いろいろな相談を受けていると

時々「この人には、どうやってこの問題を解決しようか」

という回路がないのだろうか・・・と

頭を抱えてしまうことがある。

 

相談者が

こういう問題があって、こうしたらいいかなと考えて

やってみたけど、うまくいかなくて

どういう方法が、他にあるか知りたいです。・・・という感じであれば

こちらも、一緒に考え

前提となる考え方や、対処する方法を探っていくことができる。

 

けれども相談者が

こういうことが問題で、嫌なんです、体調崩してやる気が起きません、

というような筋で話をされると、

あれっ、この人はこの問題を解決するという脳の回路がないのかなと

驚いてしまう。

 

いやいや、きっと解決に向けて何かしているはずだと

あれこれ聞いてみるが

疲れて、イラついてそんなことできないし、時間もないしと

できない理由を、次々と並べて、

「この私のストレスをどうにかしてくれ」と

抱えている問題を投げ出してくる。

 

そうか、やっぱりこの人の脳の回路には

「解決のための回路」がないのかもしれないと思ってしまう。

 

そういう人にはどうしたらいいのだろう。

粘り強くつきあえる人なら、解決回路を少しずつ開拓していけるかもしれない。

 

それには、本人が、解決回路を作ろうと思わないと開拓は進まないが。

 

ハードルをもう少し下げるならば

その人の脳の回路を明確に可視化してあげることだろう。

 

こういうことで悩んでいて

それは、こういう意識や観念があるからで

こういう解決策が挙げられるけど

それをやるのは、なんだか嫌でやりたくなくて

だから、ずっと同じ問題で悩んでいる

 

あなたの頭の中の回路は、こんなふうですね、と

可視化してあげる。

 

それだけ見えることは、大したものかもしれない。

だって、そういう人は、そんな回路は見たくもないし認めたくもないから。

 

でも、そこまで可視化できたら

あとは、その人がどの回路で動きたいか決めるだけだ。

 

頭の中の回路、

伸ばそうと思えば伸びる回路

見ようと思えば見える回路

 

私の回路はどんなふうに伸びているのだろう、

図にしてみると面白いだろう。

 

人は、感情で行動する動物だから

回路を作ったり、伸ばしたりするのも

感情が大きく影響しているのだろうね。