☆ a guardian angel ~守護天使~みー様より
『 NUDY 』 ~ 君の素肌に触れるのは ~ 5-2
「…彼女には触れさせない…もう出番は終わっただろう?」
そういって俺を睨んだその目は、視線だけで気の弱いヤツな逝っちまいそうなほどヤバかった。
俺はこいつに敵わない…雄としての本能が感じた敗北感。
おろおろした顔でそれを見るキョーコの手が…アイツを心配してた。
――――――――――――俺じゃなくて…アイツを選んだんだ。
…渡したくなんかなかった…でも、足掻いても…もう無駄なんだって思った。
体から力が抜けていく…脱力感に、アイツも俺の腕を離した。
俺は捻られた腕をさすって…二人に背を向けて歩き出す。
心配そうに追いかけてきた祥子さんに云った。
「祥子さん…帰ろうぜ」
「え…でも、まだ…」
「いいんだ…この勝負、俺に勝ち目なんて…最初からなかったんだ…。」
「…尚…」
「黒崎監督…ありがとうございました…」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
そういって頭を下げた不破はスタジオを後にした。それを見届けた後で、監督が俺たちを見ていった。
「…気が済んだみて―だな、んじゃ、本番始めるか?」
――――――本当に…食えない監督だと思った。
その後、さっきの撮影で煽られた分、ダダ漏れになってしまったらしい俺のフェロモンのせいで?(社さんにお前のせいだって言われた…)その色香に当てられたスタッフがバタバタと倒れてしまい…撮影は中止、後日改めてという事になった。
彼女もそんな俺を前に…真っ赤になってしまい、まともな演技ができなかったから…
だけど、彼女が役に入りきれなかったのは…きっと俺のせいじゃない。
彼女は二重に演じてた…俺の前で、アイツの告白に動揺してない女優を…
いや、本当に気がついていなかったのかもしれない…
だけど、アイツが…去っていく姿を見て…その元気のない姿をみて確信したんだ。
アレが芝居じゃなかったことを…だからきっと、役に入れなかったんだろう。
そんな彼女を俺は…マンションへと連れ帰った。
本当に彼女を…俺のものにするために――――――――――――――…。
続く
☆ a guardian angel ~守護天使~みー様より
『 NUDY 』 ~ 君の素肌に触れるのは ~ 5-1
キョーコが立ち位置に移動する間、俺は監督とあの男に視線を移した。
俺の本気…そう、俺に出来るのは今まで素直になれなかった想いをぶつけるだけ…。
( キョ-コ、俺が負けてやるから…俺を…俺を選んでくれっ!)
祈るような気持ちで紡いだ言葉…それに対しての答えなのかと期待した俺がバカだった。
「大好き」
久しぶりに聞いたキョーコのその言葉に…その表情にやられた。
上目遣いで頬を染め、俺を見つめて囁かれたその言葉に…
完全にノックアウトされた。
そんな俺を一気に地獄に突き落とすようなこの展開。
俺の告白をアドリブ…だと、最後のセリフには何の意味もないと淡々と語るキョーコの言葉にショックが隠せなかった……何も感じなかったっていうのか?
なんでわかんねーんだよ?そんなはずないだろう?
つか、なんでソイツに言い訳なんかしてんだよ…まるで…
―――――――――――嘘だろ?…嘘だよな…嘘だって言ってくれよ!!
「…ダメ…アイツに…俺以外にあんなこと言わないでくれる?…」
「…え/// でも、あれはお芝居で…」
「芝居でもヤダ…妬いた」
「妬いた…///…って何言ってるんですか~~~っっ こんなところで」
照れて真っ赤になるキョーコをみて…ここがどこかなんて考えてる余裕なんかなかった。
「どういうことなんだよ!やっぱり、お前ら―――――…」
俺じゃない男を選んだキョーコへの怒り?
俺から…キョーコを奪ったアイツへの怒り…?
一番大事なもんを守れなかった自分への怒りだったのか…とにかく怒りを抑えられなくて…気がついたら、キョーコ達に向かってそう叫んでた。
俺の声に周囲がどよめき立つ…キョーコに問いただそうと伸ばした腕をアイツに捻りあげられた。
「…彼女には触れさせない…もう出番は終わっただろう?」
続く
『 NUDY 』 ~ 君の素肌に触れるのは ~ 5-1
キョーコが立ち位置に移動する間、俺は監督とあの男に視線を移した。
俺の本気…そう、俺に出来るのは今まで素直になれなかった想いをぶつけるだけ…。
( キョ-コ、俺が負けてやるから…俺を…俺を選んでくれっ!)
祈るような気持ちで紡いだ言葉…それに対しての答えなのかと期待した俺がバカだった。
「大好き」
久しぶりに聞いたキョーコのその言葉に…その表情にやられた。
上目遣いで頬を染め、俺を見つめて囁かれたその言葉に…
完全にノックアウトされた。
そんな俺を一気に地獄に突き落とすようなこの展開。
俺の告白をアドリブ…だと、最後のセリフには何の意味もないと淡々と語るキョーコの言葉にショックが隠せなかった……何も感じなかったっていうのか?
なんでわかんねーんだよ?そんなはずないだろう?
つか、なんでソイツに言い訳なんかしてんだよ…まるで…
―――――――――――嘘だろ?…嘘だよな…嘘だって言ってくれよ!!
