エロスは嘘に対する見破りである。それによって禁止の抽象度が高まってゆく。

リベラルな社会の被洗脳者の体感(認識)とは、バラエティー豊かな職(嘘)の中で、責任(見破り)に仕える事で、異性の服(嘘)を剥ぎ取って裸(見破り)を確認し、少量の全体性(連続性)を回復し、家族を自分に都合の良いコミュニティ(嘘)になって欲しいという事を、節度的な制約(結婚制度)によって、度々家族に対する責任(見破り)に努め、全体性を回復したりを繰り返す、このような下位エロティシズムが更に分散化された残り香レベルの体感の中で、映画や人間関係によって、下位エロティシズム(恋愛)をなかなかの体感上位に置きながら、下位エロティシズム内で別に区切って個人的な精進を恋愛と同ラインの抽象性に置いているが、禁止(折れない、裏切らない、辞めない)を高めると、家族、友人の形態が先行する中位エロティシズム(非行為的精進、自然性と導通し、仕合わせられている段階)に入り、生理的(モノ的)な作用を残しながら下位エロティシズムは消滅する。男性も女性も排泄を残して下位エロティシズムは消え、職業(嘘)に対する責任(見破り)の認識は経済諸活動、人間諸関係の責任(見破り)に仕合せられ、服(嘘)に対する裸(見破り)は、バラバラな様子に対する節度(見破り)に仕合せられ、中位エロティシズムと言えるような体感が成就して来るが、ここから上位エロティシズムのような体感が成就する為には、より高い禁止が必要になり、それは必ず国体と一致しなければ、成就出来ない。一歩外の社会を歩けば、アベコベが干渉して来るようでは、中位エロティシズムの脱却は不可能であるから、内閣が最も高い禁止(天皇)を設置して外の社会のアベコベが整理されて国体(共同体意識)が回復しないなら、宗教のコミュニティに入ろうかと検討するけども、そもそも個人主義者が具体的な神に祈って商売繁盛を祈願している地域毎に分かれた小社会である訳だから、陰キャラのかっこいいオフィス、ハイブランドを信仰してる小社会と同様である。
一人ぼっちの段階で、キリスト教の神を信仰対象に努力してみたが、それでは一歩外を歩くと中間(労働)が仕合せられない。山に籠るしかないけどそれではご飯が食べれない(モノの作用が仕合わない。)このように1人ぼっちで、キリスト教の神を信じても、労働、経済活動のコミュニティと仕合せられずに区切られる。信仰と社会が日常で隔絶される。抽象性とモノの生産諸関係の折り合いがつかなくなる。自分の形態の抽象度が日本人である事、周りの物が日本である事が無視される。外国から途中に盛り付けされた形態の伝統文化では、下位エロティシズムの時点では、ロジックの理解として対応されるが、抽象的な体感が伴ったある程度高い禁止の位置からのエロティシズムにおいては、実際の時間の伝統文化がスッポリ抜けて社会と適応しない。政治形態が国家を形成しないのであれば、自分の株式会社はその分裂構造を無視して団体性に向かわなければ仕合せようがない。旗(禁止のmax)がないと人々に神(語源は自然性の折り合いの意、文化の生産主体の意)は復活しない。

宗教の正しい形態を壊す時に約束された事、敗戦直後の1947年、GHQ占領下で施行された事は、それぞれの信仰を認めて自由になりましょうという事になっているが、信仰の自由と政教分離が信仰を壊すという事になると確信していいる、笑ってしまうレベルの嘘(禁止の放棄)である。
うわづった暴力が、戻る暴力と激突(ここが共産主義の言う解放区)し、うわづった暴力が勝った。占領後、すぐ憲法の改正。禁止のMax(抽象性のmax)は剥ぎ取られ国民を主権とするとし、信仰の自由と政教分離によって個人主義者を量産化し全体主義化するスタートアップが整った。
これ以降、私達は自主的に天皇に回帰しなければならない状況を余儀なくされ、天皇への回帰も、その意図的な信仰の自由の中で同時に保証されているが、リベラルな社会的傾向においてはその行先はこれすらも必ず弾圧される。
弾圧のされ方はソビエトの例のように理想的共産主義に基づく社会主義思想か、アメリカで1800年頃に作られたバージニア信教自由法、1998年の国際信教の自由法のような思考的信仰のバラエティーを認める前提に立った外交的(現象欲思考の定着論理)、覇権主義的な風潮による弾圧である。(正に今そのプロセスに立っている。)

1947年の施行から約80年、自分の年齢から見て、親子3代だけ非常に強い洗脳教育を受けている。
敗戦国の植民地化目的の憲法が50年以上続く事は世界史的に非常に珍しく、恐らく割と近い将来にはすぐに戻るだろうが、80年間の親子3代と多分あと1、2世代くらいは、洗脳され易い経験の人達から順に、自己から事物に関係付けを続ける生活を政治によって後押しされるだろう。

自分の世代では大戦でも起こらない限り戻らないと思うから、周囲の猥褻さに嘆かず自分達で禁止位置を高めた団体性を作るしかない。