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** TEA・TIME **

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『降っても晴れてもスキ日和』のひかり様にリクエストさせていただきました続きです

             すきなもの        すてきなもの                                 
‡‡‡


やっぱり!!女の子の憧れお姫様って言ったら!!ふんわりドレスにキラキラティアラ!!

そ し て!!

妖精さんよね?

敦賀・・・いえ、久遠さんと来たかった憧れのアルマンディに、まさかまさかその妖精さんがいるなんてーーー!!

夢みたい!!

「うわあぁぁぁぁぁ~~~~//////つ、敦賀さん~~~見てくださいぃぃ!!!妖精さんが!!ここに妖精さんの衣裳がありますよおお~~~~(≧▽≦)」
「あ、ああ・・・・そうだね・・・」

「・・・・着てみる?」

「・・・良いんですか!?」

「今の君はとっても可愛いよ。このドレスに負けない位にね。だから似合うと思うよ?」

そう言って笑う久遠さんの表情は神々しくて・・・

もしかして、甘えても・・・いいのかな?

素敵過ぎるドレスに夢中で、楽しんでいると、久遠さんの優しい微笑みが見つめてくれてる。
でも一瞬ふっと寂しそうな、泣き出しそうな顔でこっちを見ていた気がする。

・・・なんで?なんでそんな顔してるんですか!?

とたんに胸がきゅうっと締め付けられる。

久遠さん・・・

「せっかくの申し出だ。したいようにするといい。・・・キョーコは、どうしたいの?着たくないの?」

怒ってはいないはずなのに・・・

「・・・着たい、です・・・」
「じゃあ、妖精になっておいで、お姫様?」

私にはわかるの。

「・・・!!はい!!行ってきますねっ」

笑っているけど、寂しいの?

貴方の寂しそうな顔は見ていて苦しい

何もかも諦めて

このまま消えていきそうに見える

待ってて、行っちゃ駄目、行かないで 久遠さん・・・




続く
すきなもの         すてきなもの             ‡‡‡


デザイナー達はキョーコを連れてアルマンディの撮影スタジオへ向かった。その間もキョーコ達は妖精談議(!?)に花を咲かせすっかり打ち解けていた。
・・・・・・・・・・。

せめて移動する時くらい隣に、キョーコの側に居させてくれ!!・・・それすらもさせてくれないって言うのか・・・?

頬とこめかみの筋肉が引き攣ってきたのがわかる。

デザイナーとの会話の最中、時折心配そうな顔のキョーコと目が合い、内心慌てながら穏やかな表情を取り繕う。

-本当に良いんですか?-

と言いたげな彼女の表情

それに対して俺は、少なからぬ本心からの微笑みを返す。

彼女を、困らせたい訳じゃない
こんなに楽しそうに笑っているじゃないか

常日頃、謙虚な君が

ひたむきに情熱のままに何かに向かい合う姿は・・・とても逞しく綺麗だ。羨ましいくらい・・・

愛しくて仕方ない

隣に行って、今すぐそう伝えて
君に触れたい・・・

でも

今は、その時じゃないのかも知れない

もう少しだけ

君の眩しい姿を、ここで見ていたい気がするのもまた、確かな事実なんだ・・・

だ が

撮影が始まると・・・・・・

「素晴らしい・・・!何処を見ているんだ君は?・・・キョーコ!まるで夜の闇に溶けてしまいそうな儚げで妖しい風情・・・いいね。人の身ならぬ闇の妖精そのものだよ・・・その瞳で人を惑わして人の心を捕え、虜にしてしまうんだね?次は目線をこっちに頼むよ麗しの妖精様・・・」

アルマンディの新作をお披露目するショーのコンセプトがどうやら『妖精』らしい・・・

あの調子でカメラマンはキョーコを被写体に

『妖艶な闇の妖精』『情熱的な炎の妖精』『涼しげな水の妖精』『可憐な森の妖精』 『凛とした風の妖精』と・・・

多種多様な妖精の衣裳を全てキョーコに着せ、その全てのビジュアルイメージをキョーコのアドリブに任せ、ファインダーに納めた。

いつの間にか

彼女自身が創りたいと言っていた『最上キョーコ』という人間は

こんなにも与えられる光を浴びて輝き鮮やかに彩りを放ち、それらによって創られる存在になっていたんだ・・・

デザイナー達でなくとも

その摩訶不思議な魅力に我を忘れ魅了されるだろう。

キョーコ。誰よりも美しく煌めいて?

そして

俺を置いて行かないで




続く
『降っても晴れてもスキ日和』のひかり様にリクエストさせていただきました続きです


            すきなもの        すてきなもの                                  
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心を酷く惑わす俺の小さな 可愛い悪魔・・・

「どうしよう!? 久遠さ~ん!!」

「!?」

ハッと我に返る。俺の事思い出してくれたのかキョーコ?

「 どれを着てみようか迷ってしまいます~~><」

こてん。

興奮に染めた頬と傾げた首が俺を見上げ魅了する。

・・・・・・・・・・。

なんて可愛いんだ可愛い過ぎるだろ。

本当にずるい娘だ・・・

だから俺は逆らえない。君の為に、口を開いてしまう。

「迷う必要は無いよ?何なら・・「何言ってるんだキョーコ?全て着て貰うよ!君みたいに話がわかって衣裳映えする人間はめったにいない!!できればこのまま撮影させてくれないか?そうだ!そうしよう!!お代はこのドレスでどうかな?」

・・・・・・・・・・。

「ええ!?そんな・・・!!頂けません!!こんな高価なもの・・・!!」

「君を撮る事でインスピレーションが湧いてくるんだ!!決して高すぎる謝礼じゃないよ。どうかお願いする!モデルになってください!!」

「・・・そ、そんな・・・久遠さん、私・・・」

「せっかくの申し出だ。したいようにするといい。・・・キョーコは、どうしたいの?着たくないの?」

「・・・着たい、です・・・」
「じゃあ、妖精になっておいで、お姫様?」

とびきりの笑顔を彼女に向けたつもりだ。

「・・・!!はい!!行ってきますねっ」

彼女は笑顔を返してくれた

俺はちゃんと笑えていただろうか?

今の俺の精一杯の演技

でも、答える君の笑顔が見れて嬉しいのは

嘘じゃないから

だから俺は、偽る事なく笑えるんだ・・・




続く