売却の査定する時には必ずその価格の根拠を説明します。
「過去(2・3年以内)の成約事例」と「周辺で現在売り出されている物件」がその根拠。
でも周辺の売り出し中の物件は、最近のメチャクチャな高額査定やチャレンジ価格になっている事が多いので、あまり参考に出来ないのが実情。
売り出されているだけで実際は売れていないので、これから数段階価格を下げていく可能性が高いんですね。
もし査定報告時にこういった実情を説明せずに
「今はこんなに高く売り出されていますので、●●●●万円で売り出してみましょう!」
「相場が上がっているので●●●●万円で売り出して、様子を見ましょう。そこで反応が悪かったら価格を下げていきましょう」
っていうトークが多いんじゃないかと考えています。
こんなトーク、誰でも言える
不動産会社にはその提案価格で売らないといけない責任はないですからね。
不動産のプロという自覚があり、売主様に迷惑かけられないという気持ちがあるなら、こんな提案は出来ない。
という事で「こんな価格で売れるんや」という反応だと不動産会社の思うまま・・・
「この価格は妥当なのか?こんな価格で売りに出しても本当に売れるの?」という目線が必要になってきます。
というかお客様が理解できるように、不動産会社の方が説明しないといけない。
・過去の成約事例
最初の売出し価格と成約まで要した期間、価格変更の経緯
・現在売出し中の周辺物件
その売出し価格は適正か?そのまま売れそうか、それとも価格が下げていきそうか
こういった説明ですね。
売主様も相場や坪単価や相場などをいきなり聞いて「?」になるかと思いますが、「お任せください」ではなく「理解しておいてください」というスタンスが良い営業マンの印。
あさってに配信する会員様向けのメルマガでは、【成約になった物件の経緯や買取再販売された物件の実例紹介&注意点】でも書いてみようと思っています。