大手不動産会社の営業マン(Aさん)との会話で。
当社で売却を依頼されていた物件に、Aさんが買主様をご案内して頂き、無事ご契約となりました。
その後に雑談していた時の内容です。
Aさん: 広告可になっているから、色んな不動産会社から(この物件は)ネットに掲載されていますね。
私: ウチは広告不可にして、売出し情報を止めたりしませんから。
Aさん: でも広告は絞った方がいいでしょ?自社だけで掲載してた方が。
私: いやーそんな事ないでしょ。広告は広くOKした方が良い結果が出るというデータも出てるし。
A社: そうですかね・・・
(なんか噛み合わなかったので)
私: それは売主さんの事を考えて?それとも自社の事?
A社: 自分の会社だけで広告した方が、両方から手数料貰えるでしょ。
*売主・買主の両方から仲介手数料を貰えるという事。業界では両手と言います。
これはAさんを非難している訳ではなく、当たり前のようになっている不動産業界の発想なんです。
商売だから売上(仲介手数料)を多く上げるのはもちろん正論だと思いますが、それは直接サービスや商品を売っている場合かと。私らの仕事って「仲介」なんで、人の所有物を取り扱っている。売却の場合は「より良い条件で売ってくれる」って信頼してもらって、で依頼されているんですね。
で蓋を開けてみたら、売主様の立場になっているのか、それとも自分(会社)の事を優先しているのか、この違いでスタート地点から変わってきます。
大手の不動産会社も売却を依頼されている物件の95%以上は広告不可になっています。
どっちの立場で仕事をしているのかは一目瞭然ですね。
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