【※以下は23歳くらいの頃に書いた記事の転載です。一部から消さないで欲しいと声が上がっているので、そのまま掲載します。】


今日は僕の過去の話をします。

19才の時、大阪の堺筋本町に住んでいました。

堺筋本町の交差点にある牛丼屋の前をお腹を減らしながら、毎日同じ服を来て通り過ぎます。
自転車はパクられたから乗っていません。新しく買うお金がないから。

料金滞納で停止した携帯を復活させれば着信に何件も家賃の保証会社や金を借りた友達から連絡が来ています。

負債の原因はお客さんが未納した分の料金の回収が出来なかった為です。
その日1日を生きる為、当時の職場のオーナーから毎日1000円ずつ前借りをしていました。タバコが当時350円程だったので飯代は1日650円、64キロから8キロ落ちて56キロ(174センチ)、ガリガリの不健康体です。








(手がおかしいですよね、ちなみに栄養失調になると関節痛やばいです)


1日1000円の前借りでは足らないので、月末の家賃と携帯の支払いの度に友達から沢山金を借りました。腹減り過ぎて実家に忍び込んで、親の銀行口座から勝手にお金引き出したら案の定バレて鍵を没収されて実家に戻れなくなりました。(今年9年ぶりに実家に入りました。)

腹をすかしながら牛丼屋を前を通りすぎて、自分の家に着くと、ドアにいつも手紙が挟まっています。家賃の保証会社の人からの書き置きです。

ろくな事書いてないので、無視してドアを開けると犬が一匹出迎えてくれます。と同時に強烈な悪臭に襲われます。
どうにか家賃を割り勘にしようと思って、一緒にルームシェアしていた女の子が連れて来た犬です。その女の子は犬を置いて出ていってしまいました。犬が糞をして、それを踏んだ足で部屋中歩き回るので部屋中が糞だらけ。

金と目標がないときって掃除の活力すら奪われます。もう何にもしたくないって。

ただ活力と金がなくても性欲はあるので、ナンパした女の子とご飯に行きます。

人から借りた金の返済を遅らせて、安い居酒屋に女を連れて行きますが、その後家には誘えません。掃除していない犬の糞だらけで臭いから。

そういう時は風俗店で働いている自分よりも年下の女の子に居酒屋の近くまで1万円を持ってきてもらってその金でラブホに行きます。ちなみにその子に風俗勤務を勧めたのも僕です。後にその子の親から電話が掛かってきて派手に揉めました。本来揉めてるのはおかしい。自分が100%悪い事だから。

人が稼いだ金を借りて女とセックスをした後のピロートークはもっぱら自分の話。「俺は将来金持ちになる」です。寒すぎます。

居酒屋とラブホであり金を全部使いきったら、自分の行動範囲から出来るだけ遠くのコンビニでビビりながらパンを万引きします。おにぎりが食べたいけどレジから近いのでいつも少し遠くのパンコーナーへ行きます。

派遣に登録していたんですが、夜水商売をやっていた事もあって、二日酔いですぐブチります。負のループです、ちなみに勤務中に嫌いな先輩の足に板みたいなの落としてクビになった事あります、金が地獄的にないのに治療費とられたのは辛かったです。

家が糞臭くなり過ぎて来た頃、餌をあげる時以外は帰らない事にしました。家にあったバスタオルを枕にして冬以外は大阪の扇町公園で寝泊まりします。犬には少し値段の安いキャットフードを食べさせて、風呂は銭湯です。3日に1度ネットカフェのナイトパック分の金が貯まるので、ネットカフェに行って飲み放題のジュースをあほみたいに飲んで、下痢をします。便所を下痢で汚したら、ようやくお楽しみの時間、映画鑑賞です。
借金返せしか連絡が入らない携帯を置いて、ひたすら無料配信の映画を観ます。

金を稼ぐ系の映画ばっかり見ていました。
フェイスブックが出来る迄の物語を映画化した「ソーシャルネットワーク」にハマってネットカフェを使う度に見まくりました。ネットカフェで配信期間が終わったらレンタルDVD屋さんでまた借りて、エンドレスで何回も繰り返し見ます。

劇中に登場する若くてカッコいいキザな金持ちはアメリカ、カリフォルニア州、パロアルトという町で活動していますが、家を持たずに女性の家を転々として暮らしています。オーナー業(投資家)をしていて、自分が筆頭株主の会社の代表取締役をレストランで啓発しているシーンでも隣にトップモデルを座らせています。彼が所有する会社の代表取締役を啓発している最中に横に座ってるビクトリアシークレットのモデルが彼に言います。「パロアルトのホームレスロックスターね!」

