『若冲の花』を拝読しております
好きだねぇといわれそうですが。
相変わらずの伊藤若冲好き。
京都にある信行寺さん(京都国立近代美術館の近く)の本堂の格天井に伊藤若冲の、画家人生を飾る最後の傑作「花卉図天井画」が描かれています
200年間一般公開されてこなかった【幻の天井画】は、合計167の格子面に、牡丹、菊、梅、朝顔、鶏頭、仏桑花、紫陽花、向日葵などが雌しべ、雄しべ、葉脈などを、細部に至るまで精巧に描きだされています。
普段は非公開です。
本物を拝見できないのが非常に残念!!
そんな、『若冲好きで、本物を見たいけど見られなかった、残念がってる人』にはうってつけ!!の本です(←私向きってこと)
昨年、若冲生誕300年を記念して、3日間だけ公開されていたのですが、その時にお寺の住職さんがおっしゃっていたのは、『本当は本堂の扉も開けたくないくらい、公開は避けたいのです。見せたくないとかではなく、光が入ることで劣化が進んでしまうのです』と。
なるほどなー、と思いました。
確かに、写真で見る限りでも劣化が進んでいるようですが、むしろ、200年余り消えずに残っている方が凄いと思います
まぁ、いつかは本物を拝見したいところですが、今はこの本で大満足なのです