山梨唯一のプレイバック・シアターカンパニーぶどうの樹代表のみかっちぃです。

幼い子どもが虐待死したと報道されると、胸が痛むと同時に、自分も虐待していたかもしれないと思い、とても人ごととは思えないことがあります。

私は一度娘を平手で叩いてしまったことがあります。
娘がまだ1歳前後の時だったと思います。
なんで叩いたのかまでは覚えていませんが、きっと何か言うことを聞かなかったので頭にきたのだと思います。
私に叩かれて泣き出す娘を見て我に返り、ごめんね!と謝りながら抱きしめました。
なんてことをしてしまったのだろう…と後悔し、二度と手をあげないことを誓いました。

子どもをコントロールしようとすると、自分とは違う人格を持つ人間なので、うまくいく筈がありません。
どうあっても、力づくで言うことを聞かせようとしてしまいがちです。
けれど…


言うことを聞かせる必要はないんだと思います。
なんか、親の言うことを聞く子に育てることが今の社会の子育ての目標になっているような気がしています。

子育ての目標ってそこではないと思うのです。
子どもは自分でよりよく生きようとする力を持っている生き物です。
なので、親がコントロールする必要はないと思うのです。
親が自分に正直に生きている姿を子どもに見せること、それこそが子育てなのではないかと思うのです。
子どもは親のことを、よーーく見ています!
子どもは親の背中を見て育ちます。
子どもをどう育てるかではなく、親自身がどう生きるかを大事にした方がいいように思います。

私がそう思えるのは、プレイバック・シアターのお陰だと思います。

プレイバック・シアターは対話と分かち合いのための即興劇です。
その場の誰かのストーリーを、みんなで即興で劇にします。
共感するってこういうことなんだ、ということを身をもって体験出来る場です。

親子のストーリーはよく語られます。
親は良くも悪くも子どもに影響を与えます。
けれど、親がどう育てようとも、子どもは自分が育ちたいように育ち、親が悪影響であったとしても、それを自分で乗り越える力があります。
親がいちいち世話を焼いて、あーだこーだ必要以上に介入する必要はないのだと思います。

子どもを信じて任せること。
親ではなく、子どもの人生です。
責任を負うのは、親ではなく、子ども自身です。

何があっても大丈夫。
親が出来ることって、そうやって信じてあげることくらいなのかもしれませんね。

いくつものストーリーを見て、演じて、語って、思うことです。

プレイバック・シアターは他の人の人生を疑似体験出来るので、自分の価値観がとても深まります。
そんなプレイバック・シアターを一度体験してみませんか?
次回は11月頃開催予定です☆
また詳細が決まり次第お知らせします!