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** TEA・TIME **

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~帰りたい


女の子は怖くて、怖くて堪らなかった
会長の視線が怖くて堪らなかった

女の子は…同年代の男が怖くて堪らなかった

入学当初はごく普通の、何処にでもいる普通の女の子だった

けれども、ある事により男性恐怖症となってしまった



きっかけは…
初めて仲良くなった友達と部活の先輩、それとあの暴言男





           ~遠く、近く


『はじめまして』

第一声は会長からだった


同じクラスであっても必要以上に接する事をしない女の子だから自分を認識してないかも…?そんな気がした為、そう言ってみた

すると『同じ…クラス…ですよね?』と、やや思案顔で答えが返ってきた事に『あぁ、一応クラスメートとしては認識されてたんだ?』と意地悪そうに返せば、女の子は少し気まずそうな顔した…

二人のやり取りを見ていた委員長は同じクラスだったんだ?と女の子に問い掛けると…答えない女の子の代わりに会長が『必要以上にクラスと接する事をしないから気付かれてないのかと思ってた』とフォローだか責めてるのか解らない答えを返し、女の子はいたたまれなくなってしまった

ついでに同じマンションである事も聞いてみたくなり遠回しに『他にも同じ所があるのだけど気づいてる?』と聞くと『解らない』の答えに苦笑した…







~気になるけれど


絶対に何処かで出会っている気がする

けれど、何処だったか思い出せない

この冷たそうな感じの人には見覚えは無いハズなのに、どうしても気になった

『冷酷紳士』

それが生徒会長の通り名


何事にも容赦の無い仕事ぶりからそう呼ばれる

そして、会長は物理準備室の奥部屋には滅多には来ない、そう顧問の先生から聞いていた

だから学院内で人と接する事を苦痛と感じている女の子にとって『冷静紳士』なる呼び名の会長との遭遇はあまりにも有り難くはなかった…