私は、障害とはその人自身が障害を持っているのではなくて、その人と環境の間に障害がある。
という考え方が好きです。
環境に障害があって、人に障害がある訳ではないのです。
この世が全てバリアフリーになれば車椅子は障害ではなくなりますもんね。
ヨシタケシンスケさんの「みえるとかみえないとか」って読んだことありますか?
その本の中で、障害者がどう感じているのかという説明が上手いな~と思いました。
地球人が宇宙に行って、目が3つある宇宙人と出会います。
3つ目の目は、後ろが見えるようになっています。
その宇宙人から、地球人は後ろが見えないなんて可愛そう!
うわぁ!歩いてる?!
みんな、避けてあげてーー!
と言われてしまいます。
いや別に目が二つあれば、普通に歩けますけど?みたいに思いますよね。
私達が障害者に対して可愛そう、不便そうと思うのは、エゴなんだと思います。
可愛そうって周りが決めることではないと思うのです。
本人にとって、それが普通の状態で、可愛そうかどうかも本人が決めることで、周りが決めることではないと思うのです。
そういう私も、可愛そうと感じてしまうことはあります。
でも、話し始め、関わりを持てば、そんな思いはあっという間に消えてしまいます。
たぶん日常で関わらないから、差別が生まれてしまうのだと思います。
区別して分けるのではなくて、小さい頃から一緒に過ごして、すぐ隣に自然にいる、そんな状態になれば差別はなくなるんじゃないかな~と思っています。
障害者が支援してあげなければならない可愛そうな存在ではなくて、普通の人間として存在出来る社会を作りたい。
プレイバック・シアターの中では、どんな人であっても等しく平等です。
プレイバック・シアターの場を、日常に広げていくことが、差別のない社会に繋がると思っています。