとした空気に
顔をしかめるけれど


時おり吹く風が心地好い


今日も茹だる暑さで
眠れそうにないけれど


きっと、あの人の腕の中
ならぐっすり眠れそう


でも、こんな熱帯夜では
ソレは無理に決まってる


ため息を一つ吐いて
寝室へと戻っていく



*****


背中を向けて横になる

何か言いたげな視線が
突き刺さるけれど、
こんな熱帯夜にまさか
『抱きしめてほしい』
なんて言えやしない



だけど、後ろから伸び
てきた腕の中に囲われ
更なる熱さを感じさせ
られたのは、予想外



熱帯夜


暑さなのか

熱さなのか



冷たいシャワーが恋しい









ちり~ん ちりり~ん


ソレは風に揺らめき
涼やかな音をたてる



ちり~ん ちりり~ん


ソレは茹だる暑さを
掻き消す音をたてる




*****



『何、しているの?』

後ろから急に声をかけら
れ、驚き身体が跳ねる

飽きること無く見続けた
ソレを指差して答える


『今日、貰ったんです』


誰からとは言わずに答え
る私は少しだけイジワル


そうすると・・・・やっぱり
貴方の眉間にシワができた


きっと、今の貴方の頭の
中は混乱状態のハズ


いつもイジワルをされるか
らせめてもの意趣返し


気づかないふりをして
またソレに目を向ける



ちり~ん ちりり~ん


ガラスでできたソレ

碧みがかった透明に
紅い金魚が泳いでる



*****


答える気がない彼女に
さて、どうしてくれよう
等と物騒なことを考えて
いたけれど・・・・嬉しそう
に、楽しそうに見ている
彼女を見遣れば・・・・後で
も良いかと思ってしまう


けれどいつまで経っても
俺を見てくれないのは
面白くないので・・・・・
後ろから抱きしめた


途端に身体を硬くする君


いい加減、抱きしめる度
に硬くなるのはなぁ・・・


『は、放してっっ』

震える声でそうは言うが
逆効果ですよ、お嬢さん


嗜虐心に火が点く

首筋に口づけをすれば
真っ赤に染まる君が居る



*****


頭の中で警笛が鳴り響く


イジワル しなきゃよかった


ぎゅうっと抱きしめられ
あろう事か・・く、首筋に
柔らかい感触がっっ

どうしよう!どうしたら
逃れられるの~~~?


パニックを起こしている
私の頭の上から音がする



ちり~ん ちりり~ん


今の私には、ちっとも
心に響かない 『ソレ』


ぎゅうっとしていた腕が
片方だけ身体をはい回る


逃げたいのに逃げれない


このままじゃ・・・・・・・・
きっと・・・・・・・(≧x≦)





*****


ちり~ん ちりり~ん

茹だる暑さを掻き消すよ
うに涼やかな音が鳴る


昨夜はイジワルし過ぎたせ
いか可愛い顔が見れない


『アレ』とお揃いで君の
身体に紅い華をたくさん
散りばめたからな・・・・

とりあえず、ご機嫌を
直してもらわないと・・

さて、どうしようかな



涼やかな音を聞きながら
今日が 始まる







『本日のお天気は…』



~~~~~~~~~~~


朝一番に面倒この上ない
やり取りをして私の気分
は最低だった・・・・・・

一方、天国から地獄へと
叩き落とされた義兄も、
落ち込んだままだった


気分の晴れない私に友人
がこれ以上無いくらいに
義兄の話題を振ってきて
からかいまくってくる

イライラしても仕方ない
のは解っているので意識
を無理矢理切り替える

そのままお昼まで過ごし
た私だったけれど・・・・・
ま・さ・か未だに使い物に
なっていなかった義兄の
状態にはほとほと呆れた



社会人としてどうなの?
と言わんばかりの状態に
私は溜息しか出なかった


先生方から『何とかして
くれないか?』と言われ
た時は泣きたくなった

だけど、私の言葉で落ち
込ませたのは事実なので
嫌々ながらも行動する


『センセ、夕方買い物に付き
合ってほしいんだけど』
籍を入れていない以上、
アレを義兄と呼ばない
よほどの事が無い限り

だけど、今、この状態の
奴にとっては気分の浮上
は簡単に成し遂げられる


あぁ、キラキラした視線を向
けないでほしいなぁ・・・

返事を聞く前に出ていく


返事なんて聞かなくても
あの眼が語っているもの
だから、ほら・・・・・・
奇声をあげている・・・・

これなら残りの就業時間
はフルスピードで終わらせる
だろう



◆◆◆◆

(私に義兄は居ない・・・)
その言葉に打ちのめされ
気分は下降の一途を辿る


呼ばれた気はしたけれど
何もする気がおきなくて
ボーッとしたままだった


どれだけの時間が経って
いたのか・・・・ふと入口に
目を向けると愛しい義妹
がソコに立っていた

『買い物付き合って』

そう告げて直ぐに消えた


言葉の意味を反芻する

買い物に付き合う
↓↓
一緒に居られる
↓↓
一緒に家に帰る
↓↓
自分達は家族である


・・・・・・・・・・・・

『※◆▽★☆#※∀ゑ』
言葉に成らない位の喜び
が込み上げてくる

っっ!!そうだ!
こうしてはいられない!

一緒に買い物ドキドキに行く為
仕事を終わらせなければ


目先に人参をぶら下げら
れた馬の如く、俺は猛然
と働きだしたっっ!!




今日のお天気は
曇天のち快晴トコロにより
<ナミダアメ>がふるでしょう