いつか会社を作ったら名前をパロアルトかホームレスロックスターにしようって思いました笑、パソコンの電源を切ってとりあえず借金の返済についてまた考え初めます。

家も食も女も満足していない自分は終わっている。人のお金も返せない。

19才という事で自分に言い訳をする事も出来ましたが、自分の不甲斐なさに耐えられませんでした。何より人に迷惑が掛かりまくってます。


もう捕まっても良いから稼ごう。

本気で自分の思いつく出来る限りの事をしよう。

そう強く思っていたこの時期に「知識」の重要性を知ります。

当時の貧乏友達と僕が唯一違っていた所は、金の掛からない遊びに本屋の立ち読みを選んでいた事です。

本による「知識」によってお金が稼げるという事を初めて実感するのです。

人はみんな恒常性維持機能(ホメオスタシス)というのが備わっているという事。

この知識は自分が営業職で金を大きく稼ぐ事が出来た直接的な理由です。「知識」でお金が稼げるというのは本当に実感がないと理解出来ないものです。

極めて大切な事です。

簡単に結論から言ってしまえば、元々備わっている恒常性維持機能の働き掛けのせいで「金を稼ぎたい」と思っていれば思っているほど、人間は稼げないようにプログラムされているという事です。

恒常を維持するという意味について、僕達人間は高熱を出して体温が一時的に38℃になってもいずれ36℃の平熱に戻ります。女性の生理周期が一定なのにもこの事が言えます。生命維持に最も必要な恒常性を維持する機能です。人間みんなに備わっています。

自分の脳が「現状維持」をするように元々プログラムしている訳なので、脳が自分にとって「普通」だと思う事そのものの認識を意識して書き換えれなければ、どれだけ金を稼ぎたいと願っても、クリエイティブに現状を維持するように人間はプログラムされているという事です。

自分が「金を稼ぎたい」と思っている状態というのは、「金が足りていない状態」を表しています。「金を稼ぎたい」と思っている日常というのは「金を持っていない自分」が自己認識になってしまっているということを裏付けています。

ようするに、お金を持っていない自分の事を脳は「普通」だと認識している状態なので、今月たまたまお金を大きく稼いだとしても翌月にはクリエイティブに元通りになってしまいます。今迄の自分を変えれる、まさにそのタイミングで体調が悪くなったり、突然お金稼ぎに関係のない予定を入れてしまったり、新しいやりたい事、目標が出来てしまったりといった具合にです。「体温を自動的に戻す」や「生理周期を一定のものにする」のと同様にそれはそれはとてもクリエイティブに自分の脳が金稼ぎにブレーキをかけて、自分の認識通りの自分にクリエイティブに戻して来ます。

自分が金を稼ぐのに必要なするべき事があるにも関わらず「モチベーションの低下」を理由に管理が出来ていない場合は人間の恒常性維持が機能して「脳が体にだるさやモチベーションの低下を指令して現状を維持しようとしてる」としている事に気づかなくてはなりません。

僕の営業時代もこの知識が備わっていない内は月間10件の契約を取れたら翌月は5件というように「自分が心の奥底で普通と思っている成績」に自然となっていました。

今までの自分の経験から確かに自分が経済的に成長出来る可能性がある瞬間の度に新しい遊びを覚えたり、仕事以外の新しい目標が出来てしまったりして、結果金稼ぎが中途半端になる。これを繰り返して何者にもなれずにいました。体温や生理周期を一定にするレベルのクリエイティブさで脳が元通りに戻して来るので、自分が本当に心の底から金を稼げる人間だと思っていない限り、恒常性維持によって別の事を考えてしまうものです。

これらの実体験から僕は恒常性維持がお金稼ぎにとても邪魔になると確信を持ち始め、自分が「金を稼ぎたい」と思うのではなく「俺が金を稼いでいない事がおかしい」という心の底から思う特訓をしました。友人や家族、先輩の前でそのように立ち振舞い続けたのです。

自分で自分を洗脳して、徐々に人格を変えました。そもそも人の細胞というものは何年かで全部入れ替わる訳です。入れ替わってもそれぞれの細胞の役割の持ち方を同じに脳が設定するからいつまでも経っても代わり映えしない人生になってしまっているだけのはずです。

フリをし続けるというのは本当に精神的に参ってしまうものですがやり続けました。今でも自分が劣等感を感じる事に対しても「出来ない事がおかしい」と激情するように努めています。
これらは「アファメーション」という手法です。

19才の時、TEDっていう科学者がスピーチする番組があるんですが、それに出てきたエイミーカディという学者がアファメーションによるボディランゲージ(しぐさ)の重要性についてスピーチをしているのを見て、出来ない事が多かった僕は心打たれてよく泣いていました。笑
↑この動画の内容が今日のブログのタイトルになっています。

目的から逆算して思い通りにいかない時に萎えるのではなく、キレて問題から目を離さないというのは、何か目標を達成する時に起こるいつも通りの良い流れです。

今まで通り、テレビ見ずにYouTubeを見ずに、イヤホンで音楽を聞かずに自分で車を運転せずに、自己認識を上げながらとにかく「目の前のやるべき事に集中して取り組む」が出来ていたら必ず成功します。





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