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** TEA・TIME **

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~新しいコト?


半ばボンヤリとしていた女の子が連れて行かれた部屋が物理準備室の奥部屋である事に気づいたのは、座らされ工具を揃えられ、目の前にコーヒーカップで置かれた瞬間だった

もう一度、造ってみないか?今度は自分にも造ってはくれないだろうか?もしくは作り方を教えてはもらえないだろうか?

女の子は最初訝しんだ

同性から『そのような』事を言われたのは初めてだったから…
でも、先程自分を庇う様に怒りの声を上げた事を思い出すと『私で良ければ』と了承した

そういえば、最近クラブ内のみで話し掛けてきていた人だったっけなぁ…等、そんな事を思いながら、手は新しいアクセサリーを仕上げるべく動いていた







~怒りと悲しみと喜びと


『オマエが悪い』
その言葉を吐き捨て逃げていく男の背中を射抜く様な視線を投げ掛ける女の子

けれど、すぐに視線を散らばるカケラに向け拾い集めていく

声を掛けた文化部委員長も拾い集めていき目に見える範囲では取り零しが無いように思えた

手の中のカケラ達を見つめ動かない女の子の腕を掴みその場を離れるべく行動した

向かった先は物理準備室

辺りに誰も居ない事を確認した文化部委員長は女の子と中に入っていった

そして更にその奥の隠された部屋へと移動し、先程まで女の子が座っていた席に座らせ、必要な工具を揃え、もう一度…と促した

今度は自分にも教えてほしいと願いを伝える事も忘れずに…





            ~戸惑い


『お世話になっている叔母さんへのプレゼントが台なし』

文化部委員長のその言葉に今まで女の子の表情を歪ませた事に満足していた男の表情が変わった

男は女の子の手の中にあった光り輝くアクセサリーが誰かからのプレゼントなのだと思い、奪い取り引きちぎったのだった 
子供じみた独占欲からくる行動なのだと自覚症状皆無だったが…

女の子がプレゼントされた物ではなくプレゼントする為に造った物だと理解した瞬間にバツが悪くなりその場を逃げた

『ぶつかってきたオマエが悪い』その一言を吐き捨てて…