** TEA・TIME ** -13ページ目

** TEA・TIME **

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☆ a guardian angel ~守護天使~みー様より

『 NUDY 』 ~ 君の素肌に触れるのは ~ 4-3



「…ありがと///」

そういって上目遣いにショータローを見上げて背を向いてバスタオルをぱらりと外した。

( ヒィ~~~ッッ やっぱり、恥ずかしい…っっ /// )

背中しか見えてない…とはいえ、ニプレスだけの胸は裸でいるのと変わらない恥ずかしさがある。

ローションを塗る手が止まって…肩甲骨の辺りにチュッと唇の触れる感触…
次の瞬間…タオルの無い状態でまた抱きしめられて、肌の温もりを直に感じた。

私を抱きしめるのはショータローじゃない…大好きな彼なんだ。

さっきのは負けず嫌いのショータローが私を動揺させるために仕掛けた罠よ…そうにきまってるわ。
――――――だったら、私も仕返ししてあげる。


…上目遣いに恥じらって…甘い声で囁いた。

「大好き」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

ギリギリと痛む胸…キョーコは…俺の恋人になったのに…俺を選んでくれたのに…

―――――どうしてこんなに胸が苦しくなる…?


アイツをみつめるのも、頬を染めるのも…演技のはずなのに―――――…


大好きって…愛しそうにみつめるキョーコにアイツがフリーズする。

あんな顔で、大好きだなんて…俺だって云われたことないのに!

「カット!…不破君もなかなかやるじゃねーか、って…おい、聞こえてるか?」

「…あ、は…ハイ…//」


ふらふらと…セットを離れる不破は、真っ赤な顔をしてた。
キョーコはそんな不破には気づいてない…気がつけば、同じようにキョーコの『大好き』にやられたスタッフが顔を赤くしてた。






続く

☆ a guardian angel ~守護天使~みー様より

『 NUDY 』 ~ 君の素肌に触れるのは ~ 4-2


「それじゃ、流れは説明した通りだ。どちらが、より俺のイメージするものを作り上げられるか、勝敗は俺の感性で決めさせてもらう。多少アレンジしてくれても構わない…っつうことで、始めるか!」

監督のスタートという声で撮影が始まった。

目を瞑り、スゥーと役を憑けた私は湯上りの彼女を演じる。

バスタオル姿で、テーブルの上に置いてあったローションを手にベッドへ向かう。

彼に愛される可愛い女性でいたいから、お手入れは欠かせない。
眠っている彼を気遣うように、そっとベッドに座り、ローションのふたを開ける。
手のひらにいっぱいローションを垂らして…手首から肩にかけて塗り始めると…
背後からスゥ-ッと伸びてきた腕にぎゅっと抱きしめられた。
( ショータローは…どんな演技をするんだろう )

負けず嫌いのショータローがどんなに頑張ったところで、あの人に勝てるとは思えない。
演技に関しては素人だからって、
私はあいつのことをどこかバカにしていたのかもしれない…。
私を抱きしめたショータローが…耳元で囁いた。
「…ーコ…好きだ」

キョーコ…好きだ…甘く囁かれたその言葉は私にしか聞こえない…小さな声だった。
その瞬間、役が剥がれ落ちそうになった…
監督やスタッフ…あの人だって見てるのに…私は動揺を隠すので精一杯だった。

固まってしまった私の手から、ローションを取り上げたショータローは、すごく愛おしそうな目で私をみつめる。
その見慣れない優しい笑顔に…不覚にもときめいてしまった。
「背中…塗ってやるよ」

クスッと優しく笑う男は私の知ってるショータローじゃなかった…。
こんな顔…初めてだ。彼女の前では…こんな顔するんだって…思ったら、胸がチクって痛んだ。

私にはあの人がいるのに…これはただの演技なのに…こんな気持ちになるなんてどうかしてる。
…その瞬間、鋭い視線を感じた。みなくてもわかる…これはあの人の視線だ。

今は撮影中なんだから、役に集中しなきゃ…。





続く

☆ a guardian angel ~守護天使~みー様より

『 NUDY 』 ~ 君の素肌に触れるのは ~ 4-1


真っ白なシーツの上…黒崎監督の指示で先にセットに入ったのはアイツだった。

アイツと会わせたくなくて…この仕事を入れたのに、こんな展開になるなんて―――――――――――…

アイツが彼女の素肌に触れる…愛を囁くようにその背中に触れて…キスを落とす。

――――――――――――考えるだけで、嫉妬でおかしくなりそうだ。

俺たちの仕事は…どんなに嫌いな相手でも、愛し合う役ならば…愛しそうにみつめてキスもする。

それは芝居であって…仕事であって…割り切らなきゃいけない。
そんなことはわかってる…だけど、それでもアイツには触らせたくなかった。

アイツのは演技じゃないから―――――――――――――――。

キョーコを愛しそうにみつめるアイツは今まで見せたこともない優しい顔をしてた。
その姿に黒崎監督が呟いた。

「へぇ~意外…あの坊主、あんな表情(かお)もできんのか…」

感心するように云った監督は、ニヤニヤした顔で俺をみる。

「敦賀蓮が思わず公私混同しちまうくらいに…キョーコに嵌ってるとは驚いたな」

それが監督に挨拶にいった時、開口一番に云われたセリフだった。

「だけど、ま、俺としてはいい画が撮れそうだから、…期待してるぜ?」

俺の肩をポンポンと叩いて、監督らしからぬ風貌の男はニヤリと口角を上げた。
噂には聞いていたが、食えない男だと思った。
だが、スポンサーの推す不破じゃなく、俺を起用してくれたことに感謝をした。

…なのに、こんな落とし穴があったなんて―――――――――――…

監督にしてみれば、相手役は誰だって構わなかったんだろう。
イメージ通りの作品(CM)が作れさえすれば…
だから、主役である商品をより効果的に表現できる…インパクトのある方を選ぶ。

彼女との共演をかけた演技対決…俺が負けることなんて許されない。






続く