今さらなのですが、去年の夏に家族で行った旅行の内、スイスでのことを書いておこうと思います。せっかくの思い出を記録しておきたい、という思いもありますが、自分がこの旅行を計画した際、思ったより情報が少なくて困ったというのもあったので、少しでも同じような旅行を考えている人の参考になればと思い書き残しておこうと思います(既にシーズンに入ってしまったので遅いかもしれませんが…)
スイスは、以前から一度は行ってみたい国のひとつであり、この旅行を考えた時、絶対に外すことのできない目的地でした。ところが、スイスの観光地のホテルはただでさえ高額なのに加え、昨今の円安+直前に計画を立てたこともあり、家族3人で長期間旅行するには金銭的にかなり厳しいものがありました。
でも、せっかく行くのならいろいろ見て回りたい。じゃあ、テントで泊まればいいんじゃないか、ということで、8泊の内7泊をテント泊にし、スイス国内4か所(テント泊は3か所)を旅してきました。私自身、テントを背負って山に行ったり旅行したりというのは慣れているので全く抵抗はありませんでしたが、子どもたちは全くの未経験。若干不安はあったものの、結果的にはいい経験をさせてやれたと思います(そして金銭面でもずいぶん安く済みました)。
ベルン(7/27~7/29)
最初に行ったのは首都ベルンです。さすがにベルンでテント泊は無理かなと、ホテル泊も覚悟していたのですが、探したらありました。街の観光に使えそうなキャンプ場が2か所。
市内へのアクセスのよい方は既に予約が埋まっていたため、Camping TCS Bern-Eymatt というところをWebで予約して行きました。バンガローやキャンピングカー用のサイトだけでなく、テント用のサイトもあり、3人が宿泊可能なBig tent pitchは2泊で約22,000円でした(当時の金額・レートです。詳細はWebページでご確認ください)。
朝8時半にベルギーのブリュッセルから鉄道で出発。もったいないけどドイツは完全に素通りして、夕方16時過ぎにベルン(Bern, Hauptbahnhof)に到着しました。タクシーの乗り方がいまいちよく分からなかったため、駅からキャンプ場まではバスで移動。今の時代、スマホがあれば、バスの番号もすぐに分かるし、地図で現在地を見ていれば降りる場所も迷わないので本当に便利ですね。
最寄りのバス停からキャンプ場までは歩いて5~6分なので、徒歩旅行者でも大きな不便は感じませんでした。ただ、最寄りのスーパーまでは歩いて20分弱かかるため、自炊する場合は街で食材を調達しておいた方が無難かと思います。
キャンプ場の立地は、川沿いの森の中にあり、絶景とは無縁ですが、街の中心からバスで15分とは思えない、とても静かで落ち着いた雰囲気のところでした。
こちらがキャンプ場入口
キャンプ場の横を流れるアーレ川。流れが非常に早く、水温が低かったですが、泳いでる猛者もいました。
テントサイトの様子。ほとんどの人は車で来ていました。自転車の人も若干居ましたが、徒歩旅行者は自分たちだけだったような…
我々が行った時は、入口には満員という看板が出ていましたが、キャンプ場内で人が多すぎて不快に思うことは特にありませんでした。上の写真のように、適度なスペースは空いているし、トイレやシャワーも十分な数があり、それほど待ち時間があった記憶もありません。快適に利用できる程度に人数を制限しているのかもしれません。
その他の施設としては、管理棟みたいなところにレストランがありましたが、利用しなかったのでメニューや値段については分かりません。売店については、一般的なキャンプ場にあるものは大抵揃っていますが、自炊をするなら食材は持って行った方が無難でしょう(ビールやワインは、冷えたのがよければここで買ってもいいと思います。若干高いけど)。もし詳細を知りたい場合はGoogleMap上にたくさん写真が掲載されているので、そちらも参考にされた方がよいかと思います。
あと、スマホなどの充電については、テントサイト内にも電源があるのですが、利用するには専用のアダプター?(コネクター?。たぶんキャンピングカーなどで使うやつだと思います)が必要になります。管理棟でデポジットを払えば借りることはできますが、電源が高いところにあるのにケーブルがついてないので非常に使いにくいです。なので、延長コードか長いUSB充電ケーブルがあるといいかもしれません。
最後に、キャンプ場での食事の様子です。
ケチ臭い話ですが、今回は滞在費日数を伸ばすため、自炊を多用してかなり食費を削りました。でも、その国のスーパーでいろいろ物色しながら自炊するのって、それはそれで楽しい面もあるのかなと思います。
以上がベルンでのキャンプです。
続いて、次のキャンプ場へ... と進みたいですが... 時間がかかるので改めて書きたいと思います。
とはいえ、次に書けるのがいつになるか分からないため、先に利用したキャンプ場のみ紹介しておきます。両方とも、申し分のないキャンプ場で、同じような旅を考えている方にはお勧めです。
2.グリンデルワルト
3.ツェルマット