山梨唯一のプレイバック・シアターカンパニーぶどうの樹代表のみかっちぃです。


少し前、役を辞めることになり、みんなの前で23分くらいの挨拶をしました。

挨拶の後、数人から良かったよと個人的に言ってもらえました。


私は、人前で話すことが苦手で、いざ話すとなると、緊張で頭が真っ白になり、話したかったことを忘れてしまい、伝えたかったことを伝えられずに話し終えてしまう、そんなことがよくありました。


でも、そんな私でも、みんなに良かったよと言ってもらえるよな挨拶が出来るようになったのです。


プレイバック・シアターでは、テラー(語り手)の話の一番大事な部分をハートと呼びます。

テラー(語り手)が一番話したかった核心の部分、気持ちの奥の本当の気持ちの部分のことを、ハートと呼び、プレイバック・シアターの中では何よりも大切にされます。


そのハート、相手の話を聴く時も重要ですが、自分が想いを伝える時もまた、とても重要なのです。


以前の私は、こうやって言おう、ああやって言おうと、文章を一つ一つ頭の中で繰り返しながら、考えていました。

でもそれだと、緊張のあまり記憶が飛んでしまい、言葉が出てこなくてなってしまい、沈黙に耐えられず、よく分からないことを話し始め、結局思い描いていたのとは違うことを話してしまい、話終えてしまう、そんな感じでした。


でも、何を話すか丸暗記する必要は全くなくて、むしろ覚えない方がいいです。

伝えたい想いの中核となるハート、それだけをしっかり意識していた方が、想いを伝えられると思います。

文章をいろいろ考えておくより、何を伝えたいかというハートだけを意識し、その場で自然に出てくる言葉の方がしっくりくる気がします。

そして、もしも万が一言葉に詰まってしまっても、何を伝えたいかのハートがしっかり決まっていれば、言葉は出てきます。


ハートだけ意識していた方が、用意してあった文章より、その場の雰囲気に適した言い回しで、伝えたいことを伝えられると思います。


コンダクター(進行役)をしていると、その場の雰囲気にあった言葉選びがとても大事であることがよく分かります。

その場の空気感に合っている方が、より聴いている人に伝わりやすいからです。


ハートを意識すると、想いが伝わる話し方が出来ると思います。


ハートがなんなのかに興味のある方は、ぜひプレイバック・シアターを体験してみて下さいね☆