山梨唯一のプレイバック・シアターカンパニーぶどうの樹代表のみかっちぃです。

この間、久々にプレイバック・シアターでテラー(語り手)をしました。
いつもコンダクター(進行役)をしているので、語るのは数年ぶりです。

プレイバック・シアターとは、対話と分かち合いのための即興劇です。
その場の誰かに日常の出来事を語ってもらい、みんなで劇にして分かち合います。
劇をすることが目的ではなく、分かち合うことが目的なので、その場は深い共感と分かち合いによるつながりが生まれます。

この間は、私が日常の出来事を語り、みんなに演じてもらいました。
なぜだかは分かりませんが、娘と同じ5歳の時の自分が思い出され、みんなに演じてもらい、分かち合いました。

演じ終え、みんなで感想を話してる時、ある事に気づきました。
私が語ったのは、5歳の時の自分だけど、その根底にあったのは、今まさに私が抱えてる問題そのものでした。

プレイバック・シアターのいい所は、本人がその問題を抱えきれるようになるまで、向き合えるようになるまで、本人のペースを尊重して、待ってくれることです。
本人にその気がないのに、今自分が抱えてる問題に対して、メスをいれることは決してありません。
自分自身で解決出来るようになるまで、自分で答えを見つけるまで、または向き合えるようになるまで待っててくれるのです。

なので、プレイバック・シアターで語ったからと言って、すっきりとその問題が解決する訳ではありません。
でも、今の本人の状況や状態に合わせた問題への向き合い方を、本人の内側から気づかせてくれます。

その問題に一緒に寄り添ってくれる。
そんな感じです。

だから、時間はかかります。
でも、例え時間はかかったとしても、誰かに言われたのではなく、自分の内側から見つけ出した答えは本物で、揺らぎがありません。
そしてそれは、本当に自分や周りを変えていく力の源となり、そこから実際の行動にうつす力が沸き起こってくるものです。

私も自分のこの問題が、まだ昇華出来ていませんが、プレイバック・シアターで語ったことで、あぁ私はこんなことを思っていたんだな〜と気付くことが出来ました。
そして、みんなに分かち合ってもらった今の私が思うことは、『今の目の前の1分1分を大切に過ごすこと』です。
なんだか今の私に一番大切なメッセージを貰えた気がします。

だからと言って問題は解決しませんが、この問題と向き合っていける気が今はしています。
プレイバック・シアターって、やっぱりいいな(*^^*)

ぜひ一度プレイバック・シアターを体験してみて下さいね☆
次回は11月頃開催予定です。