** TEA・TIME ** -22ページ目

** TEA・TIME **

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~囁かれる


体調不良を理由に休んだ翌週から視線を感じるようになった…のは気のせい、では無かった

振り向けば必ず2~3人居て、慌てて目を逸らされる

そんな事が何度も続けばおおよその検討はつく

決定的になったのは、たまたま備品を取りに行った帰り道での事だった

『ねぇ、知ってる?…』『あ、聞いた!アレでしょ?…』『そうそう、でね…』『…なんだって!』『うそぉ!だったら…』『それでね…だって』


些か湾曲しているが彼女達の噂話はほぼ正確に伝わっているようで…女の子はその場から静かに離れた


もぅ此処には居られない



そう思った…









~苦痛の取り除き方?


翌日から三日間仕事を体調不良という事で休んだ


通報した結果、四日目の朝には見当たらなかった
              
一日目は出勤しようとマンションを出た瞬間に腕を掴まれ、路地に連れ込まれそうになる所を大声を上げる事により回避し、尚且つ振り回した鞄が当たり、力が緩んだ瞬間に振り払ってマンションの中に駆け込んだ

二日目は窓から外を窺えば、やはり居た為、一日中部屋から出なかった

三日目は管理人である叔母に何故仕事を行かないのか問い質され、付き纏われている事を伝えると直ぐさま不審者通報をしてくれ、連れていかれた

前科があった為、二度と付き纏わない事を誓約させたと連絡が来た時には嬉しさが込み上げた
ようやく安心して外を出歩ける事が出来ると…








~悪夢再び


ようやく心も落ち着いたある日の夕方…居るはずの無い人間に出会った

女の子を自分のモノだと公言して憚らない勘違い男に出会ってしまった

卒業する少し前まで女の子の住んでいるマンションの近くまでやって来ては待ち構えられ、外出も出来なかった

不審者扱いをし、警察沙汰にもなりかけた

卒業後は県外へと出て行ったらしかったから女の子は安心していたのに…

職場へ戻れば次の日から迷惑がかかってしまう…けれど、マンションまではまだ相当の距離がある

女の子は踵を返し走る

走って、走って、走り続け
マンションへ戻れたのはそれから数時間後…