今日は、プレイバック・シアターに初めて参加する。
知り合いから、共感するってこういうことなんだ~て体験的に分かるからって勧められたけど…人前で演技するとか苦手なんだよねぇ…と、ちょっと不安になりながらも受付を済ませる。
スタッフはみんなフレンドリーで気さくに話しかけてくれる。
雑談をしていたら、始まる時間になった。
少し緊張しながら、席につく。
コンダクター(進行役)も含め、みんなが円になって座っている。
コンダクター(進行役)が、プレイバック・シアターの説明を始めた。
どうやらニューヨークで生まれた手法らしい。
そして、嫌ならパスも可能だそうだ。
ちょっと気持ちが落ち着いた。
無理に演技する必要はなさそうだ。
まずは、自己紹介。
自分の呼ばれたい名前と、今の気持ちを天気に表すと、それから、今日どんな風に過ごしたいかをそれぞれ言うらしい。
みんないろんな名前を言っている。
昔のあだ名だったり、キャラクターの名前だったりいろいろだ。
自分の番になり、小学生の頃に呼ばれてたあだ名を言ってみた。
なんで、そう呼ばれたのかとちょっとしたエピソードを話したら、みんながへぇ~と感心してくれた。
ちょっと照れたけど、なんか嬉しかった。
今の気持ちを天気に表すのは難しかった。とりあえず当たり障りのない曇りと言っておいた。
そして、初めてなので緊張していることを伝えて、自分の自己紹介を終えた。
みんなの自己紹介が終わると、円になったまま立ち上がり、一歩前をすると言う。共通点探しらしい。
私は犬を飼っていますと言って一歩前に出る、すると、同じように犬を飼ってる人も一歩前に出るらしい。
自分は、生まれも育ちも山梨です。と言って出たら、以外と2人しかいなかった。少ないらしい。
そんな感じで、いろんなワークをしたり、みんなで感想を話したりと始終和やかなムードで進んでいった。
休憩の後、ストレッチをすることになった。普段体をあまり動かさないので、体がバキバキ鳴った。
その後は、手足を投げたり、お尻まで投げて、なんだか子どもに返ったようなことをした。
次は、一つの動きと一つの音で何かを表現するらしい。
終わったら、みんなで同じ動きをするのだ。
なんか恥ずかしいけど、楽しそうの方がまさってきた。
適当な声を出しながら動いてみた。
すると、みんながそのマネをする。
なんだろこれ、なんか楽しい。
お次は、客席と舞台が作られた。
いよいよ演劇みたいになってきた。
まずは動く彫刻をするらしい。
経験者の人達が見本を見せてくれる。
ある場面のある気持ちを何人かで表現するらしい。
ただ楽しいって気持ちでも、いろんな表現の仕方があるんだな~と感心する。
自分も気持ちを話して演じてもらうことにした。
寝坊して、慌てて家を飛び出したら、豪快に転んでしまい恥ずかしかったことを話した。
なにこれ!
まさにあの時の自分の気持ちだ!
腹を抱えて笑ってしまった。
こんなに笑ったのは久しぶりかも。
そして、ストーリーに入る。
布や楽器の使い方をコンダクター(進行役)が紹介する。
ちょっとした緊張感が場に漂う。
コンダクター(進行役)がアクター(演じる人)を募ると何人かが自主的に出てきた。テラー(語る人)も、自ら手を挙げてテラーの席へ…
コンダクター(進行役)が、テラーの話を聞いていく、夏休みおばあちゃん家に一人で遊びに行ったストーリーだった。
演じられてるストーリーを見てると、自分も夏休み田舎に帰って、遊んだことを思い出し、懐かしく思う。
今年は久しぶりに実家に帰ってみようか、そんな風に思った。
今のストーリーのシェアの時間になり、2~3人のグループになって話をした。
自分の夏休みの田舎の思い出を語った。みんなは、うんうん、と聴いてくれた。
最後はまた円に戻り、みんなに感想を言って終わりになる。
最初は演技をするんだと気負っていたけど、楽しく過ごせたことなどを話した。
最後にコンダクターが、みんなと自分自身に拍手をして終わりましょうと言って、みんなで拍手をして終わりになった。
なんかよく分かんないけど、心がほかほかと暖かい。
楽しい時間を過ごせたと思う。
みんながみんなこんな気持ちになるとは、限りませんが(^^;;
体験した人の感想や、私の経験を元に書いてみました。
もし、機会があれば、一度プレイバック・シアターを体験してみて下さいね☆