年配生徒さんから3年前に頂いた葉書きに、
自作のお雛様の絵と一緒に描いてあった言葉です。
「立ったり、座ったりお雛様、7日も経てばごろ寝したいと!」
やさしい心の持ち主ならではの言葉ですよね〜♡
お雛様を見ていても、私はこんな素晴らしい言葉を想うことが
ありませんでした。
葉書をくれた年配生徒さんは、この2年間コロナ禍のため、
今も再開出来ていない新宿区のNPOセンターの「居場所事業、街中サロン」に
月2回足繁く通ってくださった男性でした。
悲しいことに再構・再会できないままに他界されました。
元々油彩や水彩を描かれていた方で自作の絵を写真にして、
他界されるまで、季節ごとのポストカードを送ってくださっていました。
桃の節句が来るたびににいつもこの言葉は私の年配生徒さんの思い出と共に、
忘れられない言葉になりました。
年配さんだからこそ、想う言葉かもしれませんが、
お雛様を代弁するかのように、切実な思いが込められていますよね。
「ごろ寝!」が、
一瞬うけて笑えますが、後から心に沁みる言葉です♡。
今月のデイサービスさんの提供作品のテーマは
「仲良し、福良か!(ふくよか)
まんまるお雛様♡」
デイサービスさんでも、この言葉をお伝えすると、
一瞬みんなやっぱり「クスッ」と笑ってましたが、
でも後から、「そうだわ〜、お雛様だって疲れるよね〜」と感心されていました。
〜〜
さて、さて、高齢者施設や障がい者施設ではなかなか提供しにくいテーマの一つ。
黒髪とパーツが多いので、難しくなるお雛様!
かなり時間かけて簡単・時短化。
桃の花は別として、たった2回の塗りで仕上がるお雛様です。
後は市販のキラキラグリットシール(♡)を使うことに気づき、尺はマスキングテープを縦にカットカット。
扇も幅広マステをカットしてみたのですが、気が遠くなるのでやめました、笑。
グリットが効いてなかなか華やかになりました。
見本試作は、いきなり大中小の○をどんどん組み合わせていたら、
こんな感じに。
桃の花も○の組み合わせです。
あとは施設の皆様に描きやすいように工夫が勝負。
「お顔が命」のお雛様。
黒を扱う黒髪でお顔が顔黒にならない方法です。
高齢者様にはテンプレートの組み合わせが1番苦手。
「次はこう組み合わせて〜」っが罷り通りません。
元々○だけで表現した施設用提供作品は結構得意!
過去の提供作品
ハンドフリーで描くパステルシャインアートの代表「円のテーマ」とは
ほど遠いですけどね😅。
◯はやっぱりどこか安心感とやさしい気持ちになります。
月後半に続くデイサービスさんの作品です。
最近、どちらも予定人数より思いのほか少なめなので楽ちんです。
ご用意したセットは50組。
準備時間を考えるとトホホですが、
完成作品を見れば疲れは吹っ飛びます。
「あっという間に描けて、簡単だったでしょ?」
毎回聞きますが、毎回出る言葉は「難しかった!」ガクッ。
まぁ〜、いつものことです。
「でも楽しかった〜、ありがとう」ニコニコ。
完成作品を眺めてご満足そうに「嬉しい、これ私玄関に飾るわ〜!」
と大きな声が聞こえてきます。
「また可愛くしちゃってごめんなさい」と言うと、
「可愛い方がいいわよ!可愛いのが1番」
だって、ふふっ。
「簡単だったぁ〜」は、いつもらえるかなぁ〜(目標)
お雛様はお見本をお見せしただけで歓声が上がっていましたね。
いくつになっても、お雛様はお雛様、大人気です😊。
今月もご満足いただけたようで幸せ〜〜〜\( ˆoˆ )/
後わずかで2月ももう終わり、明日からは3月ですね。
3日足りないでけでも、とても短く感じました。
今日は気温が高めでしたね。
「春の音」(鳥の囀り)が聴けるのもいよいよかしらん!
ありがとうございました。