「…ダメ…アイツに…俺以外にあんなこと言わないでくれる?…」
「…え/// でも、あれはお芝居で…」
「芝居でもヤダ…妬いた」
「妬いた…///…って何言ってるんですか~~~っっ こんなところで」
照れて真っ赤になるキョーコをみて…ここがどこかなんて考えてる余裕なんかなかった。
「どういうことなんだよ!やっぱり、お前ら―――――…」
俺じゃない男を選んだキョーコへの怒り?
俺から…キョーコを奪ったアイツへの怒り…?
一番大事なもんを守れなかった自分への怒りだったのか…とにかく怒りを抑えられなくて…気がついたら、キョーコ達に向かってそう叫んでた。
俺の声に周囲がどよめき立つ…キョーコに問いただそうと伸ばした腕をアイツに捻りあげられた。
「…彼女には触れさせない…もう出番は終わっただろう?」
続く
☆ a guardian angel ~守護天使~みー様より
『 NUDY 』 ~ 君の素肌に触れるのは ~ 4-4
「それじゃ、京子…15分の休憩を挟んで、今度は敦賀君とな」
「…は、ハイッ」
その声に我に返ったスタッフ達が準備に走る…女性スタッフからガウンを渡されたキョーコもセットを降りてきた。そんな彼女に近づいて…そっと声をかけた。
「お疲れ様…」
そう言ってドリンクを手渡すと彼女が礼を云う。
「…ありがとうございます…」
「さっき…」
なんで…アイツに大好きだなんて云ったんだ?
「…はい?」
「アイツに告白されてただろう…?」
カマをかけると…案の定、彼女がうろたえ始めた。
「…なっ?!…聞こえてたんですか?」
敦賀さんって地獄耳?!…あんな小さな声まで…ってもしかしてマイクに拾われてた?…って呟く彼女に…最後のセリフの真意が気になった。
「やっぱり、されたんだ……もしかして、最後の…は」
アイツのことが…忘れられない?俺よりもアイツの方が―――――――?
一気に不安が押し寄せる…付き合い始めても消せずにいた不安が…
「あ、あれは仕返しです!
ショータローがあんなアドリブ入れてくるなんて思ってなくて…
私もまだまだですね…あんなセリフで動揺しちゃうなんて…
だから、アドリブにはアドリブで…と思ったんですけど…ダメでした?」
少し悔しそうに語る彼女にほっとしながらも…隠しきれない苛立ち。
彼女を怖がらせたくないから…そんな怒りをため息で押し殺して…云った。
「…ダメ…アイツに…俺以外にあんなこと言わないでくれる?…」
情けないけど…すごくショックだったんだ。
「…え/// でも、あれはお芝居で…」
「芝居でもヤダ…妬いた」
俺だって云われてないのに…アイツに云うなんて…負けてるみたいで悔しかったんだ。
「妬いた…///…って何言ってるんですか~~~っっ こんなところで」
小さな声で抗議する彼女の顔は真っ赤で…さっきよりも赤くて、
それだけで、なんだか安心してしまった俺は…かなり重症かもしれない。
ふと視線を感じて振り返れば…
アイツが苦虫を噛んだような顔で俺たちの会話を聞いていた。
続く
『 NUDY 』 ~ 君の素肌に触れるのは ~ 4-4
「それじゃ、京子…15分の休憩を挟んで、今度は敦賀君とな」
「…は、ハイッ」
その声に我に返ったスタッフ達が準備に走る…女性スタッフからガウンを渡されたキョーコもセットを降りてきた。そんな彼女に近づいて…そっと声をかけた。
「お疲れ様…」
そう言ってドリンクを手渡すと彼女が礼を云う。
「…ありがとうございます…」
「さっき…」
なんで…アイツに大好きだなんて云ったんだ?
「…はい?」
「アイツに告白されてただろう…?」
カマをかけると…案の定、彼女がうろたえ始めた。
「…なっ?!…聞こえてたんですか?」
敦賀さんって地獄耳?!…あんな小さな声まで…ってもしかしてマイクに拾われてた?…って呟く彼女に…最後のセリフの真意が気になった。
「やっぱり、されたんだ……もしかして、最後の…は」
アイツのことが…忘れられない?俺よりもアイツの方が―――――――?
一気に不安が押し寄せる…付き合い始めても消せずにいた不安が…
「あ、あれは仕返しです!
ショータローがあんなアドリブ入れてくるなんて思ってなくて…
私もまだまだですね…あんなセリフで動揺しちゃうなんて…
だから、アドリブにはアドリブで…と思ったんですけど…ダメでした?」
少し悔しそうに語る彼女にほっとしながらも…隠しきれない苛立ち。
彼女を怖がらせたくないから…そんな怒りをため息で押し殺して…云った。
「…ダメ…アイツに…俺以外にあんなこと言わないでくれる?…」
情けないけど…すごくショックだったんだ。
「…え/// でも、あれはお芝居で…」
「芝居でもヤダ…妬いた」
俺だって云われてないのに…アイツに云うなんて…負けてるみたいで悔しかったんだ。
「妬いた…///…って何言ってるんですか~~~っっ こんなところで」
小さな声で抗議する彼女の顔は真っ赤で…さっきよりも赤くて、
それだけで、なんだか安心してしまった俺は…かなり重症かもしれない。
ふと視線を感じて振り返れば…
アイツが苦虫を噛んだような顔で俺たちの会話を聞いていた。
続く