一応、なんとなくその日のワークショップは組み立てますが、その場の状況を見て、どんなウォーミングアップを提供するか決めるので、とても流動的です。

その時、思いついたウォーミングアップが一番その場に必要なことの方が多いからです。


とは言っても定番の流れがあります。

自己紹介一歩前マッピング小グループシェアストレッチサウンド&ムーブメント動く彫刻ストーリー小グループシェアクロージングです。


まずは心をほぐし、次に体をほぐした後に、ストーリーに入ります。

自分自身が緊張している時、いつもと違う場所や環境に変化のある時は、自分の中でのオーソドックスな流れをすることの方が多いです。

逆に慣れた場所やお馴染みの参加者であれば、ウォーミングアップを創作したり、いつもと違うことをすることもあります。

また、季節それぞれのウォーミングアップもあったりします。

なので、お馴染みのウォーミングアップはありますが、参加する度に違ったウォーミングアップを楽しむことが出来ると思います。


ワークショップを進めていて、ふいにあっ!このウォーミングアップをやろう!と思うことがあります。

なぜだか分かりませんが、直感的にそう思うのです。

そういう時は、そのウォーミングアップが一番その場に合っているので、参加者のみんなの距離がグッと近づき、場の雰囲気がよくなることが多いです。

コンダクター(進行役)をやり始めた時は、予め決めておいたことをこなすことが多かったですが、やっているうちにこのウォーミングアップをやろう!と思いつくことが多くなってきました。


コンダクターをしている時、気をつけていることは、その場に自分自身の軸をしっかりと持って存在していることです。

まだ、コンダクターをやり始めた頃の私は、シェアの時間を自分の休憩時間のように使っていたことがありました。

コンダクターはその当時の私にとっては、とても緊張するもので、シェアの時間はその緊張の糸を緩めることの出来る時間だったのです。

ですが、コンダクターがその場からいなくなる実際にはその部屋から出て行ってしまった訳ではなく、コンダクターであることを辞めるというか、場を持つ責任を投げ出すという形だったのだと思います。

コンダクターが急にいなくなってしまっては、参加者もシェアに集中出来ないですよね(>_<)

なので、シェアの時間は自分の休憩時間とせず、その場に居ることを意識しています。


その場に居る、その場を持つというのは、ヨガをする時、あぐらをかいて座り、骨盤を整え、そのまま天井に頭を引っ張られているように、ピーンと座りますが、まさにそんな感じの状態でいることです。

その場にしっかりと存在していて、その場で起こることの責任を負える集中力を維持すること、だと私は感じています。


なんとなく、コンダクターの考えていること、その場での居方が分かっていただけたでしょうか?

コンダクターは何も特別な人だけしか、出来ないことではありません。

訓練すれば誰でも出来るようになります☆


山梨でも、コンダクターの育成コースをいつか開催してみたいな~なんて思っています(*^^*)