** TEA・TIME ** -21ページ目

** TEA・TIME **

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~信頼と不信


ほだされたとは言え、女性は少しずつではあるが男のコに惹かれていった


お付き合いを始めて1年後には想いを自覚する程になっていた
自覚をしてしまえば女性本来の性格が出てくる

女性は自分が認めた相手にはとてつもなく世話を焼いてしまうのだった

しかし、それが当たり前になりつつあったその半年後…男のコとなかなか連絡が合わなくなり、更に半年後…決定的な出来事が起きたのだった

男のコと同じバイト先の女の子がホテルに行った事を聞いてしまった

女性がその事を問い質せば、男のコは『いつまでも悲劇のヒロインぶるな』と吐き捨てた

未だ信頼する事が出来ていなかった所を指摘され女性はまた他人を信じる事が出来なくなった
他人を信じる事を始めて1年足らずで不信へとまた逆戻りとなった

恋しいと想う心など最初から無かったかの様に女性の心の内は閉ざされた








~それから


住み慣れた土地を離れ女の子は女性へと変化した


男性恐怖症は暴言男限定だったらしく新しい土地ではそこまでの恐怖感は感じられなかった

しかし、未だ他人を信じる事が出来ずにいたが一人の男のコと出会った

人懐っこく、表情がくるくる変わり一緒に居ても嫌悪は感じられなかった


『好きだ』と告白をされても信じる事が出来ず『ごめんなさい』と断った


けれど、諦めず根気よく告白し続ける男のコにほだされ…女性はお付き合いする事を了承した
それが間違いだったと気付くのは2年後だった






~発つ鳥後を濁さず


気がつけば、マンションの周りでもチラチラと見られるようになった

今まで親しくさせてもらっていた人にまで距離を置かれるようになった

一番嫌だったのは叔母にまで迷惑が掛かる事

職場の方はすんなりと退職手続きが取れ、溜まっていた有休を消化するのではなく、給与に還元してくれた社長に感謝した


行く宛てなど無かったけれど、早く出て行かなければ噂が噂を呼び大変な事になってしまう

あんな思いは二度とゴメンだとばかりに女の子は住み慣れた街から出ていったのだった

最後まで心配をかけ、迷惑をかけてしまった叔母には落ち着いたら必ず連絡をする約束をして…