ちり~ん ちりり~ん
ソレは風に揺らめき
涼やかな音をたてる
ちり~ん ちりり~ん
ソレは茹だる暑さを
掻き消す音をたてる
*****
『何、しているの?』
後ろから急に声をかけら
れ、驚き身体が跳ねる
飽きること無く見続けた
ソレを指差して答える
『今日、貰ったんです』
誰からとは言わずに答え
る私は少しだけイジワル
そうすると・・・・やっぱり
貴方の眉間にシワができた
きっと、今の貴方の頭の
中は混乱状態のハズ
いつもイジワルをされるか
らせめてもの意趣返し
気づかないふりをして
またソレに目を向ける
ちり~ん ちりり~ん
ガラスでできたソレ
碧みがかった透明に
紅い金魚が泳いでる
*****
答える気がない彼女に
さて、どうしてくれよう
等と物騒なことを考えて
いたけれど・・・・嬉しそう
に、楽しそうに見ている
彼女を見遣れば・・・・後で
も良いかと思ってしまう
けれどいつまで経っても
俺を見てくれないのは
面白くないので・・・・・
後ろから抱きしめた
途端に身体を硬くする君
いい加減、抱きしめる度
に硬くなるのはなぁ・・・
『は、放してっっ』
震える声でそうは言うが
逆効果ですよ、お嬢さん
嗜虐心に火が点く
首筋に口づけをすれば
真っ赤に染まる君が居る
*****
頭の中で警笛が鳴り響く
イジワル しなきゃよかった
ぎゅうっと抱きしめられ
あろう事か・・く、首筋に
柔らかい感触がっっ
どうしよう!どうしたら
逃れられるの~~~?
パニックを起こしている
私の頭の上から音がする
ちり~ん ちりり~ん
今の私には、ちっとも
心に響かない 『ソレ』
ぎゅうっとしていた腕が
片方だけ身体をはい回る
逃げたいのに逃げれない
このままじゃ・・・・・・・・
きっと・・・・・・・(≧x≦)
*****
ちり~ん ちりり~ん
茹だる暑さを掻き消すよ
うに涼やかな音が鳴る
昨夜はイジワルし過ぎたせ
いか可愛い顔が見れない
『アレ』とお揃いで君の
身体に紅い華をたくさん
散りばめたからな・・・・
とりあえず、ご機嫌を
直してもらわないと・・
さて、どうしようかな
涼やかな音を聞きながら
今日が 始まる