山梨唯一のプレイバック・シアターカンパニーぶどうの樹代表のみかっちぃです。

HSC(Highly Sensitive Child)、ひといちばい敏感な子って、知っていますか?


感受性が豊かで、些細なことに気づき、共感力に優れています。
その反面、深く処理して考えるので疲れやすかったり、ちょっとしたことに驚いたり、傷つきやすかったりします。

そんなひといちばい敏感な子のことを、HSCといいます。
アメリカの心理学者、エレイン・N・アーロン博士が提唱した概念です。

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HSCは、最近増えたということではなく、昔から5人に1人の割合で存在しているそうです。
国や性別、生活環境に関わらず5人に1人の割合でいるそうです。

HSCは、大人になるとHSP(Highly Sensitive Person)になります。
敏感さは大人になったら消えてしまうというものではありません。
でも、大人になるにつれ、自分の敏感さとうまく付き合えるようになるということはあると思います。

動物にも人と同じ割合で存在していて、その敏感な個体がいち早く危険を察知し、種を守るという役目を果たしているそうです。
敏感な個体、果敢に挑戦する個体、いろんな個体がいるからこそ、種が存続しているのだと思います。

自閉症の感覚過敏とは、別と考えるそうです。
まだまだHSCの認知度が低く、またHSCは発達障害ではなく傾向なので、治療対象にならないことから、自閉症スペクトラムやアスペルガー症候群と診断されることもあるそうです。
自閉症と違うところは、空気を読みすぎてしまうところだと思います。

娘はHSCです。
私は障害者施設で働いていた経験があったので、娘を育てる中で最初、発達障害だと思ったのですが、どうも発達障害の特徴と合致しないのです…
空気が読めないのではなくて、空気をよく読み、大人顔負けのTPOの使い分けを2歳の娘がしているのです。
また、些細なことでかんしゃくを起こし、どうでもいいようなことにこだわり、妥協するという選択肢がまったく存在しませんでした。

HSCという概念にたどり着いた時は、あ〜そういうとかぁ…!と、とても腑に落ちたのを覚えています。
育て方が悪かったのではないのだと、救われた気がしました。

ひといちばい敏感なので、なかなか寝なくてとても苦労しました。
けれど、娘の持つ独特の感性には感心しきりで、将来大物になる!と親バカながら勝手に思っています(笑)

そんな娘が、これから先どんな風に育っていくのか、とても楽しみにしています。
そして、HSCであることを、自分の強みとして、どう活かして生きていくのか、見守っていきたいと思っています。