住宅営業と不動産営業との違いについて、両方を経験した立場として書いてみます。
結論、根本的に違います。
住宅営業では、商品(自社住宅)の接客。商品を説明して気に入ってもらえる様にアピール。それ以降はフォローしてアポイントが取れれば、現地調査・要望ヒアリング・プラン作成・資金計画・設備仕様プレゼン・見積り提出と、ざっとこんな感じで進んでいきます。
その間に競合他社も入ってくるケースが多いので、ある意味提案合戦。
また初回接客(展示場での接客)時から重要なのは、自分もアピールする事=信頼してもらえる・分かってもらえる、様に接客する事ですね(不動産仲介営業はこの部分が弱い傾向にある。たぶん【物件】をメインに考えていて、自分や接客対応に意識がいっている人が少ない様に感じます)。
不動産営業は厳密には2つに分かれまして、新築マンション販売のような販売営業(厳密には代理がほとんど)と私が現在やっている仲介営業になります。
仲介の場合は、まさに読んで字のごとく【売主様と買主様の間に入る仕事】。
自分(会社)とお客様という形で打合せは進んでいくのですが、別に相手方と商品(物件)があります。
すでにある商品(物件)をキチンと確認して、お客様に確実に説明して理解してもらう。そしてお客様に代わって、相手方に交渉するといった役割になります。今の不動産業界では物件だけが判断する基準になっていますが、本来は「この物件に興味があるが、誰を専門の仲介にしようか」というのが正しい判断基準になります。
大きく書くと
・住宅営業→お客様に依頼頂いて、話をしながら作り上げていく
・不動産営業→物件の説明・販売業
・不動産仲介→間に入って、物件の確認・交渉事などを行う
こんな感じで、土地や建物を扱うのは一緒ですが、仕事のスタンスが全然違うんですね。
今は不動産仲介をメインでやっていますが、建築知識が付いた以外に住宅営業をしていて良かったと思えるのは、お客様が住んで生活するというイメージしながら、話が出来ること。
ゼロから作っていく仕事をしていたので、自分で考えた家が実際どうなのか?という事が気になるんですね。契約だけではなく、引渡し後もリアルにイメージするのは住宅営業の特徴だと思います。
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